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「杖持たず」の旧式魔術師 〜機械音痴は手動の魔術で時代を追い抜く〜  作者: 最上 虎々
第四章 鬼の仮面

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プラティエ・ノルンのノート その弍

 喫茶イボルテ


 パルグレフ魔術学院の近くにある喫茶店。


 安くて美味しいお店だが、堅苦しいイメージを持たれそうな外観のせいか、あまりお客さんはいないようだ。


 愉快なマスターが接客をしてくれる。



 マンドラゴラ


 地中に潜む植物の根っこに似た魔物。


 地上に雑草のような葉を出すことで光合成を行うらしい。


 葉を持って引っこ抜くと、鼓膜を破裂させる程の声量で叫ぶため、扱いには注意が必要。



 ジャベリンカジキ


 カジキの特徴的な上顎をさらに伸ばしたような魚。


 数が多く、また尖った上顎にさえ気をつければ安全に捕獲できるらしく、食材としては安価で取引されるらしい。


 歯応えがありながらもパサパサしていない身がとても美味しい。



 吸血鬼ナルカ


 王都に潜む、伝説の吸血鬼。


 無尽蔵の魔力と圧倒的な干渉力で、過去のクルピアちゃんを圧倒した。



 リザードアント


 蟻の口を持つトカゲ人間。


 トカゲ「人間」とはいうものの、知能が低く、動きはかなり単調であるため、顎と尻尾に気をつければ、簡単に狩ることができる。



 グラムオーク


 二足歩行の豚。


 オークの中ではかなり小さい部類に入り、その背丈は人間の五歳児ほど。


 ロースが特に美味しい。



 ゴリラトマト


 ただの肉厚なトマト。


 豪雪地帯に生まれた突然変異したトマト元になっているらしく、それが全国に広まったらしい。


 寒い気温でも育つことができるよう、全体的に組織が分厚く構成されているため、肉厚な食感を楽しむことができる。


 ただし、熱したゴリラトマトにかぶりつくと、中身がなかなか冷めないため、猫舌の人は注意が必要。



 メチヤナス


 魔物避けの効能をもつ、ナスらしいナス。


 人間には気にならないが、嗅覚が敏感な動物や魔物が嫌がる匂いを発するらしい。


 多少クセがある味だが、身は油を吸いやすく、焼いたり揚げたりするとジューシーで非常に美味しい……と、俺は思う。



 準高位魔術師


 魔術界において、一定の実力が保証された魔術師に与えられる権限、及びそれを持つ者を示す言葉。


 最高位魔術師の誰かしらから指示を受けることがあり、またその実在を知ることができるようだ。


 カルドール先生はアリスちゃんの実在を知っていたから、これは真実だと思う。



 高位魔術師


 魔術界において、かなりの実力を保証された魔術師に与えられる権限、及びそれを持つ者を示す言葉。


 最高位魔術師一覧に目を通すことができ、また他人にそれを見せる権限も有している。



 最高位魔術師


 魔術界において、最高の実力を保証された魔術師に与えられる権限、及びそれを持つ者を示す言葉。


 主に、魔術師として破格ともいえる功績を残した者に与えられる資格らしく、一部の例外を除き、魔術界において最高クラスの権限を有しているようだ。


 クルピアちゃんもアリスちゃんも、実はめちゃくちゃ凄い人ということである。

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