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夏のタイムカプセル ―僕と魔法のハムの夏―  作者: Fos B


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番外編:【お母さん、再びマジ切れしてしまう】

僕が学校から帰ってきておやつを食べようと思って座った時にお母さんが疲れている様子だった。僕はお母さんに「お母さん疲れてるようだけど、今日パート休みだったんだよね?どうしたの?」と聞くと、お母さんは「もうスマホに疲れた…」と言った。お母さんはずっと何年も同じスマホを使い続けている。「昔はすぐに壊れたけど、お母さんのこのスマホは丈夫なのかいまだに現役なのよ」とよく言っていた。僕の機種とは全然違って、真ん中にホームボタンっていうのがあって、それをカチカチと2回押して操作したりしていたそうだ。それに慣れているし、スマホ自体も壊れなかったので不便はなかったようだけれど、今回お父さんの単身赴任している、異国の地に行くときに色々とアプリをダウンロードしようと思ったけど、OSが最新のものがもうアップロードされてなくて、アプリ自体ダウンロードできなかったりしたことが多かったので、今日はとうとう新しいものに変える決心をして、家電量販店のスマホコーナーに行ったそうだ。そして「もうね、疲れたわよ。まずお母さんの長く使っていたスマホのキャリアの人が対応して、新しい機種にするには一度新しいキャリアに乗り換えた方が得だと言って、その人が違う人にまた変わったのよ。それで話を聞いて、もうそれでいいですって話になったらまたまた手続きをする人が変わって…もうたらい回しって感じ…効率を良くするためなんだろうけどそうちょろちょろ変わられたらね。いくらその人たち同士で話を引き継ぎしてても、また1から話したりする部分があるから…それも研修中って人が2人もいて、結局4人も変わったの。最後に研修中の人が手続きしてくれたんだけどね。慣れないのはしょうがないけど、何回もベテランの人に聞きに行ってその人が出てくるんだけど、初めから横についててあげればいいのにね。それに、その研修中の子が、お母さんのスマホを見て、いきなり

『その機種って初めて見ました。僕が小学生の頃に欲しくて親にねだったものですよ。まだお使いなんて珍しいですね。』って感慨深げに言ってたんだけど、お母さんは手続きしながら言ってるから、大丈夫かなって気が気じゃなかったわ。『そうなんですよ。現役で頑張ってるんですよ』って答えたんだけどね。それに、小学生って…」「それにね、別に前の機種が壊れてるわけじゃないのただOSのアップロードができないからしかたなかったのよ。使い勝手が良いのに…全くなんでこうやって現役で使ってるものをアップロードのサービスなくすのかしら?自分とこの商品に自信持ってよ!こんなに何年も持つんだから!」とだんだん、お怒りモードが…そして結局お昼過ぎまでかかったけど、何とか新しいスマホに変更できたそうだ。でもそれからは、大変で今度帰ってきてからも、そのスマホの操作が慣れなくて、今も戦っている最中みたいだ。「あの真ん中にあるホームボタンのカチカチじゃなくて、フリックでするのが慣れなくてね…お母さん指先の水分がなくなっているのか反応あんまりしないの。あー若い子にしかスマホは使っちゃいけないっていうの…!!」僕は(今日はお母さんの逆鱗に触れてはいけない)と本能的に悟った。「お母さん大変だね。お母さんの邪魔しちゃいけないから僕おやつ食べたら部屋に行くよ。何かお手伝いがあったら声かけてね。」と素早く部屋に帰っていった。僕も自分でスマホとか電子機器を新しく買うようになったら、お母さんのようにお疲れになってしまうのかなあ…今から慣れるようにしなきゃと思った。


番外編はまだまだ続きます

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