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第61話
「カーナビシステムを取り付けました。そこに目的地を表示します」
レイが教えてくれた。
確かに乗り込んだ車の中には、助手席都の真ん中の部分に、見やすいようにわずかにこちらに向いたような形でカーナビ用のディスプレイがある。
車が起動すると同時に、ディスプレイにも電気が通り、これからどこに行くべきなのかを教えてくれていた。
「……ふむ、少し距離があるんだな」
街を探索するというので、車で5分とかの公園か何かを思っていたが、ここから高速道路を少し通って30分かかる、丘の上へと向かえという指示らしい。
「早速出発をしていただければ。ETCは内蔵していますので、そのまま出発で構いません。また、途中で休憩などがしたくなりましたら、遠慮なくしていただければ」
「よし、わかった」
レイの言葉に促され、俺はゆっくりとアクセルを踏み込んだ。




