表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/50

第二十五話 禁じられた薬の力

「ふざけているのか? 人を化け物に変えて何が汚れだ、お前のやっている事の方がよっぽど汚いわ」


 すると、ユーリはそれを聞いて怒り交じりの声で反論した。


「下等な貴様らと一緒にしないでくれないかな? これは汚れを取り除くための犠牲に過ぎないんだよ」

「何が犠牲だ! 俺はお前の作り出す世界なんて認めない!」


 ユーリは冷静になり冷めた目で呟いた。


「そうかい、残念だよ、君も今までの奴らみたいに僕にたてつく気なんだね」

「ああ、何度でも言うさ、お前の考えは間違っている」


 すると、ユーリは小さい杖を取り出した。


「なら君には消えてもらわないとね、これならどうだい」


 ユーリは杖を振りかざすと、地面からスライムが大量に現れた。


「うぁ、どうしよう......]


 話からしたらこいつらは元人間、そう聞いた後だと相手にしずらいな。

 俺はその場から逃げ出した。

 とにかく今はこの夢から覚めなくては......

 俺は一応、走りながら頬を抓ってみた。


「いてっ!」


 確かに痛感はあった。

 なのに今も俺は夢の中だ。

 一体どうなっているんだ......


「無駄だよ、ここは僕に管理された空間、今の君は夢の中ではなく現実の世界にいるということだよ」



 振り向くと、後ろから羽の生えたユーリが追いかけてきた。

 は? あいつ羽あったのかよ......じゃなくてユーリの言ったこと。

 確かに俺は、宿のベッドで眠りについたはずだ......

 なのに、なぜ現実世界に?


「僕の力を使えば簡単な話さ、それよりどこに行くのかな?」


 くそう、どこを見ても一面草原。

 これでは隠れようが無い。

 すると、俺は走っていると、見えない壁にぶつかった。


「痛っ、なんだよ」


 俺は前に手を出すと、すると手から冷たい壁の感触があった。

 もしかしたら......

 俺はその壁らしき場所に爆薬を投げた。


 すると大きい音と共に、大きい穴が現れた。


「この草原はグラフィックだったのか」


 俺は後ろから、ユーリやスライムが追って来ているの思い出し、中に入った。


「うわぁ、何だこれは......」


 走りながら辺りを見ると、周りはカプセルだらけだった。

 しかもそのカプセルの中には人が入っていた。

 中には所々が化け物になっているものもあり、とても気味が悪かった。


「あの野郎、一体どれだけ犠牲者を出せば気が済むんだ......」


 俺はそう思いながら走っていると、この施設の地図らしき物を見つけた。


「ここは地下施設だったのか」


 地図を見ると、ここは地下五階のようだ。

 何とかしてここから出ないとな。

 俺は近くを調べると、エレベーターを見つけた。


「なんか今更だが、この施設は明らかにこの世界の物ではないな」


 場所的にも、何処かで出てきそうな場所だしなぁ。

 俺は、エレベーターに乗って地上まで行こうとした。

 しかし、エレベーターは四階で止まった。

 恐らくユーリの奴が電源を落としたのだろう。

 しかし完全にこれでは閉じ込められたな。


「ここから出るにはあれを使うか」


 俺は爆薬を取り出して使おうとした。

 しかし、ここで使うと爆発でこっちも怪我をするかもしれない。


「あっ、そうだあれを使おう」


 俺はスマホを取り出した。

 これを使い、空間に逃げればこっちは被害を受けずに済むはず。


 俺はスマホを使って別の空間に退避した。


「そろそろか」


 俺は元の空間に戻った。

 すると、ドアに穴が開いたが同時に床にも少し穴が開いていた。

 変に踏み間違えるとまずいな。

 俺はジャンプして床が崩れる前に四階通路に出た。


「ふぅ、流石に冷や汗かいたわ」


 俺はそう思いながらその場を離れた。

 にしても少し薬を使いすぎたな......

 後で作っておくかな。

 俺は先に進むと休息室らしき部屋を見つけた。


「はぁ、やっと一息つける」


 部屋を見ていると、何やらファイルが置いてあった。

 俺は中身が気になり、ファイルを開いた。


「これは......」


 それは秘薬の実験データのファイルだった。

 しかも写真も着いていたのでそっちも見ると、尚更気持ち悪くなった。

 その内容は、口から顔が出てきたり、足が腹部から生えていたりしている写真があった。

 本当に秘薬は恐ろしい力を持っているようだ。

 

「しかし、本当に気持ちが悪くなってきたわ......」


 そう思いながら、俺はそこでスマホを使い、別の空間で薬の調合をすることにした。

次回「 施設からの脱出 前編 」


どうも、黒密Ξです。

書き溜めが底をついたのでまた書き溜めしようと思っています。

いつも読んで頂き有難うございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ