表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双鏡の君へー姿を変える幼馴染との恋と、残したい記憶ー  作者: ゆら。


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/55

第五十一話 混線したまま成立している


その日の放課後、日課の琴葉宅へ──


バンッ!!


琴葉母「敦くぅーん♡ 今日も来ると思って♡

 5個目、置いといたわ!!」


敦「置くなああああ!!」


琴葉父「琴葉母!!落ち着け!!補充は──」


琴葉母「しといた♡」


琴葉父「まだ早──」


琴葉母「必要♡」


琴葉父「……なるほど」


静かにため息完全に詰んだ顔


敦(即チェックメイト……!!)


琴葉は頭を抱えて叫ぶ。


琴葉「お母さんは落ち着いてぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


琴葉父「琴葉母、琴葉が嫌がっている」


琴葉母「叫ぶってことは元気ってことよ♡」


琴葉父「……一理ある!」


敦(言いくるめられたーーー!!)


琴葉母「はい敦くん、6個目♡」


敦「いらなぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!」


琴葉母が更に高速で近づいてくる。


敦「速い速い速い!!」


琴葉父「待て!まず状況を整理して──」


琴葉母「7個目♡」


琴葉父「……は……はやい……!?

 言い終わる前に!?」


敦(父の発言がもう機能してない……!!)


琴葉父、敦を見る。


琴葉父「……家ではいつもこうだ。」


敦(外と人格違う!!)


琴葉父「では8個目は──」


琴葉母「8個目♡」


琴葉父「……会話速度が通常の三倍だな。」


敦「冷静に分析しないでください!!」


敦「琴葉母さん!!8個て!!

 やめてください!!もうポケットに入りません!!」 


敦(……待て、これは……笑う流れだ! ツッコミで生き残れ!)


琴葉母「9個目♡」


敦「処理が早い!」


琴葉父「……状況は把握した」


敦「よかった、こっち側いた!」


琴葉父「もう笑うしかないな」


敦「落ちるの早い!?」


琴葉「お母さん!!!来るなぁぁぁ!!!」


琴葉母「だって今日の敦くん、琴葉を“守りたい”って顔してるから──♡」


琴葉「守ってる!!お母さんから!!」


琴葉は敦の腕をぎゅむ!っと掴み、前にスッと立ちはだかる。


琴葉「お母さん……!敦怖がってるだろ!!」


琴葉母「全然怖がってないわよね敦くん♡」


敦「こ、怖がっています!!」


琴葉は敦の腕をさらに強く掴み、

声が甘く、低く、震えている。


琴葉「敦は……俺が守るから」


敦「逆!!普通逆!!!」


琴葉父「……ふむ(状況は最悪だが、関係性は悪くない)」


敦「今の“ふむ”は何!?なに納得したの!?教えて!!」


琴葉が袖をぎゅっと掴む。


琴葉「……離れるな」


敦の脳:(──死んだ。)


現世の敦は赤くなって固まっている。


でも、手が自然と琴葉に触れて離せない……。


琴葉はそのまま、敦に寄り添う。


琴葉、敦の肩に触れる。


琴葉「……昨日あの後……

 敦のこと……大事にしないとって……思ったんだ……」


敦「琴葉ぁぁぁ!!!

 学校より甘い!!両親の前でやるなぁぁぁ!!」


琴葉母は目を輝かせて震えている。


琴葉母「……ごめん、今の……普通に……

 キュンとした……(手で胸押さえる)」


琴葉「だから!そういうこと言わない!!」


敦は息ができないほど真っ赤。


敦「琴葉……俺……平常心……もう……無理……」


ぽつり。


琴葉「それでいい」


敦「無理ィィィィ!!!!!」


琴葉母「はい10個目♡」


敦「いらなぁぁぁぁい!!!???」


琴葉がそっと敦の頬に触れる。


琴葉「……敦。俺が守るから」


敦「守れてねぇ!!

 後ろの地獄が一切止まってねぇ!!!」


ここまで読んでいただきありがとうございます。


止まらないものは、そのまま進みます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ