魔法使い、会場を移動す
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筆記試験が終わり、次は実技試験が始まる
「うぐっ。流石は天下のアースリア魔術学園ッスね
筆記試験の難易度半端なく高かったッス」
「そうですね」
一般教養も本がなければ惨敗必至な事を考えると難易度はとても高いものなのは確かだ。テッドさんが項垂れ、愚痴を溢すのに相槌を打ちながら待っていると受験生ではない者が入ってきた
「では受験番号1から40番までの方は
私に付いてきてください」
新たな指示役だった
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受験番号241番───アベル
受験番号240番───テッド
「(まだ時間がありそうだ)
テッドさん、体調は如何ですか?」
「問題ないですよ師匠」
次の試験は実践的な魔術の技能を測るものとのことなので準備を怠ることは実践的とは言えない、実力の8割以上を保てる様にしておくべきだ
◆
「師匠!行きますよー!」
少しして、該当番号の範囲が読み上げられたため、試験会場に移動する───通された所は学校の裏手に設けられた巨大な校庭だった
「(源泉が通ってる…面白い作りだ)」
レガリアの試し打ちをするために作られたものなのだろうか、至る所に魔術を当てるための『的』が配置されていた
「では、受験者の皆様
今回の試験は、こちらに用意した
レガリアを使用して行います
各自、眼の色に合った物を
自分の番になったら取って下さい」
指示役が指差す先。試験官の入っているテントの下には机が用意されており、そこにはそれぞれ剣や手甲などの様々の武器の形を模したレガリアが並べられていた
「(あれは銃かな?)」
僕はその中でも一頭珍しいレガリアを見つけた。レガリアの構造式───図面でしか見たことのない"それ"は銃と呼ばれる形状のものだった
「(僕の番になって残ってたら使ってみよう)」
◆
試験官の指示に従って各自、用意されたレガリアを使っていく『眼の色に合った』とはいうがそれでは結果が伴わないのではないか?と考えつつ自分の番になって銃が残っていたので手に取った
「それでは試験の説明をしますね
今回の試験では純粋に受験生の方々の
『魔術の威力』を検査するものになっています」
威力の検査。最もレガリアが不得意とする分野で、最も術者の力量が試される内容だ
『魔力の保持』『魔力の瞬間放出量』を試すのか、もしくはレガリアは改造することも視野に入れられているのかも知れない
確かに実戦で適当な武器が落ちているわけでもない。その場で瞬時に適切な調整を行う。なるほど、理に適っている
「試験のために作った『的』は
絶対に壊れないような頑丈な術式が
織り込まれていますので、みなさん
遠慮せずに最大威力の魔術を打ち込んで下さいね」




