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双鏡の君へー姿を変える幼馴染との恋と、残したい記憶ー  作者: ゆら。


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第四十三話 一人だけ解釈が進みすぎている


放課後の教室。


琴葉「……あれ?俺の筆箱どこいった……?」


机の上に置いてある。


敦「お前の目の前だよ」


琴葉「あっっっ!? なんでここに!? 誰だ置いたの!!」


敦(置いたのお前だよ!!)


琴葉は勢いよく筆箱を開け——

中身、全放出。


琴葉「あー!逃げるなペン!!」


敦「(逃げねぇよ)拾え」


カラフルなペンが床に散乱。


落ちたペンを、男子Cが拾いに来る。


男子C「琴葉、大丈夫?手伝うよ」


琴葉「あ、ありがとー!」


敦(……なんかお前……

 琴葉に近い……近すぎる……!!)

 

男子C「このペン、お前に似合うよなー。ほら」


琴葉「え、俺に?ありがと!」


敦の目の前で、時間が一拍ずれる。


手の角度。

距離。

笑顔。


Cが近づき琴葉の手に乗せたものは――ペンではなく……



指輪!!(※敦の脳内の話です)



笑顔で受け取る琴葉


C「琴葉、この指輪お前に似合うよ」


琴葉「え?俺に?ありがと!」


**“琴葉 を 口 説 い て る”**

(※敦の脳内の話です)



敦(……消すか)


……。


(※比喩です)



琴葉「Cありがとう!」


Cが笑顔で去っていく。


……一拍。


敦の脳内で鐘が鳴った。


その瞬間、敦は琴葉の肩をガシッ。


敦「琴葉」


琴葉「うわ、なに?」


敦「……今の、どういう意味だ」


琴葉「え?ペン拾ってくれた」


敦「そのあと」


琴葉「似合うって言われた」


敦「その“あと”だ」


琴葉「受け取ったけど」


敦「……」


敦(即)


敦(受諾)


敦「お前、もうそれ結婚だからな?」


琴葉「いや違うだろ」


敦は琴葉の手に自分の手を重ね、

“ペンを奪取”


敦「これは没収」


琴葉「ええ!?俺のペン!」


敦「お前に合う指⋯違う!ペンは俺が選ぶ。

 他の男から貰うな」


琴葉「いや分かんねぇよそのルール!!」


※なお周囲から見たら

完全に“恋人繋ぎのまま小競り合いしてる二人”に見えている。




ーーA視点:カオスな二人のやり取りーー


A(あの二人……またやってる……)


琴葉「敦〜頭ぶつけた〜いたーい」


敦「だからなんで毎回ぶつけるんだよ!」


琴葉「敦が“ここ危ないよ”って言わなかったからじゃん?」


敦「お前な!!」


A(いや……それは琴葉のドジ……)

 

琴葉「敦、頭痛い……たぶん撫でると治る」


敦「は!?ここ教室だぞ!?」


A(教室じゃなかったら……するの!?) 


──ペンばら撒き事件発生。


琴葉「あー!逃げるなペン!!」


敦「拾え」


A(⋯と言いながら拾うの手伝おうと体の向きを変えてる)


男子C「琴葉、大丈夫?伝うよ」


敦「……………………(無言圧力)」


A(こわっ!!!

 敦くんこわっっ!!!)


Cが去る。


敦「琴葉に合う指⋯違う!ペンは俺が選ぶ。

 他の男から貰うな」


A(????

 え?何言いかけた???)


琴葉「いや分かんねぇ!」


A(…………深く考えるな、俺!

 うっかり答え出したらダメなやつ!)


ここまで読んでいただきありがとうございます。


考えすぎたほうが、負けです。

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