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源光(みなもとひかり)物語  作者: 西村 圭
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三十、藤袴

玉鬘の人は、冷泉のもとではたらく意欲を強めていましたが、冷泉の伴侶である六条の人の息子や、かつて冷泉と親しくしていた異父兄のこと、自らにも多くの求婚者がいることなど、あれこれ面白おかしく噂になっていることも聞き、思い悩んでいるようでした。


実母には会えても、他の兄弟姉妹も多いなか、容易に移り住むこともできずにいるようです。


また、私が思いを寄せていることにも、苦悩しているのでしょう。


玉鬘の人と兄弟姉妹ではないと知った夕霧まで、玉鬘の人に憧れているようです。


葵の父君が亡くなり、ともに祖父を亡くした者同士、喪服を意味する藤袴とも呼ばれる蘭の花を差し出したとか。玉鬘の人は、冷静だったようですが。


夕霧なりに、玉鬘の人の今後を案じてくれているようです。冷泉か、妹の蛍か、あるいは髭黒の人か、あるいは、と私も思い悩んでいましたが、やはり冷泉のもとへ行ってもらおうと決心しました。


実母である葵の姉君も、玉鬘の人のことを気にかけているようです。娘の一人の柏木が訪れ、玉鬘の人と話し込んでいきました。


蛍なども、玉鬘の人の身の振り方を聞いて残念に思ったようですが、髭黒の人の思いも格別だったようです。


この髭黒の人は、紫の兄と結婚していましたが、今は別れ、玉鬘の人との結婚を願っていたのでした。

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