強欲の学校 その2
【"強欲の学校の主" フジタ・マモン・マサタカ】
裏世界の人は元の人間に近しい見た目をしていたが、マサタカは面影こそあるが、狐の化け物の様な見た目で、恐ろしい目と口、冠を被っていた。まるで全てを自分の物にしようとしている様子だった。
勇喜はふと色んなトラウマが蘇り、足が震え、胸が痛くなってきた。
「誰かと思えば雨宮じゃねぇか!?なんでテメェみてぇなカスが俺様の前に立っているんダァ!?!?」
恐ろしい程でかい声量と同時に狐の尻尾で勇喜に攻撃し、尻尾は刃物の様に尖っていた。ティアは当たれば即死だろうと踏んでいる。
「魂術 "反逆の青蓮花"」
勇喜は落ち着いて冷静に能力で対処した。自分には力がある。勝てない相手じゃない。復讐すると誓った、落ち着くんだ。
「俺様の攻撃を光で防いだだと!?なんつー戦い方...チッ!キメェ!キメェ!!命奪わせろォォォォ!!」
マサタカは攻撃の威力と速度を更に上げ、"反逆の青蓮花"じゃ防ぎきれない程になっており、しまいには一本の尻尾が勇喜の腹を貫通した。それを機に体全体が刺され、串刺し状態になってしまった。
勇喜は何も見えない何も感じなかったが、ふと声が聞こえた。
「忘れたか?私の契約内容を.......私の"力"そうそれは驚異的な"再生能力"だ。」
すると、痛みは伴うが勇喜の串刺しになっていた体周りの尻尾が勇喜の体に吸収され蘇った。
「なっ!?何だ!?一体何を...?」
「トカゲの尻尾っは再生するってね♪」
マサタカの尻尾が全て吸収されて、貧乏揺すりを始め、段々イラだっている。
「魂術 "強欲な盗賊"」
マサタカも魂術を発動した。
"強欲な盗賊"の能力は、相手の力を無条件で一つ奪える能力。今の場合、マサタカは勇喜の『反逆の青蓮花』を奪うか、『驚異的な再生能力』を奪うか選択できる。奪われた能力はマサタカの任意、または、マサタカが消滅するかのどちらかで本人に能力が戻る。
マサタカは『反逆の青蓮花』を奪った。『反逆の青蓮花』を奪えば、勇喜に攻撃する手段は無くなり、『驚異的な再生能力』が仇となって死にたくても死ねない苦痛を与えれると踏んだからだ。
「あれ...?技が出ない...!?」
「勇喜!!まずい!!マサタカに『反逆の青蓮花青蓮花』を奪われた!!技が出せねぇ!!」
大ピンチの勇喜!!どうする!!??




