表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双鏡の君へー姿を変える幼馴染との恋と、残したい記憶ー  作者: ゆら。


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/97

第六十九話 理由はそんなに大きくない


甘さ爆発敦を胸の奥に無理矢理しまい込んで数日……


琴葉はやっと心が平穏を取り戻せたと感じられるようになってきた。


そんなある日の学校の帰り道。


琴葉は敦と一緒にコンビニに寄った。


敦「今日さ、母さん夜勤なんだよ」


琴葉「ふーん」


敦はパン棚の前で少し悩んで、

菓子パンを二つ取る。


敦「昼はこれでいいかな」


琴葉「毎回それだな」


敦「慣れてるから」


会計を済ませて、外に出る。


琴葉(慣れてる、か)


――夜。


リビングでテレビが流れている。


琴葉はソファに座って、スマホを眺めながら音だけ聞いていた。


ナレーション

「初心者でも簡単!失敗しないお弁当の――」


琴葉「……初心者?」


画面には、フライパンと卵。


琴葉(初心者って……)


少し考えてから。


琴葉(俺、初心者だな)


自分が対象に含まれていることに、

なぜか今さら気づく。


琴葉母がキッチンから手を拭きながらテレビの前にやってきた。


母「弁当作るの、意外と楽しいわよ」


琴葉「へー」


相づちは適当。


でも、さっきのナレーションが頭に残っている。


琴葉(楽しい、か)


テレビでは、卵がくるっと返された。


琴葉(焼くだけだしな)


理由としては、弱い。


でも。


琴葉(明日、パンなんだよな)


敦の手にあった菓子パンを思い出す。


琴葉「……」


そのまま立ち上がって、冷蔵庫を開ける。


卵。


賞味期限、まだ先。


琴葉(……一回くらい)


作る、とは決めてない。


ただ、


琴葉やってみてもいいか


ここまで読んでいただきありがとうございます。


最初は、それくらいでいいと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ