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双鏡の君へー姿を変える幼馴染との恋と、残したい記憶ー  作者: ゆら。


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第六十五話 優しさの向きが違う


翌日。


琴葉、やけに姿勢がいい。


敦「……なんでそんな直立してんだ」


琴葉「決めた」


敦「嫌な前置きだな」


琴葉「俺が、優しくなる」


敦「は?」


A「出た」


B「方向転換ミス」


琴葉、急に声を低く落とす。


琴葉「……敦。今日も、頑張ってるな」


敦「誰!?」


敦が反射で椅子の背もたれにぶつかる。


琴葉「大丈夫だ。俺が、見てる」


敦「怖ぇよ!!」


A「保健室案件」


B「副作用でギャグも発生中」


琴葉、敦の机をそっと拭く。


敦「やめろ!」


琴葉「埃は……心の曇り」


敦「ポエム足すな!!」


さらに、そっと水筒を差し出す。


琴葉「水分補給……大事」


敦「お前は誰の母だ!!」


A「なぁB」


B「うん」


A「優しさって、圧なんだな」


B「新しい学び」


琴葉、真剣な顔。


琴葉「敦。今日は、ツッコまなくていい」


敦「それが一番やばい!!」


琴葉「俺が、全部受け止める」


敦「無理無理無理!!」


敦、両肩を掴む。


敦「戻れ!!いつものお前に!!」


琴葉「え……優しく……」


敦「ズレてる!!致命的に!!」


琴葉「……優しさって……難しいな」


敦「お前は今のままでいい!!」


A「名言出た」


B「でも琴葉、多分理解してない」


琴葉「……?」


敦「その顔やめろ!!」


 

ここまで読んでいただきありがとうございます。


そのままの方が、ちゃんと届きます。

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