0310 女監督ギャルコティアのあらわな胸元
「何さっきからガン見してんのよ? もうアタシに惚れたわけ~? ウケる~」
ビッチかよ!
エルフの顔をしてるくせに中身はビッチとは・・・
パーティー最後のメンバーである女マネージャーがエルフビッチだなんて、まさにイカサマ天使らしい筋書きだぜ。
ビッチとか俺が一番苦手なタイプじゃないかよ。
だが今はとりあえず挨拶だけはしとかんと。
「初めまして。僕が婿入りする荒井戸幾蔵です。今後宜しくお願いします」
「硬いわ~、お婿クンが硬くなるの夜だけでいいでしょ~♪」ニヤニヤ
下ネタぁ!
呆れてものが言えずにいるとエルフビッチは勘違いしたようだ。
「あ~想像した? アタシで妄想して興奮してたでしょ?」
してねーよ!
ていうかそんな事言うから今想像しちまったよ。最高だったわ。
「ティアちゃーん、それどういう意味ぃ?」
遺憾!
ここには合法ロリピュアなレイラちゃんがいたんだった。
このビッチとロリピュアは一緒にいちゃいけない。
混ぜたら危険だ。
「ティアさん、ひとまず部屋に戻って荷物を置いてきてはいかがですか?」
「ふーん、まだレイっちには手を付けてないんだ~」ニヤニヤ
もういいから早く部屋に帰れよ。お願いします!
「じゃあまた後でねぇ」
こうしてビッチ台風はリビングを抜けてドアの向こうへ去っていった。
ふぅ、調子狂うわー。
絵に描いたようなビッチなんて漫画だけの話かと思ってたのに俺の目の前に嫁候補として現れるなんてな。ホントどうしよう?
「お兄ちゃ~ん、どういう意味ぃ?」
ティアが答えてくれなくて少し拗ねてしまったレイラちゃんは構って欲しくて甘えモードに入っていた。
まぁどうせレイラちゃんも俺の嫁にするんだから良いだろう。
「明日、レイラちゃんに教えてあげるよ。でも皆には秘密だからね」
「やったぁ、絶対だよ。楽しみにしてるからね!」
まかせとけって。
たけど、秘密を知ってもティアのようなビッチにならないでくれ。約束だぞ。
夕食時、女冒険者の家の住人が全てダイニングに集合していた。
エマさんの音頭で俺を含めた皆が揃ったことを乾杯したあと、ティアから自己紹介をしてもらうところだ。
ローラが我慢できないので食事をしながらになったが。
「アタシの名前は、ギャルコティアよ」
ギャル子!
ビッチじゃなくてギャル子だったか。
いや、きっとハイブリッド種のギャルビッチだな。
「結婚適齢期ど真ん中の16歳。ピッチピチの食べ頃だからね~♪」
確かに美味そうだけど毒が怖いわ。致死レベルだろこれ。
「パーティではマネージャーをやってるわ。家では魔道具のメンテナンスよ。訊きたいことがあったら言ってね。お婿クンだけにティアちゃんの秘密大公開してアゲル♪」
「お婿様は変態なのでスリーサイズを教えてあげるといいのデス」
あえて否定はしない。
もう周知の事実になってしまった感があるしな。
「女の贅肉値を知りたいなんてお婿クンは本当に変態なんだ~♪」
この異世界では贅肉扱いのようだが俺には世界一贅沢な肉なんだよ。胸と尻は!
「上から90・63・88だよ。どう見事な贅肉でしょ?」ニタ~
エメラルドアイの両眼をを三日月のように曲げて笑うギャル子の肢体は確かに素敵だ。
しかし今はスタイルだけじゃなくキャラ全体を把握しておきたい。
「マネージャーとは具体的に何をしているのですか?」
「クエストやお金の管理、ギルドや顧客との交渉ってところかな。これが結構大変なんだからね~。それから人材の発掘・登用なんてのもやってるわよ。お婿探しはマスターに先を越されちゃったけどね~」
「私もティアちゃんに声をかけてもらってこのパーティーに入ったんだー」
なんと、レイラちゃんを起用したのがティアだったのか!
これはGJと言うしかないな。
ギャルビッチだけど監督として有能なのかもしれん。
「この家の魔道具のメンテナンスというと?」
「照明とか冷蔵庫とかお風呂とか全部よゼ~ンブ。皆の生活をアタシが豊かにしてアゲてるんだからお婿クンもサービスしてよね~♪」ニヤニヤ
そのエルフ顔で厭らしく舌なめずりするのはよせ。
そういうのはお前の部屋で二人きりの時に頼むわ。
「そこまで言うのならトイレを水洗にして欲しいものだわ」
おっとヴィンヴィンさんが横槍を入れてきた。
馴れ馴れしい態度で誘惑するギャル子に嫉妬してるのだったら嬉しいが、この青肌女王様も一筋縄ではいかないキャラだから分からんわ。
「何言ってんのよぉヴィヴィっち。あのボットントイレが良いんじゃないの~♪ お尻の穴からひりだしたモノが下まで落ちていくあの得も言われぬ恥ずかしさ・・・そしてそのブツをスライムという生物が吸収するという背徳感・・・ヴィヴィっちだっていつも興奮してるんでしょ?」ニタ~
「ハァ~、アンタとイクゾーは変態同士でお似合いみたいね」
なんか俺もそんな気がしてきちゃったよ。
だが経験値が高そうだもんなあ。
下手糞とか短小とか早漏とか罵倒されてED(勃起不全)エンドもあるでー。
さて、何とかこのギャルビッチに耐性ができ始めたんで、もう少し突っ込んだことを訊いてみるか。
「ティアさんの胸元を開ける着こなしってこの国では珍しいですよね?」
そうなのだ。オッパイが胸の贅肉扱いで誰もが隠そうとするこの異世界では、地球のように谷間を見せる服など着てる女性はいない。特に未婚の若い女は。
ところが、ティアは白いシャツのボタンを上から3つほど留めずに開けて爆乳の一部をあえて見せつけるスタイルにしていた。
一体何故なのか?
そこがどうしても気になる。
「男除けに決まってるでしょ~♪」
「男除け、ですか?」
メッチャ意外だった。
男をとっかえひっかえしてそうなギャルビッチなのにな。
「ティアちゃんはエルフそっくりの美人だから男の人が寄って来て大変なんだよー」
まぁそうなるか。
この異世界では男たちの理想の女はエルフだもんな。
「そして胸と尻と太ももの贅肉を知ると去っていくのデス」
なるほど。理想の女であるエルフにはそんなものないんもんな。
「そーゆーのウザいからもう最初から贅肉を見せてんの。お婿クンもガッカリしちゃったかな~?」
「いえ、僕は全然平気ですよ」
むしろ大好物だけど、その性癖はまだ言わないでおくのが得策だな。
「エマを嫁にするって言うぐらいだものね」
ツンドラ美少女さんがまた突っ込みを入れてくる。
その声にちょっぴり棘があったのを感じ取れた。
大丈夫だから俺を信じて待っていてくれ。
ヴィンヴィンのことも必ず幸せにするからな。ムフ
「えっ嘘でしょ! よりによってエマさんなの~。こんな頭が三つある行き遅れ年増女を選ぶなんて、お婿クン人生捨ててる? まさか脅されちゃった?」
「失礼だぞティア!エマ様がそんなことをする訳がないだろ」
これまで興味なさそうにしていたピーナが噛み付く。
うーん、この場が荒れるのは勘弁だな。
「そうですよ。僕は純粋にエマさんが好きなだけです」
「あはっ、マジなんだ。超ウケる~。ね、エマさんの贅肉がセーフならアタシの贅肉もセーフなんじゃない?」
「もちろん余裕でセーフです」
嫁候補6人が揃ってハーレムルート攻略は既に始まっている。
皆の前で全員ウェルカムな姿勢を見せても良い頃合いだと判断した。
「救世主キター♪ だけどそんな大口たたいて大丈夫ぅ?アタシもうその気になっちゃったんだけどぉ?」
「はい、明日にでも証明してみせます」
今夜はエマさんを口説くと決めてるからな。
そして明日はギャルビッチだけじゃなくレイラちゃんとピーナも口説く。
それにヴィンヴィンのこともフォローしておかないとな。
「イクゾー様、」おっ、これまでずっと静観していたエマさんが話しかけてきた。
「これでパーティのメンバーが全員揃いましたので、今からワタクシたちの自己アピールを開始させて頂きますわ。ご迷惑かもしれませんが可能な限りお受入れ下さいませ」
「了解しました。たしか虚偽の伝達と最後の一線を越えなければ良いという話でしたよね。あと、僕からもアピールしていいのでしょうか?」
「もちろんですわ。これからイクゾー様は誰の部屋にでも好きな時に訪問して構いませんので積極的に皆の人となりを知って頂ければと思います」
「はい、是非そうさせて頂きますね」
その上でエマさんを選ぶと俺は既に公言したからな。
という訳で、嫁候補6人全員を知り尽くさせてもらうとしよう。
夕食後にリビングでエマさんと恒例のお茶会。
しかし今日は二人きりではなかった。邪魔者がいる。
レイラちゃんとローラは夕食のお片付け、ヴィンヴィンとティアは大浴場。
だが、エマさんに仕える臣下のようなピーナが対面のソファーに座っていた。
でもそんなの関係ねー!
俺はピーナに見せるつけるようにエマさんとイチャコラしまくる。
「くぅ・・・」
ピーナは苦悶の呻き声を出すしかなかった。
ふふふ、悔しかろう。俺を襲撃した報いだ。もっと歯ぎしりするといい。
「あーイクゾー君またエマさんとイチャイチャしてるー」ガチャ
「レイラちゃんもこっちにおいで」
スタイル抜群の巨娘はあっという間に俺の右隣りに飛び込んできた。
相変わらずミニスカートから伸びる小麦色の長い脚が素敵だぜ。
俺はレイラちゃんともイチャイチャを始めた。
「なになに~何かがもう始まっちゃったの~?」
ティアとヴィンヴィンが大浴場から戻ってきたようだ。
「別に何も始まってなどいない!」
ピーナは自分に言い聞かせるように叫んでいる。
「でもエマさん、ヘブン状態で夢の住人になってるみたいだけど~♪」
「くっ・・・」
ピーナよ。エマさんだって恋がしたかっんだ。分かってやりなさい。
というか、お前にも分からせてあげるからな。待ってろよ。
しかしちょっと疲れたな。休憩しよう。
俺は両手を二人から離すと温くなった紅茶を飲み一息ついた。
バスローブ姿のツンドラ美少女とギャルビッチは対面のソファーに座る。
黙っていれば超美形の二人が並んでいると破壊力でかすぎる。
ここは何か別のこと考えて気を逸らさないと・・・よし、これにしよう。
「レイラちゃん、この新聞を読んでみてよ」
テーブルの上に置かれたまだ見たことない新聞をロリピュアに渡した。
「うん、分かった。何か面白い記事を探してみるね」
ホッ、素直なレイラちゃんは本当に有難い存在だわ。この家の癒しだわ。
「それアタシがアトレバテスで買ってきたやつぅ。この記事がウケるよぉ♪」
そう言って新聞のとある記事を指差してみせる。
レイラちゃんはその記事を読むと率直な感想を言った。
「うわぁ、気持ち悪ーい」
すわ、また下着ドロか出たか!
まったく変態行為で乙女を汚す男は許せんなー。
冒険者になった俺が捕まえる可能性もあるから、どんな卑劣感が何をやらかしたのか訊いておこう。
「何があったのかな?」
「男の人が中央公園の噴水の前で全裸になったんだってー」
俺かーい!
「チンポを見せつけられた女の子が熱出して倒れたとか超ウケる~」
仕事のお盆進行とその後のお盆休み帰省で1~2週間更新が滞ると思います。申し訳ありません。




