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双鏡の君へー姿を変える幼馴染との恋と、残したい記憶ー  作者: ゆら。


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第九十九話 言葉より早く落ち着く方法


お昼


パン袋を机に置く。


琴葉「寄るな!!」


敦「まだ二歩ある」


琴葉「昨日の距離感で来るな!!」


敦「昨日はお前が近かった」


琴葉「言うなァ!!」


A「お前ら朝からずっとうるせぇな」


B「仲良すぎだろ」


琴葉「仲良くねぇ!!」


敦「声デカい」


琴葉、頭を抱える。


琴葉「夜の俺が……っ

 “いやだ”とか……“す……っ”」


敦「言わなくていい」


琴葉「言ってねぇ!!」


敦(言いかけた)


A「何の話?」


敦「気にすんな」


B「昨日の手振ってた子の件?」


敦「挨拶だって」


琴葉(反射)「挨拶で手ぇ振んじゃねぇよ!!」


B「えっ!?なんでお前が怒るの!?」


琴葉「怒ってねぇっつってんだろ!!」


敦「ほら」


敦、袋からパンを一つ出す。


何も言わず、半分に割る。


琴葉に渡す。


琴葉「……は?」


そう言いながらも無意識に、パンを掴む。


ぱく。


……静か。


琴葉、もぐもぐ。


敦(落ち着いた)


琴葉「……うま」


敦「だろ」


A「何その平和な空気」


琴葉「うるせぇ」


ここまで読んでいただきありがとうございます。


騒がしい方が、本音に近いです。

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