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短めですが、キリが良いので投稿することにしました。

と言うか…ここまでは、三日前にかきおわってたんですよね…。

で、あれでもない、これでもない、と書いては消して、書いては消してを繰り返しているうちに、あ、ここで一旦止めれば良いのでは…と気づいたのが昨日の夜中です…。

予約投稿してるので、一日分遅れまして…。


次は早めに投稿したいと(出来ればですが)思います。


 昨日は遅くまでライナス様とお話をした。

 お互いに気が合ったのも理由の一つだろう。

 そのため、寝落ちした私たちが目を覚ましたのは、もう、高くに日が昇った後だった。


「おはよう、ライナス様」


「おはようだぁ〜……し、失礼しました!エスメラルダ様!」


 ベッドから降りた私は、ライナス様に挨拶をする。

 が、寝ぼけていたのか伸びに伸びた訛りの言葉で挨拶が返ってきた。

 私が苦笑していると、メガネをかけた後でそれに気がついたのかものすごい勢いで謝られた。


「別に、敬語がめんどくさいなら公の場でなければ普通に喋って良いのよ?」


 私がそう言うと、ライナス様は「いいえ」と否定する。


「寝ぼけていただけですから」


 ライナス様の敬語は柔らかいし、表情が優しいから、敬語と言うよりも標準語に聞こえる。

 …敬語、なのかな?


「クラリーチェ、着替えを」


「はっ」


 部屋の前で待機しているであろうクラリーチェに着替えを要求する。

 この学園の制服はドレス形式なので、一人では着替えられない。

 まぁ、その制服も二種類あって従者を連れてこれないような人のために一人でも着ることのできる制服も用意されている。

 おもに男爵や子爵…平民が着るための上下別タイプである。

 まぁ、差別の対象だと、制服の違いを無くそうとしている生徒もいるみたいだけれど…。

 なくなる事はないだろう。

 だってこれは、身分を分からせる…いわば見せしめでもあるのだから。


 侍女や従者、護衛たちの部屋は、生徒寮の一階に作られる。

 男子寮も女子寮も、一階に、玄関ホール、食堂と護衛たちの部屋。

 二階に初等部の寮。

 三階に中等部の寮。

 四階に高等部の寮、となっている。

 大学へは、別の寮が用意してある。

 お風呂は、備え付けのものに入るか、地下一階に温泉も用意してある。

 屋上にはプールがあり、夏には遊ぶことができるようだ…というか、この屋上ではリトと姫巫女のイベントがあるので近づきたくは無い…ていうか、エスメラルダが、私が泳げるか分からない。

 高を括っていたら、溺れてしまう…なんて事になりかねない。


 着替えが終わったので、顔に軽めのメイクを施す。

 別に、誰と会うわけでもないし、あんな殿下と会う時のような重装メイクをいつもしていては肩がこる。

 どうしても誰かと会う事になるのだったら、この上から、さらにメイクをして貰えば良いだろう。


「…あの、今日は私学校を見学するのですけれど…ご一緒しますか?」


「良いのですかっ!勿論、ご一緒させて下さいっ」


「ふふ、じゃあ行きましょうか?クラリーチェ、戻って」


「御意」


 私は、クラリーチェを下がらせるとライナス様と一緒に歩き出した。

 今向かっているのは食堂。

 朝ご飯はビッフェ形式になっており、寮を使用している生徒であれば、自由に使うことができるようになっている。


 数分歩かず、食堂に到着した私たちは、それぞれすきなものをお皿に盛り付ける。

 私は、パンと、少量のスクランブルエッグ、それにサラダをチョイスして席に戻る。

 ヨーグルトも食べようか迷ったが、食べ過ぎて動けない、なんて事になりかねないのでやめておいた。


 だが、食事を取り終えて帰ってきたライナス様を見て、絶句した。


「…あの、ライナス様?それ、全て食べるのですか…」


 疑問形にしようかとしたが、やめた。

 何故なら、ライナス様がとってきた数々の大量の料理は、次々とライナス様の口の中へと消えていっているのだから。

 ライナス様は、チキン、ポテトサラダ、ケーキ、ホットケーキ、ソーセージ、パン(ジャム&バター)、ステーキ、ベーコンなどなど…こってりとした料理を朝から大量に…。

 痩せている体からは絶対に分からないほどの暴食家だ。

 もう、これ、大食い選手権に出れるんじゃないの?と、言わんばかりに、ライナス様の口には次々と料理が運ばれて行く。

 だが、その顔は本当に嬉しそうで、なんだかしっぽを振る忠犬のようだ。

 食べていないこっちまで嬉しくなる。


 …この世界の貴族は、身分が高いほど、お金持ちという場合が多い。

 身分が高いほど重要な役職につけるし、広大な領地の税金を給料としてもらえる。

 お金があれば、領地が良くなる。

 領地が良くなれば領民が増える。

 領地が増えると税金が増える。


 この無限ループであるからこそ、身分の違いに圧倒的な差が生じてしまう。

 ちなみに王族は貴族から当主が集めた税の十パーセントを納めさせている。

 まぁ、国の経営は何かとお金がかかるから、それぐらいでちょうど良いのだろうけれど。

 逆に、領地が広く領民も多いクローエフェアラ公爵家はそれでもなお、王家を退けるほどの権力を有したわけだ。


 まあそれも、国とクローエフェアラが組んだ今では、国力が強くなったと賛辞として伝えて良いのだろうけれど。


 一つだけ言えるのは、私か、アカリ様か…もしくは両方が、()()()()()()()()()()()《プラネット》の世界が、この国が、破滅するなんかとは無かったのだろうに…。




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