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王道ルート拒否!~転生やりこみゲーマーはメインストーリーを避けて通りたい~  作者: 藤原キリオ


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44/52

42:ダンブレッドの街到着~ステータス回~



 シュトローゼル王国の【王都ローゼル】から真南に進むと海に当たる。

 王都から南西、【交易都市デュッセル】から南の位置に【ヴェナト海王国】。

 王都から南東に進めば【リッツエルデ王国】へとつながる。


 国境は城壁のようなもので遮られているが、リッツエルデ王国に続く街道沿いに行くと、城壁に隣接するように大きな街がお目見えする。

 それが【ダンブレッドの街】だ。

 シュトローゼル王国における『リッツエルデ王国との国境の街』。賑わいを見せる交易と商業の街である。



 俺たちは三日間に及ぶ【アディエラ山林】修行を終えて、まっすぐに【ダンブレッド】を目指した。足早に。

 急いた気持ちのまま聖教会へと飛び込み、祈るエリザを無視して神官から<ディテクト>の宝玉の使用許可をもらった。



=====

Name:ジェイル

BIL:闇と計略の神

JOB/Lv:スカウト(50)

WEP Skill:ラッシュエッジ(8)、アサシンエッジ(8)、クロスエッジ(8)、バックスタブ(8)、ラストエッジ(8)、スターバースト(8)、シャープスロー(8)、ダブルスロー(8)、エクシードスロー(5)、トリプルスロー(4)、ナイトメアスロー(3)、シャドウスティッチ(2)

JOB Skill:スニーク(8)、ハイド(8)、エネミーサーチ(8)、コレクトサーチ(8)、トラップサーチ(8)、ラビットイヤー(8)、イーグルアイ(8)、マップ(8)

ITEM SkilI:ナイトビジョン(6)、クラフト(4)、アルケミー(5)、クッキング(1)、アプレイス(4)

=====

Name:フゥガ 狼獣人

BIL:剣と正義の神

JOB/Lv:ナイト(50)

WEP Skill:スタンス(8)、スラッシュ(8)、ダブルスラッシュ(8)、スウィープソード(8)、スパイラルトラスト(8)、ゾーンアタック(8)、ゾーンスラッシュ(8)、レディネス(7)、ハードストライク(5)、スウィープストライク(3)、スタンストライク(3)、ドライブアウェイ(2)、メタルクラッシュ(1)

JOB Skill:ガードスタンス(8)、ディフェンススタンス(8)、タウント(8)、シールドバッシュ(8)、ハートオンセイント(8)、リカバリー(8)、ラストスタンド(8)

=====

Name:カリン 狐獣人

BIL:炎と手工の神

JOB/Lv:マジシャン(50)

WEP Skill:スタッフクラブ(8)、マジックスタンス(8)、マジックアップ(8)、エレメンタルフォース(8)、ヒットウィップ(4)、スウィープウィップ(3)、フォッグウィップ(2)、スタンウィップ(1)

JOB Skill:ファイアボール(8)、ファイアベール(8)、ファイアランス(8)、ハートオンファイア(8)、ファイアウォール(8)、グランドファイア(8)、ファイアストーム(8)

=====

Name:ネフィリア エルフ

BIL:森と精霊の神

JOB/Lv:ハンター(50)

WEP Skill:パワーシュート(8)、スパイラルシュート(8)、ダブルシュート(8)、パラライズシュート(8)、トリプルシュート(8)、アローレイン(8)、マジックアロー(8)

JOB Skill:エイムアップ(8)、ホークアイ(8)、コレクトサーチ(8)、エネミーサーチ(8)、ナイトビジョン(8)、ハイド(8)、ハンターズチェスト(8)

ITEM SkilI:クッキング(1)

=====

Name:エリザ

BIL:愛と生命の神

JOB/Lv:クレリック(50)

WEP Skill:ガードアップ(8)、ウィッシュ(8)、マジックアップ(8)、セイントフォース(8)

JOB Skill:ヒール(8)、ライトシュート(8)、キュア(8)、ハイヒール(8)、ターンアンデッド(8)、エリアヒール(8)、ライトピラー(8)

ITEM SkilI:スピードアップ(4)

=====

Name:フライヤ

BIL:戦と勲功の神

JOB/Lv:ブレイド(50)

WEP Skill:スタンス(8)、スラッシュ(8)、スウィープソード(8)、クリティカルスラッシュ(8)、ユーフォリク(8)、ゾーンクラック(8)、ディスパイト(8)、ダブルスラッシュ(7)、スウィープソード(3)、スパイラルトラスト(2)

JOB Skill:アタックアップ(8)、スピードアップ(8)、タイトウェポン(8)、クリティカルアップ(8)、フリーウェポン(8)、ディボーション(8)、ダブルブレイド(8)

=====



「っしゃあっ!!」



 おそらく無駄に狩りすぎてはいるだろうが、そんなことは関係ない。

 三日間、ひたすらに戦い続けた。二日目の途中からは山のほうで戦ったし、その分みんなを危険な目にも合わせた。

 そうした苦労の果て、俺たちは目標を達成したのだ。こんなに嬉しいことはない。

 神官が俺を変な目で見ているがどうでもいい。



「六人全員、転職をお願いします」


「ろ、六人ともですか!?」



 やはりと言うべきか転職にも寄付が必要だった。一人当たり二十万milだ。生臭坊主すぎる。

 転職は貴族や高ランク冒険者くらいしかしないから法外ということなのだろう。クソが。

 まぁそんなことはどうでもいい。転職だ。さっさと転職させてくれ。



=====

 ジェイル:スカウトLv50 ⇒ アサシンLv1

 フゥガ :ナイトLv50 ⇒ ガードナイトLv1

 カリン :マジシャンLv50 ⇒ ウィザードLv1

 ネフィリア:ハンターLv50 ⇒ ドルイドLv1

 エリザ :クレリックLv50 ⇒ プリーストLv1

 フライヤ:ブレイドLv50 ⇒ ハイブレイドLv1

=====



 俺は将来的に【ファントム】を目指すので【アサシン】⇒【シャドウウォーカー】と進む予定。

 フゥガはまだ最終職業(ジョブ)をどうするか悩んでいたようなので汎用性のある【ガードナイト】になった。

 カリンは順調だな。最終的に【アークウィザード】を目指すので【ウィザード】のカンストは必須だ。


 ネフィリアは精霊弓士ルートに行くため、【アーチャー】から【ドルイド】に行って弓使い+精霊使いという感じにしていく。

 エリザは将来的に【セイント】に就けるか分からない。すでにメインストーリーから大きく外れた存在になっているからな。

 とりあえず【セイント】を目指すために上位職へと転職させていくが、【アークビショップ】あたりで落ち着いても仕方ないとも考えている。

 フライヤも【マスターブレイド】に就けるかは微妙だが、とりあえずは【ブレイド】をそのまま伸ばす形で育成だな。



「これ、全員がLv1になって大丈夫なのか?」


「近場で少しレベル上げはするけど、下位職をカンストさせた恩恵があるから多分思っているよりかは強いぞ? 俺のステータスを見れば分かる」



 そういって俺は自分のステータスを読み上げて説明した。

 フライヤは王族だから知っていてもおかしくはないと思ったのだが、どうやらよく知らなかったらしい。だから四人と一緒に聞いている。


=====

Name:ジェイル

BIL:闇と計略の神

JOB/Lv:アサシン(1)

HP:72

MP:47

STR:29

VIT:15

INT:18

REG:17

AGI:45

DEX:44

CHA:20

LUK:32

=====


 ステータス自体は下がっているが【スカウトLv6】くらいのステータスになっている。【アサシンLv1】なのに。

 もちろん上位職だからレベルが上がればステータスの伸びも良くなっているわけで、より強くなるのは間違いない。


 ただこれは下位職をカンストさせたからこんなステータスになっているのだ。

 もし【スカウトLv49】で転職していたら【アサシンLv1】と【スカウトLv1】のステータスは大差ない状態だっただろう。

 カンストさせることで転職した時にステータスの加算が発生するのだ。つまり転職するにはカンストが必須というわけだな。



「はぁ~そういう仕組みなのか。確かに転職しないと損だな、これは」


「なんで一部しか知らない情報になっちゃってるんですかね。国の政策にしたっていいくらいだと思いますけど」


「上流階級の特権ってことじゃないですかね。差別化と言いますか、区別化と言いますか」


「しかし普通の冒険者がLv50になるのは並大抵のことではありません。知っていても為せる人は少ないのではないでしょうか」


「あたしたちはジェイルのおかげでレベルアップも早いけどな。普通はこんな速度じゃ無理だろ」



『狩りの勲章』様様である。やはり早めに実家に戻って正解だ。

 だから二週目以降のプレイヤーは速攻で取りに行くんだけどな。一応、父親にも感謝をしておく。



「あと、フライヤは大剣を【閃の雷鳴】に交換な。しばらくはメインウェポンにする」


「あいよ。刀なんか久々すぎるな。ちゃんと使えるか分からねえぞ」


「エリザとネフィリアも武器スキルがカンストしていたから交換したいんだが、どうする?」


「わたくしはジェイル様にお任せします」


「私もごしゅ……ジェイルさんのオススメがあれば聞いておきたいのですが」



 未だ奴隷の名残があるらしい。ネフィリアは「ジェイルさん」、フライヤは「ジェイル」と呼んでいるが時々「ご主人様」と言われることもある。


 それはともかく二人の武器だ。

 【プリースト】はタリスマン、杖、メイス、棒、拳が装備可能。

 【ドルイド】は杖、弓、鞭、メイスが装備可能。


 エリザは回復する上でも有用なスキルがある『杖』で確定。

 ネフィリアは悩ましいところだったが今まで攻撃と索敵メインだったので攻撃を伸ばす意味で『鞭』にした。

 カリンとかぶるが後衛から攻撃や状態異常を狙えるというのは美味しい。別に弓に持ち替えたっていいしな。


 それとネフィリアの防具も変えないといけない。

 【ハンター】では装備できていた防具も【ドルイド】では装備できないからな。


 というわけで【ダンブレッドの街】を回って杖と鞭と防具を買うことにした。

 カリンが使っていた長栄樹の杖は予備武器としてカリンにそのまま持っていてもらう。

 あまりがっつり探し回るということはしなかったが、三軒ほど回って一番良さそうなものを買うことにした。


=====

 蒼楢の杖:INT+30、混乱耐性

 枝垂れ柳の鞭:STR+31、睡眠付与

 魔導士のローブ、鉄蜘蛛のドレス、魔導士の靴

=====



 あとは宿をとるだけという感じだったのだが、【アディエラ山林】で狩った魔物のドロップが大量にあったので冒険者ギルドに行って依頼票を確認し、何枚かとって依頼完了だけしておく。

 ついでに売る予定の素材もまとめて買い取りに出すことにした。



「【アディエラ山林】に行ったのですか!? あそこはAランク推奨ですよ!?」


「山にはほとんど登っていないですよ。それにうちにはBランクもいますし」


「一人だけじゃないですか! 貴方と貴女はDランクですよね!? と、とりあえずCランクに上げますっ!」



 なんか上手いことCランクになれたわ。ラッキーだな。

 というかこれだけ依頼を熟せば今までの査定も含めてCランクになって当然だと思うけどな。

 むしろフゥガとカリン、ネフィリアあたりがBランクになってもおかしくない。

 ちゃんと査定してくれているんだろうな? ちょっと不安になった。


 それから宿へと行き、部屋でまた打ち合わせをする。

 やっとゆっくり休める感じだな。



「で、明日からの予定は? この街でもまた何かやるのか?」


「そんなに多くはないけどな。三日くらいで出るつもりだし。一応やることリストを出しておくと――」


=====

 ・街中のアイテム拾い

 ・【砂鼠団】【穴倉の蝙蝠】の装備や雑貨、調度品なんかを売れれば売る

 ・街の周囲で多少のレベル上げと狩り

 ・街中で困っている人にアイテムを渡す

 ・悪徳業者を斃す

=====


「こんなところかな」


「さらっと悪徳業者が出てきているんだが」


「闇組織よりマシだと思ってしまっている自分が怖いです」



 どの町でもバトル系のサブクエストというものはあるが、【ダンブレッド】の場合、それこそ「【アディエラ山林】の強敵を斃せ」みたいな魔物討伐系が多いんだよな。

 中盤に入ってサブクエの推奨レベルが上がっているせいもあるが、そうなると今の俺たちでは無理な依頼も多い。

 となると熟せるサブクエも限られてしまうのだが、その中でバトルが必要なのは悪徳業者の一つしかない。


 しかしいくら俺でもLv1で乗り込むのは気が引ける。【夜霧の梟】の時とは事情が違うのだ。

 だから外で狩りをして少しレベルを上げ、同時にドロップアイテムを集め、依頼を熟してから悪徳業者に乗り込もうと思っている。

 別に無理して斃す必要もないんだけどな。金策とアイテム収集のために行っておきたいというだけだ。



「じゃあ悪徳業者を斃してから売りに回ったほうが良くねえか? 二度手間だろ?」


「それもそうか。……ってまた五人とも来るつもりか? 俺一人でもいいぞ?」


「何度言わせれば気が済むのだ。それだと私たちが気苦労するはめになると言っているだろう」


「んじゃありがたく協力してもらうよ。だったら六人とも最低Lv10は欲しいな」


「Lv10程度で足りるのですか?」


「Lv40の用心棒が五人くらいいるけど……多分大丈夫じゃないか?」


「うわぁ……」



 六人がかりで装備も主武器にしてスキル多用の戦い方をすれば正面からでも戦えると思うんだけどな。

 まぁ無理はさせたくないから、その時にまた相談して決めるとしよう。





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