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第62話
休憩をとる必要性は感じなかった。
それだけしっかりと、運転しやすい道、車、そして気候が整っていたからだ。
走ってきていた道だって、もしも今の俺がここがAIが作り出した仮想空間の中だということを知らなければ、きっと現実だと思ってしまうような出来の良さがある。
「……ここだな」
三兆観光駐車場と書かれたところに俺は車を止める。
20台ぐらいは止めれそうな平たい駐車場だ。
「レイ、さすがに漢字が違うぞ。三兆じゃなくて山頂だろう」
「修正します」
キュンと電子音が聞こえると同時に、駐車場の看板が書き換わっていた。




