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第五十四話 理由はなくても前を向ける
ルンルンな朝
琴葉、歩きながらふっと空を見上げる。
琴葉「敦、空見ろよ!!やたら青い!!
なんか……全部大丈夫な気がする!!」
敦「ポジティブ値が異常なんだよ!!
昨日との落差で耳おかしくなるわ!!」
琴葉、へへっと笑いながら背筋を伸ばす。
琴葉「昨日、敦と家族に守られてる感じがした!」
敦「…………っ」
琴葉、にっ。
琴葉「今日は別に頑張らなくていい。普通に一緒にいて楽しいって思えたら、それでいい」
胸がきゅっする。
敦「……っ、急に真面目にまとめるな!!」
琴葉、少し顔を近づけて覗き込む。
敦「見るな!!」
琴葉「照れてる」
敦「照れてねぇ!!」
琴葉「お父さんにも言っとこ」
敦「やめろ!!琴葉父に報告すな!!」
琴葉「へへ」
敦「へへ、じゃねぇ!!
朝から機嫌良すぎだろ!!」
琴葉「今日の俺、当たり日」
敦「お前のテンション、朝イチで上空まで飛んでんぞ!!どこで離陸したんだよ!?」
琴葉「昨日の重さ全部捨てた!!」
敦「そんな簡単に捨てるな!!」
敦「回収しろよ!!昨日の俺も一緒に入ってるだろそれ!!」
琴葉「入ってない」
敦
「確認早ぇ!!」
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