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全然投稿しなかった上に、短くてごめんなさい。
この話はですね、本来はもっとはやく完結する予定だったのですよ。
ですがですね、思った以上にストーリーが進むのが遅くて、未だに攻略対象者が全員出て来ていないし、アカリ様の存在感が薄いということになっているんでよね…。
もっと、頑張りますので、これからもよろしくお願いします!
授業は移動教室も、魔法の授業もなく、滞りなく終わった。
と言うか、私の隣に殿下がいたため、誰も私たちに話しかけられなかったと言う方が正しいのかもしれない。
ラルダも、一時間目の途中で来てくれたから、当てられた時にも答えられたしね。
「今日は、お昼までですね」
「そうだな。エスメラルダは食堂で食べるのか?」
「はい、そうしようかと思っています。どんな風なのか見て見たいですし。…ラガルハーネル様は?」
「なら、僕もそうしようか」
「それなら一緒に行きましょうか」
私は、同じように食堂に行くといった殿下を誘い、食堂へと向かう。
そこにたどり着くまでの間、ヒソヒソと何かを言われていたが、気にしない。
気にしたところで、それは、この国を否定するということだから。
「ラガルハーネル様は何を食べるのですか?」
「僕は、軽い軽食のようなものを適当にするが…エスメラルダは?」
「私は、そうですね…イチゴジャムとマーガリンのサンドウィッチを」
「なら、僕はハムと卵のサンドウィッチをもらおうか」
私たちは、それぞれの従者に支払いを命ずると、空いていた、四人用の窓際の席に座る。
そうして、買ってきたサンドウィッチと、これまた従者に…というか、クラリーチェに用意させた紅茶を嗜む。
「…ダージリンか」
「ええ、サンドウィッチにはこれが一番合うかと思いまして」
「…いい香りだ…ファーストダージリンだな。淡い紅茶色がティーカップによく映える」
殿下は優雅に紅茶を飲みきると、お代わりをしている間に、サンドウィッチを口に運ぶ。
私もそれを見て、同じようにサンドウィッチを口に運んだ。
いくら学園といえど、同席している身分の高いものよりも先に食事を始めることは無礼に当たるのだから。
サンドウィッチは、質素だか、さすが王族に食べさせるだけはあり、パンはしっとりやわらかく、ジャムも甘すぎず、マーガリンもコクがある。
殿下も、サンドウィッチがお気に召したようで、黙々と食べ勧めている。
ついでに言うと、殿下が食事をやめたら、他のものは全員食事をやめなければならない。
まぁ、最後まで食べきらないと勿体無い…貴族にそんな事を気にする者は…数える程しかいないだろう。
かく言う私も気にしない。
…そこまでお腹が空いているわけでもないしね。
「…美味しかったな」
「ええ、…お粗末様でした」
そうして立ち上がろうとすると、入り口に、姫巫女、もといアカリ様がいるのを見つけた。
今更だが、アカリ様とラガルハーネル様は、ラガルハーネル様ルートで行けば、兄妹同士で結婚することになるのだけれど、良いのだろうか。
むしろ、こんなにそっくりなのに、何故誰も気づかないのだろう。
並んで見れば、本当に瓜二つなのに。
「アカリ様、どうなされたのですか?」
と言うことで、差し当たりなく聞いて見た。
輪廻転生をしていると言うことは、今回の私の違いにも気づくのだろうか。
それとも、エスメラルダは毎回違っているみたいなことでもあるのだろうか。
…イベントを起こさないのは、そう言うことだと思うけれど。
やり直せるといっても、一度、仲良くなったものとの関係もリセット。
性格が違ったり、結婚した相手に拒絶されたり。
一度や二度ならまだしも、もう、何十回と続いているとなると、アカリ様の精神力も限界だろう。
…そう、まるで、ゲームをリセットして一から始めるように。
「え、えっと、席がなくて…」
「なら、私達が今まで座っていた場所に座ると良いわ。ちょうど開くし」
「あ、ありがとうございます。エスメラルダ様」
「いいから…行きなさい」
アカリ様は、私にぺこぺこと頭を何回も下げながら私が今まで座っていた席に腰かけた。
それは本来…自分より身分の高いものが立っている中で座ると言うのは、不敬に値するのだが…、まぁ、アカリ様王女だし、私より身分高いし。
これが、ゲームでのエスメラルダなら、姫巫女にぐちぐちと文句を語っていたのだろうけれど。
「私はこの後、城下に出ようと思っておりますが、ラガルハーネル様はどうなさいますか? 食堂に残られます?」
「…いや。僕も一緒に行く。トランプ国の様子も見ておきたいしな」
…トランプ国…殿下は変な訳し方をするのね。
むしろ、それが正しいのかしら。
「分かりました。…準備をしておいてくださいね」
「分かってる」
アカリ様が頭にはてなマークを浮かべているが、そりゃそうだ。
私たちは、今から平民になりきって、城下へお忍びに行こうと話しているのだから。
「え、えっと…」
「ふふ、それではアカリ様、ご機嫌よう」
「ご、ご機嫌よう」
「また後日、教室で会おう」
「はいっ!」
…殿下と私でこの差。
それに、なんか私、怯えられている気がする。
気のせいなのかも知れないけれど。
それでも、アカリ様が廻り者というのであれば、それは…。
「…前のエスメラルダのせいよね」
「? エスメラルダ、何か言ったか」
「いいえ、何もございませんわ。ラガルハーネル様」
ブックマーク、評価、感想など、ありがとうございます!
(この話、本当は、ここでアカリ様がラガルハーネル様を奪いにかかって失敗し玉砕するように書こうとしたんですけど、それだとエスメラルダがラガルハーネル様からの好意に気付かないのはおかしいかなっておもってやめました。そのバージョンももしかしたらifとして投稿するかもしれないです)




