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夏のタイムカプセル ―僕と魔法のハムの夏―  作者: Fos B


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 番外編:【友達っていいもんだなぁ】

午前中にお母さんたちとフォークダンスの昔話をして盛り上がった後、午後は僕のお別れ釣り大会&バーベキュー大会を、「アイツ」とアイツのお兄ちゃん、そして仲間たちが開いてくれることになった。

 今年の夏も、みんなとたくさん遊べて本当に楽しかった。僕は今年で小学6年生だけど、周りの受験組は塾通いで忙しいらしく、僕の学校は宿題がほとんど出なかったから、余計なことを気にせず遊び尽くせた最高の夏だったな。

 まずはアイツのお父さんとお兄ちゃん、そしてアイツが車で僕を迎えに来てくれた。他の仲間たちは、直接釣り場に集合することになっている。

 おじいちゃんの家の近くにある入り江を離れ、地元の人が知っている釣りの穴場ポイントへと向かった。

 釣り自体は整備された「海遊パーク」の護岸でもできるけれど、まずはここで腕試しをして、もし物足りなかったら海遊パークへ移動しようという計画だ。

 幸い、その穴場ではかなり釣れたので、早々にBBQ会場である海遊パークへ移動することにした。車で数分の距離なので、すぐに到着する。

 そこには真新しい木の香りがするバーベキュー棟と、雄大な青い海が広がっていた。すでにアイツのお兄ちゃんたちが炭火を起こして準備を始めてくれていた……バーベキューは予約が必要だから、お兄ちゃんたちが手配してくれていたのだ。

 着いた直後は暑かったので、僕たちは近くにある「道の駅」的な直売所で、みんなでアイスを食べたり、バーベキューで焼きたい食材を追加購入したりして過ごした。

 それからアイツのお父さんにお願いして、いつものおばあちゃんお気に入りのハムを分厚く切って食べたかったので、お店に寄ってもらってそれも購入した。

 いよいよ、みんなで釣った魚をさばく時間だ。僕も頑張って挑戦したが、「ムリッ!!」と絶叫してしまい、アイツに呆れられながら教わってなんとかさばき終えた。身が小さくなってしまって食べるところはあんまりなくなっちゃったけど、自分でさばいた魚は格別だった。

 今日は本当に楽しかった。夏休みの締めくくりにこんな素敵な思い出ができて、本当に嬉しい。去年の夏、おじいちゃんとおばあちゃんのいるこの海の町に来て、本当によかったなぁと心の底から思った。


番外編はまだまだ続く。これで終わりじゃないよ。


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