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劣等眼の転生魔術  作者: 理屈屋・中折れ青二才
第三章:魔術学園・1年前期編
51/64

魔法使い、研究会を評す

◆◇◆◇◆


 僕は様々なブースに立ち寄り、自分に合った研究会がないか探してみることにしてみたものの、如何せん『趣旨』の合わない研究会ばかりだった


 最初こそ、体力をつけることを目的とした競技系の研究会に興味を持って説明を聞いたものの、聞けば聞くほどに拘束時間の長さや熱量の違いで断りを入れることになった


 体力をつけるのであればいつも通りにトレーニングルームを使って鍛錬をすれば良い、という結論に至った


◆【一方で】


 魔術系の研究会は、どれもこれも既存の物ばかりで答えを知ってしまっている身としては『見守る』べき対象になってしまい興味が湧き辛く、参加もし辛い物だった


 研究会内で切磋琢磨する姿は『盟友』達を思い出せて和むものがあるがこれは『研究会』の趣旨とは違うものだ


◆【隠】


「師匠!どこいったんスか!!」


「さあ!テッド君!アーミーフット研究会に

 入って、共に熱い汗を流そうではないか!」


「何を言う!テッド君は我々

 ハウント研のものだよ!」


「師匠!助けて欲しいッス!割と真面目に!」


 いつかの体育の講義や先の一件によりテッドさんは研究会の、それも競技系で大人気になっていた。筋肉質でガッチリとした体格のテッドさんは勧誘に当たっている学生の立場からすると『上質』に映ることだろう


 実際、学生たちの見る目は間違ってはいない。魔術の性能を『研鑽』と『才能』でカバーし、運動神経に関しても優れている


 ここに来てテッドさんの日頃の鍛錬が身を結んだということだろう。素晴らしいことだ


「師匠!!」


 どの研究会が射止めるか、確保するかを暫く観察する───今のところ、どの研究会もテッドさんを捕まえることができる気配は全くない様子だ

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