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感情を持たない婚約者は怪異の真実を知っている 〜第三王子と月夜の怪異事件録〜  作者: 葉月うみ
第3章 選ばれなかった物語

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最後の名前

 別邸へ向かう馬車は、来た時よりも速く走った。


 王太女宮の白壁が後ろへ遠ざかり、水路の匂いが森の湿った葉に変わっていく。車輪が石の継ぎ目を越えるたび、セレネの膝の上に置かれた予告状が小さく揺れた。彼女は両手で紙を押さえている。海色の瞳は窓の外ではなく、その紙の上にあった。


 アリアナは向かいの席で、唇を固く閉じていた。紫水晶の瞳に怒りは見える。けれど、その怒りは声にならず、指先で銀の飾り紐を押さえる形で残っている。


「シオンの命を救うために、急いでください」


 アリアナの声は低かった。


「必ず戻ります」


 ルシアンは短く答えた。


 馬車の外では、熱帯の葉が薄青い光を含み始めている。夜の終わりが近い。だが、三日目の終わりがどこにあるのかは分からない。ノアの言葉では、すでに二日目へ入っている可能性がある。首が落ちるのか、名が消えるのか、記憶が先に剥がれるのか。順序すら、もう人の手の通りではないかもしれない。


 ルシアンは窓枠に置いた指に力を込めた。


 名前は、紙だけにあるものではない。


 誰がその名を呼ぶか。誰が覚えているか。誰が消されかけた時に、そこにいたと言い張るか。そのすべてを、守らなければならない。


 シオンは軽い男だ。軽い言葉で入り込み、笑って距離を詰め、時に人の内側へ不用意なほど近づく。ルシアンは何度も苛立った。セレネに触れるその手に、声に、昔から当然のように共有してきた時間に。


 だが、あの夜の水辺回廊で、シオンは自分の恋を自分で終わらせた。


 セレネの答えを受け取り、最後の抱擁だけを許され、そこから自分の足で離れた。誰かに奪われたのではない。選び直したのだ。


 こっちのノアは、それを諦めと呼ぶのだろう。


 ルシアンは奥歯を噛んだ。


 ならば、あの男自身に否定させるしかない。


 別邸の門が見えた時、空は薄い藍から青へ変わり始めていた。庭の白石には夜露が残り、祭祀の建物へ続く道は湿った光を返している。馬車が止まるより早く、ルシアンは扉へ手をかけた。


 護衛が制止しかけたが、アリアナが目で止める。


 祭祀の建物の扉は閉じていなかった。


 中へ入ると、蝋燭はまだ燃えていた。短くなった芯の火が、祭壇の上で小さく揺れている。首のない胴体の壁画には、夜明けの光が高窓から落ち、胸のあたりだけを白く照らしていた。顔のない人型の列が、白い光の下で古い顔料のひびを露わにしている。


 シオンは祭壇の脇に立っていた。


 彼は約束どおりノアから離れていない。腰の剣に片手を添え、もう片方の手には記録用の紙片を持っている。赤銅色の髪には夜明けの青がかかり、翠の瞳はわずかに細められていた。


 ノアは祭壇の前で座り込んでいた。深い藍の上着の前を少し緩め、背を石に預けている。顔色は悪い。けれど、さきほどの粘ついた笑みはない。浅い湖の底のような瞳だけが、こちらを見上げた。


 シオンの足元には、数枚の紙片が置かれていた。そこには時刻と短い言葉が書かれているらしい。声が変わった時刻と言葉を残せ。ルシアンの指示を、シオンはそのまま守っていた。


「戻ったか」


 シオンが言った。


 ルシアンは彼の顔を見た。冗談の一つでも言いそうな口元は、今は静かに閉じている。


「何か変化は」


「何度か笑った。声は変わりかけたけど、完全には出てきてない。祭壇には近づけてないよ」


 シオンは紙片を軽く持ち上げる。


「言葉も残してある」


「助かる」


「それで」


 シオンの視線が、セレネの手元へ移った。


「見つかったんだろ」


 セレネは答えず、予告状を差し出した。


「確認してください」


 シオンは紙を受け取った。


 すぐには開かなかった。白潮紙の端に親指を置き、紙の薄さを確かめるように一度だけ撫でる。封はすでに切られている。彼はゆっくりと開き、そこに書かれた名を見た。


 シオン・アステリオス。


 指が止まる。


 祭壇の蝋燭が短く揺れ、高窓から落ちる光が白潮紙の端を淡く透かした。シオンは紙を見たまま、すぐに顔を上げない。唇の端に笑みはない。ただ、予想していたものを目の前に置かれた男の静けさがあった。


「……俺か」


 軽い声ではなかった。驚きでもない。遠くで鳴っていた鐘の音を、ようやく自分の耳で確かめたような響きだった。


 シオンは一度だけ、ノアへ視線を移した。


「やっぱり、俺だったんだな」


「分かっていたのか」


 ルシアンが問うと、シオンは白潮紙を畳まず、名前を見たまま答えた。


「いや。候補から外れた者の中で、生きてるのは俺一人だから、そういう順番なんだろうと、薄く思ってた」


 アリアナの指が、衣の薄布を握った。彼女は何か言いかけて、すぐに口を閉じる。シオンはそれを見て、ほんの少しだけ目元を緩めた。


「そんな顔しないでください、王太女殿下。俺がここにいるのは、俺が選んだ結果ですよ」


 その言葉は軽く聞こえた。だが、軽さの裏に置かれたものを、ルシアンは見た気がした。見えたと断定するつもりはない。ただ、今のシオンは逃げていない。


 ノアの肩が、そこで大きく揺れた。


 座り込んでいた身体が、祭壇の縁へ手を伸ばす。指先が石に触れ、爪が古い文字の溝を引っかいた。ノアの顔が少しずつ上がる。目の奥に濁った影が広がり、唇の端がゆっくり持ち上がった。


「気づいちゃったねぇー、ルシアン殿下」


 甘く伸びた声が、祭祀の建物の壁を撫でる。


 アリアナの護衛が一歩前へ出ようとしたが、ルシアンは片手で制した。剣を抜かせるには早い。ここで刃の音を立てれば、ノア本人まで遠ざかる。


「でも、もぉ遅いんだよぉー」


 ノアの顔をしたものは、シオンへ視線を向けた。唇だけが笑っているのに、瞳の奥は濁った水のように動かない。


「シオン公爵令息、三日目はもう、二日目に入ってるの。ねぇ、早いよねぇ。名前って、気づいた時にはもう半分くらい剥がれてるんだよぉ」


 シオンの翠の瞳が細くなる。


「君、なかなか面白いね」


 いつもの軽口に似ている。だが、音の置き方が違う。相手をからかうためではなく、自分の足場を確かめるための声だった。


「面白い?」


 別人格の声が、少しだけ跳ねる。


「ねえ、シオン公爵令息は、もう諦めたんでしょ? ご令嬢を」


 セレネの指が、予告状の端で止まった。


 ルシアンの胸の奥が、硬くきしむ。白石の水辺回廊。シオンの告白。セレネの答え。最後の抱擁。柱の陰に立った自分。セレネが二粒だけ涙を流した夜。そこへ、この声が湿った指を差し込んでくる。


「諦めた者には、何も残らないんだよぉ」


 ノアの顔をしたものは、楽しげに続けた。


「首も、名前も、覚えていてくれる人も、ぜんぶ、ぐずぐず溶けて、なくなるの。振られて、退いて、笑って、何もなかったみたいな顔をして、でも中身はからっぽ。ねぇ、シオン公爵令息。からっぽなら、消しても困らないよねぇ」


 シオンは笑わなかった。


 予告状をセレネへ返し、両手を空ける。剣を抜くためではない。自分の手を、相手へ見せるためのような動きだった。


「俺は、まだ何も諦めてないよ」


 声は軽かった。


 だが、いつものシオンの軽さとは違う。飾りの下へ逃げるための音ではなく、落とされた名前を自分の手で拾い上げる声だった。


「セレネ嬢のことは、振られた。それは認める」


 セレネは動かなかった。海色の瞳だけが、シオンを見ている。ルシアンはその横顔を見たが、そこに何かを読み取りすぎないよう視線を戻した。


「けど、俺の人生はそこで終わってない」


 シオンはノアの顔をしたものを見た。


「君の言う諦めた者が、俺の中にはいない」


 その瞬間、ノアの唇が止まった。


 短い沈黙だった。けれど、これまで舌に絡みついていた甘い粘りが、そこでふつりと切れた。ノアの顔をしたものは、シオンを見たまま、ゆっくり瞬きをする。


「……へぇ」


 低く、乾いた声だった。


 さっきまで語尾にまとわりついていた湿りが、そこだけ抜け落ちている。けれど、消えたわけではない。むしろ薄く削がれた分、奥に残ったものが石の下から覗いた。


「まだ、残ってるんだぁ」


 ノアの唇が、笑いの形に戻りきらないまま歪む。


「じゃあ、そこから消さなきゃねぇ」


 祭壇の蝋燭が短く揺れた。ルシアンは剣の柄へ指を近づけたが、抜かなかった。シオンの言葉が届いている。届いたからこそ、こっちのノアは笑えなくなった。ここで刃を立てれば、ノア本人の声を塞ぐことになる。


 シオンも動かない。


 彼はただ、ノアを見ていた。


「消せるものなら、やってみなよ」


 声は静かだった。


「俺の名前は、俺だけのものじゃない」


 その言葉に、ノアの肩が大きく揺れた。祭壇に置いた手が滑り、爪が石を引っかく。深い藍の上着の胸元が荒く上下し、目の奥の濁りが揺れた。別人格の笑みが残ったまま、別の声が喉の奥から押し上がってくる。


「……シオン公爵令息」


 かすれた声だった。


 ノア本人の声だ。


「ノア」


 シオンが名を呼ぶ。


 その名が石の壁にぶつかり、祭壇の上へ落ちた。ノアの瞳が、わずかに焦点を取り戻す。唇が震え、言葉が一つずつ落ちた。


「……止めて、ください」


 祭壇の蝋燭が短く揺れた。


「私の中の、もう一人を」


 シオンはすぐには答えなかった。


 彼はノアを見ていた。つい先ほどまで、自分の名前を剥がそうとしていた口。諦めた者には何も残らないと笑った声。その同じ唇が、今は乾いた息をこぼしながら助けを求めている。


 シオンの指が、腰の剣からゆっくり離れた。


「……分かった」


 短い返事だった。


 ノアの肩から力が抜ける。だが、安堵には見えなかった。石壁に背を預けた身体はまだ細かく震えていて、深い藍の上着の胸元だけが荒く上下している。彼は祭壇へ視線を落とした。そこには三つの線、首のない人型、削られた文字、空欄の輪が刻まれている。ノアの指が、その上を撫でようとして止まった。


「……あなたたちに、止めてほしいのです」


「私には、もう止められない」


 掠れた声だった。


「声が変わる時があります。私が見ているのに、私の手が違う文字を書くこともある。紙を見つければ名を書く。火を見れば祭壇へ向かう。あれは、私の中から出てくるのに、私の命令を聞かない」


 ノアはそこで一度、唇を閉じた。


 高窓から落ちる光が、祭壇の端へ移っている。蝋燭の橙は夜明けの白に少しずつ押され、それでも芯の先で細く残っていた。


「ですが、万能ではありません」


 その言葉に、ルシアンは目を細めた。


 ノアは自分の両手を見下ろした。拘束されていない指が、まだわずかに震えている。


「あれは、私の身体を使います。私の手で書き、私の足で歩き、私の声で話す。紙がなければ名を書けない。火がなければ祭壇を起こせない。扉を開けるには手が要る。誰かを殺すにも、この身体が動かなければならない」


 アリアナの紫水晶の瞳が細くなる。


「つまり、身体を封じれば動きは止まると?」


「完全には、分かりません」


 ノアは首を横に振った。


「けれど、少なくとも遅らせることはできます。紙も、火も、刃も、祭壇も、名前を書けるものも遠ざける。私の手を使わせない。私の足を、この場所から離す。それしか、今は思いつきません」


 ルシアンはノアの手を見た。


 その手は、首を落とす手順を組み立てた手だ。記録をずらし、白潮紙へ名を書き、祭壇の線を撫でてきた手だ。だが同時に、今は震えながら自分自身を止める方法を差し出している。


 許されるわけではない。


 それでも、今この場で次の名を守るには、この男の言葉を使うしかない。


「王太女宮の地下監房へ」


 ノアは言った。


「石の壁が厚く、紙を持ち込めず、火を使わない場所へ。できれば、水路から遠い部屋を。あれは、湿った紙と火と名前に寄ります。祭壇に近づけないでください。白潮紙にも、記録台帳にも、触れさせないでください」


 アリアナが一歩前へ出た。


「地下監房には、火を使わない部屋があります。灯りは外側から入れる構造です。紙も刃も持ち込ませません」


 ノアは小さく頷いた。


「それでも、逃げないとは言えません」


 彼の声が、少しだけ低くなった。


「私ではなく、あれが隙を探します。人の記憶の隙、記録の空白、鍵を持つ者の油断。怪異のように見えても、通る場所は必ずある。だから、私を人として扱わないでください」


 アリアナの指が止まった。


 ノアは、王太女へ向かって静かに目を伏せる。


「罪人として扱ってください。王家の縁戚としてではなく、名前を消した者として」


 アリアナの指が、銀の飾り紐を一度だけ握り込んだ。


「……分かりました。王家の縁戚としてではなく、罪人として扱います」


「ありがとうございます、王太女殿下」


「礼を言われることではありません」


 アリアナの声は硬い。


「あなたの罪は、消えません」


「はい」


 ノアは静かに頷いた。


「消しては、いけません」


 その言葉に、ルシアンはノアを見た。


 消してはいけない。自分で名前を消し、記録を消し、死者の場所を奪った男が、最後にその言葉を口にする。許しではない。償いにもまだ遠い。ただ、ノア本人がそこに残っている証だけが、短い灯のように揺れていた。


 護衛たちが近づき、ノアの手首へ拘束具をかける。重い鎧ではない。白い布と金具を組み合わせた、王太女宮の内廷で使う拘束具だった。布が肌に触れる音が、妙に近く聞こえる。


 ノアは立ち上がる時、少しふらついた。シオンが一歩動きかけたが、護衛が支える。ノアはそれを受け、祭壇の前へ向き直った。


 最後に一礼した。


 深い藍の上着が揺れ、額がわずかに下がる。首のない胴体の壁画、高窓から落ちる白い光、溶けかけた蝋燭。そのすべてへ向けるような礼だった。


「人が作った怪異が、本物を呼ぶ」


 ノアは静かに言った。


「私は、それを見誤りました」


 ルシアンはその言葉を聞き、祭壇の下へ視線を落とした。白い骨が本当にあるのか、それともノアの口が作った像なのか、今は分からない。だが、人が作った怪異は、人の手を離れて人を殺しかけた。少なくとも、それだけはここに残っている。


 アリアナが短く命じる。


「扉を閉じてください。封鎖します」


 護衛が蝋燭へ近づいた。小さな火が、銀の火消しに覆われる。橙が一度だけ揺れ、黒い芯から細い煙が上がった。香の匂いと蝋の匂いが混ざり、湿った石の上をゆっくり流れる。


 祭祀の建物の扉が閉じられた。


 白石の扉が重く合わさる音は、夜明けの庭に低く沈んだ。


 王太女宮へ戻る頃、空は完全に明るみ始めていた。


 レヴァンティスの白壁は薄い青に染まり、水路の水面には朝の光が細かく散っている。潮気を含んだ風が、宮の門前を通り抜けた。夜の間に熱を含んだ石はまだ冷えず、足元から湿ったぬくもりが上がってくる。


 アリアナはノアの移送に立ち会っていた。紫水晶の瞳に眠気はない。深い藍の上着を着た男は、護衛に挟まれて宮の奥へ連れていかれる。途中で振り返ることはなかった。


 ルシアンは門前に立ち、その姿が白壁の陰へ消えるまで見ていた。


 セレネは隣にいる。淡い青の肩布が風に揺れ、黒髪の先が白い頬へ触れていた。彼女はノアの方ではなく、王太女宮の水面を見ている。表情はいつもと大きく変わらない。けれど、白潮紙を持っていた指先には、まだわずかな紙の跡が残っていた。


 シオンは一歩離れた場所で、夜明けの空を見ていた。赤銅色の髪が青白い光を受け、翠の瞳はどこか遠くへ向けられている。首はある。名もある。誰も彼を忘れていない。


 ルシアンはその横顔を見てから、前を向いた。


「アルヴェリアへ戻る」


「はい」


 セレネが答える。


 シオンが振り返った。


「俺は、もう少しここに残る。アリアナ王太女の片付けを手伝う」


 ルシアンは横目でシオンを見た。


「お前が?」


「何、その顔」


「別に」


「信用ないなぁ」


 シオンは薄く笑った。いつもの調子に少し近い。だが、完全には戻っていない。戻らなくてもいいのだろうと、ルシアンは思った。戻る必要のないものもある。


 シオンは王太女宮の門へ視線を移した。


「俺はもう候補じゃない。でも、まだ生きてる。三日以内に死なない保証だって、今のところない」


 シオンは肩を竦めた。


「なら、もう一人のノアに見せてやらないとね。俺はまだ、自分の人生を諦めてないって」


 ルシアンは答えなかった。


 だが、その言葉を否定もしなかった。


 アリアナが少し離れた場所でこちらを見ている。王太女としての顔をしていたが、シオンへ向けた視線だけは、ほんのわずかに柔らかかった。セレネはその横で、静かに目を伏せる。何かを言うことはない。ただ、風で揺れた肩布を押さえる指が、少しだけ緩んでいた。


 夜明けの光が、三人の影を白石の上へ長く伸ばしていく。


 消されたはずの名も、消されずに残った名も、まだこの宮のどこかに薄く重なっている。白潮紙の端を押さえた指の感触や、首のない壁画の下で聞いた声は、朝の光を浴びてもすぐには遠ざからなかった。


 終わったものはある。


 消えずに残った名もある。


 そして、ルシアンの隣には、黒髪の婚約者が立っている。感情を大きく見せない彼女は、朝の光の中で静かに白石の庭を見ていた。だが、ルシアンはもう、その静けさの奥にあるわずかな揺れを知っている。誰かの名を守るために紙を押さえた指の強さも、言葉にならないものを飲み込む沈黙も。


 風が白潮紙の匂いを連れてきた気がした。


 ルシアンは目を細め、青くなり始めた空を見上げた。


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