第25話 普段おとなしい人は怒ると豹変する
ようやく夏休みぃぃぃぃぃっ!!
そして久々の投稿。
ではではどうぞ……
「お疲れ様」
「あ、バーバラさん……」
コロシアムの外を歩いていると、アレックスを連れたバーバラに出会った。昨日もそうなのだが、バーバラは自分の仕事をほったらかしているのではないだろうか、とエリカは思った。
「次は準決勝ね」
「バーバラさんの特訓のおかげでなんとかなった感じですね」
そう言うと、あら嬉しい、とバーバラは笑みを浮かべた。
「ちょっと話せる? ちょっとした中間報告があるの」
そう言ってバーバラは宿舎を指差した。
エリカは今日はもう試合もないし、午後のジーンたちの試合まではまだ時間があった。別段断る理由もなかったので小さく頷くとバーバラと共に宿舎に向かった。
「昨日、公文書室に行ったわね?」
「うう、思い出させないでください、あの人苦手です……」
「クライムね……。まあ、根は悪くない、とは言い難い人だけど危険人物みたいな目で見てあげないでね? 何考えているのか分からないのはずっと前からだし」
昨日のクライムとのやり取りが思い起こされてエリカは自分の顔が意志に反してその話題を嫌ったように歪んだのを感じた。それを見たバーバラもエリカの気持ちがよく分かるのか、同情の眼差しを送ってくる。
「あなたが帰った後に私もあそこに行ったのよ。そしてヴァルトに頼み込んで手に入れた許可証で閲覧制限の文書を幾つか借りてきたの」
「やっぱりバーバラさんは世渡り上手ですね……」
「人脈は多いに越したことはないわよ? エリカもあまり警戒しまくらないで少しは他の人とも話しなさいな」
そう言われると、反論できない。
エリカは基本的にいつもジーン、フィア、ジャックと共にいる。彼らの紹介や、向こう側から近寄ってこない限りエリカから見知らぬ人に話しかけることは全くない。自分から秘密がばれる危険性を高める必要はないとの考えからなのだが、少ない交友関係にばれている人物、ばれかけている人物、ばれているのかばれそうなのかさっぱりな人物など、狭いにも関わらず悩みどころが多いのも事実である。
(と言っても、この騎士団じゃこちらからは知らなくても向こう側があたしを知っていること自体は多々ありますし……、あまり深く考えるのも考え物なのでしょうか……ああでも、クライムさんみたいな人が増えても問題大ありですし……)
良い解決策が出てこない。やはりジーンたちを介して知り合う事が無難なのだろう、とエリカは自己完結する。
<何を1人で頷いているのだ?>
「クライムさんみたいなのが2人も3人もいる可能性を考えていたんです」
「……いない、はずよ。いたらさすがにキツイわ……」
<私もご主人に同意しよう。エリカ殿以外で私を初めて会った時に撫でてきたのはクライム殿だけだからな>
「アレックスのモフモフ権はあたしだけのものです!!」
アレックスの言葉に鋭く反応したエリカはバーバラの傍を歩いていたアレックスの首に抱き付いた。そして頬をアレックスの頭に擦りつける。
<エ、エリカ殿! ここは外だという事を考えてくれんか!?>
「ならお持ち帰りするです♪」
「はいはい、500歳のお子様には少~しばかりアレックスは重いわよ。それにこれから私の部屋に行くんだからそこで好きなだけやりなさい」
「そういうことなら……って500歳のお子様ってどういう意味ですか? あたしはれっきとした大人ですよ! ピチピチの500歳です!」
途中までアレックスをモフモフすることで頭が一杯であったエリカも、バーバラの呟いた気になる単語に目ざとく反応して顔を上げた。
「うん、とりあえず最後の一言は聞かなかったことにするわ」
「なに無視してるんですか。ていうかバーバラさんの部屋遠いです」
気づけば随分と宿舎内を歩いている。コロシアム最寄りの扉から入って1階の長い通路を歩き、階段を上りながらエリカはぼやいた。
「仕方ないじゃない。端部屋だし。その代わり端の階段から近いわよ。ほらそこ」
階段を上りきるとバーバラは目の前に現れた部屋を指差した。するとアレックスが走り出して器用に扉に寄りかかって2本立ちするとドアノブを捻って扉を開けて中に入っていった。その後に続いてエリカとバーバラは部屋に入った。
「おじゃまします」
「あら、どこで覚えたの?」
「これくらいこの身体になる前から知ってますよ……、子供じゃあるまいし」
少しふて腐れてみせるとバーバラが苦笑した。
部屋はきちんと整理されていて、間取りはエリカとフィアの使っている部屋と同じような感じであった。ただ窓だけは少し小さめに作られている。広い部屋の壁際にベッドが置かれ、そのすぐ隣に分厚いクッションが置かれていて、そこでアレックスが丸くなっていた。
「とりあえずベッドにでも座って」
バーバラはそう言うと自分の机に置かれていた古い書物を手に取ってベッドに座ったエリカの隣に座った。
「古いですね……」
「まあ、埃も被っていたしね」
バーバラはそう言うと本を開いた。反対の手に持っていた紙をエリカに手渡すとそれのある1カ所を指差した。
「昨日、半日かけてその本を調べたんだけど、怪しそうなのを幾つかピックアップしておいたわ」
「ありがとうございます。ええと……」
お礼を言って文字がびっしりと書かれた紙に目を落としてエリカが硬直した。
「…………」
内容に驚くとか、納得するとか以前の問題だった。エリカはまだ文字がそれほど多くは読めないのだ。エリカのためになるべく簡略化されたバーバラのメモでもエリカが理解できる文字は随分と少なかったのだ。
「……説明しながら行くわね」
「すみません……」
エリカの表情からそれを読み取ったバーバラは本とメモを交互に見比べながらエリカに説明をし始めた。
「1つ目は、突然変異という可能性。ドラゴンに限らず生き物はその生態系の中で変体すること可能性はある。あなたの場合それがドラゴンからヒトになるという結果になったという考え方よ。まあ、そんなに可能性は高くないわ。2つ目の方が可能性が高いわ……アレックス?」
ベッドの隣で丸くなっていたアレックスに声をかけると、アレックスがピクリと耳を動かして顔を上げる。そして一度部屋の扉を見てから周囲に聞き耳を立てているのか耳を動かす。
<鍵はかかっている。周囲にヒトの気配はない>
「ありがとう。2つ目は、あまり考えたくはないのだけれど……、何者かが故意にあなたをヒトにしたという可能性よ」
「故意に?」
あくまで冷静に聞き続ける。バーバラ自身も出来れば信じたくないという表情が滲み出てきている。
「ある魔法に、ヒトを他の生物に置換するものがあるの。それを高度に発展させたものでヒトをより強力な存在にしようと考えた馬鹿が大昔にいるの。これがその為の論理なんだけど……」
本の1ページをエリカに差し出すと、そこには複雑な魔法陣が描かれ、ページの隅々にまで説明と思われる文章が書かれている。
「逆転の発想よ。魔法陣の論理を完全に逆にすれば獣をヒトにすることも理論上は可能なのよ。その方法までは書かれていないけれど、可能性としてはこれが大きいわ」
「つまり、誰かがあたしを狙って、故意に、私欲のためにこんな身体にしてくれたんですね」
<ぬうっ!?>
一瞬、エリカ自身から黒い殺気が溢れ出し、アレックスがビクンと跳ね上がって顔をこちらに向けた。
エリカには龍として生まれた事に誇りがある。ジーンたちが騎士としての誇りを持っているように、エリカには龍として大切に守ってきたものがある。それは自分自身でもあり、家族でもあり、同族でもあり、友達でもある。
そのほとんどを一瞬にして奪われたエリカの喪失感はとてもじゃないが形容しがたい。
そしてその原因が自然現象や病気の類ではなく、ヒトの意志によってであれば、エリカの怒りが噴き出すのも無理はない。
「こんな、情けない身体に……」
エリカは自分の親からもらったありのままの自分の姿を大切にしていた。どんな攻撃にも耐えうる黒鱗、空を力強く、悠然と羽ばたくことの出来る翼、いかなる鱗も引き裂く爪と牙、龍としての誇りをほぼ全てと言っていいほど奪われたエリカの決して外に出すことのできない鬱積、龍としての強烈な殺意が、隣のバーバラに襲い掛かる。
(な、なんて殺気……!)
押し潰されそうなプレッシャーでバーバラは急激に冷や汗をかき始めた自分を認識した。黙って手に持つ紙を睨み付けるエリカに、初めて龍としての恐怖を感じたのかもしれない。
だが、ここで引くつもりは毛頭ない。むしろ、こうなる事はある程度想定していた。自分でも同じことを言われたら犯人を見つけ出して殺すぐらいの気持ちになる。それほどの事をエリカはされた可能性が高いのだ。
「エリカ……」
「……見つけ出してやる」
声をかけると、ゆっくりと顔を上げてエリカはバーバラに顔を向けた。その目は怒りに鈍く光り輝いている。
「見つけ出して、この身体で殺して、元の身体になって喰らってやる!」
「落ち着いて、エリカ!」
今にも暴れ出しそうなエリカをバーバラは抱き寄せて優しく手で包む。怒りで制御が甘くなっているのか、身体の至るところで突発的に黒鱗が発現しては消えてを繰り返している。
「落ち着いて、エリカ。怒りに身を任せては駄目」
「うっ、うぅぅぅっ」
押さえきれないのだろう。エリカは拳でベッドを思い切り叩き付ける。叩くたびにベッドが軋んで今にも折れそうな音を立てる。傍で見ているアレックスも気が気でならない。
「この怒り、晴らさずにいられるか!?」
「今は駄目。相手も分からず、誰にぶつけるの? 私? それともジーンたち? そうなればこの王国の持てる力であなたを止めるわよ」
口調が変化している。
おそらく、これが本来のエリカなのだろう。普段どんなに取り繕っているか痛感させられる。決して表に出さずにいた感情をバーバラとアレックスの前で爆発させている。
「くそっ! それではあたしはどうすればいい!? 本来ならばヒトの世界でこのような事をしている場合でもないのに! パフィオベディルム、誰がやったか知っているのか? 教えてくれ!」
パンッ!!
乾いた音が部屋に響いた。
「あ……?」
バーバラの強烈な張り手がエリカの頬に炸裂し、アレックスが茫然とその様子を見つめている。
「落ち着きなさいと言っているでしょう? 暴れたところで犯人が出てくるとでも思っているの?」
「で、でも……」
パンッ!!
返す手の甲で今度は反対側の頬をバーバラの手が叩いた。
「未練たらしいわね、それでも最上位種のお姫様? あなたのお父様が今のあなたの姿を見たらどういうかしら。憎しみに身を任せてハッピーエンドで終われるわけないでしょうが」
「バーバラさん……」
頬が少し腫れてくる。エリカはその頬を手で覆いながら、今度こそ茫然とバーバラの顔を見つめた。先ほどまでの形相もどこへやら、何が起こったのか分からないという顔をする。
「はあ、やっと表に戻ったわね。頼むからもう馬鹿な事を言わないでよね」
「…………」
「返事は!!」
「は、はいぃ!」
バーバラがエリカの前で開いていた手を握って拳を作ってみせるとエリカは震えあがったように布団を抱きしめて首を縦に振った。
「醜態をお見せしました……」
「いいのよ。私としても、これをあなたに言うべきかは悩んだところで言った事だから私にも責任はあるわ。それにあなたの性格には裏表あるという事が分かったしね。100年連れ添っても本性は見せなかったのにね」
「父上にも見せませんよ……。はあ、感情の制御が出来なかったみたいです」
自分の不甲斐なさに髪の毛をかきむしるエリカに、バーバラは苦笑混じりのため息しか出なかった。
「そんなに裏表はっきりと分けて、何のために?」
「いくらバーバラさんでも、言えないことはあります。これはあたし個人の問題ですしね。ともかく、バーバラさんのおかげで一歩前進できました。ありがとうございます、そしてすみませんでした」
2つの意味でエリカはバーバラに頭を下げた。
だが、バーバラはエリカのわずかな心情の揺れ動きを感じ取っていた。バーバラは頭を下げるそのエリカの頭を手で包むと、自分に押し付けさせた。
「……バーバラさん?」
「半泣きの顔被っても何の意味もないわよ? 見ないであげるから少しは鬱憤晴らしなさい」
心を読まれたようにバーバラに言い当てられ、エリカの小さな肩がビクンと跳ねる。そしてそれは断続的な震えと変わり、小さく押し殺した嗚咽がバーバラの胸元から聞こえ始めた。
(ドラゴンとは言っても、やっぱり女の子ね……)
嗚咽を必死に抑えこもうとエリカはするが、押さえきれない。
部屋にはエリカの嗚咽だけが響いていた。
「……落ち着いた?」
小一時間とはいかずとも、随分と長い間泣いてしまったようだ。エリカが窓の外を見ると太陽の位置が随分と移動していた。自分の目元が乾いた涙で引きつるような感触がしてエリカは瞼を擦りながらバーバラから離れてベッドから立ち上がった。
「大丈夫です。こんな醜態二度とお見せしませんよ」
「別に見せても良いと思うけれど?」
「あたしが、見せたくないんで……」
あまり自分では言いたくなさそうに顔を歪めるエリカに、バーバラもあえてそれ以上は言わなかった。
「また新しい事が分かったら呼ぶわ。それと、まだ可能性の段階だという事を忘れないでね? 下手に動いて要らぬ誤解を招くのは双方にとって不幸よ」
「それくらいは分かってます。まあ、向こうから近づいてくるなら話は別ですが」
「だから……はあ、そうならないことを祈るしかないわね」
バーバラはこの可能性が外れることを切に願っている。だが、これ以外にめぼしい情報が無い以上、これが最有力になってしまうのは自明の理である。
もう少し、せめて試合を全て消化するまでは知らせるの遅らせるべきだったか、とバーバラは内心で後悔してしまった。少なからず今後のエリカの試合に影響を与えたのは間違いない。
試合で鬱憤を晴らすような事が無ければいいのだが。
「ジーンさんの試合、終わっちゃったでしょうか……」
「ああ、さっきテルミの大声が聞こえてきたわよ? 勝ち進んで、明日ジャックと当たる公算が高まったわ。あいつが負けるとしたらジーンか、団長か、私か、あなたくらいなんだし。ジーンたちと合流するなら夕食一緒に食べましょうか。しばらくしたら私は食堂へ行くわ」
「分かりました。では後で食堂にて会いましょう」
エリカはバーバラに一礼すると、忘れずにアレックスをモフモフしてから部屋を後にした。まだ宿舎には人の気配は少なく、コロシアムの歓声とは逆に非常に静まりかえっていた。
(夜の森のようです)
ここだけを見れば、普段ならあり得ないほどに静かだ。おかげで周りに意識を研ぎ澄ませると遠くの物音までもわずかに聞こえた。
「さてと、夕飯まで時間を潰すとしますか……」
独り言を呟き、自室で横にでもなろうかと考えながら一歩を踏み出そうとした時、エリカは誰かに見られているような感覚に襲われた。
足を止め、ゆっくりと廊下の窓の方に向かい、窓から周囲を見渡してみる。コロシアムのせいで視界は著しく悪く、歓声で耳に頼る事も出来ない。
(気のせい、でしょうか……?)
いや、気のせいではない。
確かに誰かに視られていた。
「もしや……」
バーバラの言っていた犯人であろうか。確証はないが、丁度鬱憤を晴らすはけ口を探していたところだったエリカは視られていると感じた方角にかなり指向性を持たせて強烈な殺気を放ってみた。
気配に指向性を持たせることは並みの人間ならばほぼ不可能だろうが、龍であるエリカにとってこれは日常茶飯事で使用される技術だ。周辺に余計なプレッシャーを与えず、獲物を狩るにはこれが丁度良い方法なのだ。
その殺気を相手が感じ取ったかは定かではない。だがいくらかエリカの気も晴れた。自分の負のオーラをぶちまけてスッキリしたエリカは何事もなかったかのように宿舎の階段を下りていった。
「つつつ、おい、大丈夫か」
「あの野郎……、じゃなかったあのアマ、喧嘩売るたぁいい度胸じゃねえか」
フードの男が2人、森の木の枝の上で落ちないように枝にしがみ付いていた。頭を押さえながら片方がもう片方を枝の上に引っ張り上げる。
木の上からは、丁度騎士団の宿舎が見えるわずかな隙間がある。だが、その宿舎は豆粒のように小さい。到底常人であれば窓に見える人影を認識することなどできないだろう。
「落ち着け、『あれ』はまだこちらに気が付いていない。我々の視線を感じ取ったようだが、そもそも我々という存在すら知らんはずだ。おそらく先ほどのものにはそれほど深い意味は込められてない」
「敵か味方も分からない状態であれだけの殺気を放つ馬鹿がどこにいるんだ……。ドクターに頼んで今からでも行動を起こすべきじゃないか?」
だが、言われた男は首を小さく横に振った。
「まだだ。ドクターは合法に『あれ』を回収する方法を模索している。それにあの大会を利用する気なんだろう。それまで我々が動くわけにはいかん」
「ちっ、仕方がないな」
「一度、報告に戻ろう。決勝まで見る予定だったが感づかれてはおちおち近寄れん。それに直接話したほうが良いこともあるしな」
「あの吸血鬼はどうする? 殺すか?」
ヘラヘラ笑いながら下卑た笑みを浮かべた男に、片割れの男は一瞬のうちに剣を抜いてその首に突きつけた。枝から突き落とさんばかりに端に押しやると、その状態で口を開いた。
「いい加減殺す事ばかり口にするのは止めろ。我々の目的は殺すことではない、全てを支配することなのだ。支配される者が少なくなっては面白味も半減するだろうが」
「へっ、怒る理由が狂ってるぜ」
剣を突きつけられているにも関わらず、その男は笑みを崩さなかった。すると剣を突きつけていた男は剣を収め、枝から飛び降りた。それに続いて2人目の男も飛び降りる。
「……狂っているのはお互い様だろう?」
「否定はできねえな。それじゃ、狂ってる者同士、面白可笑しく仕事をやり遂げようぜ?」
「当たり前だ、我々はそのためにいるのだ」
そう言うと2人は森の中へと消えていった。
エリカ、ブチ切れる、の回でした。
まあ、ゲシュタルト崩壊させられたのが人為的なら起こりますよ。それくらいエリカには心理的ダメージがあったんです。
エリカが怒る事など滅多にありません。だから1回怒り出すと辺りに構わず怒り狂ったわけですね。いや~、エリカの怒りを上手く表現できたか不安ですが、バーバラは肝が据わってますね。
往復ですよ、往復。
黒鱗発現してたらどうなったんでしょう、みたいな事を自分で考えております。
さてさて、夏休みに入って投稿ペースが戻る、かと思いきや、むしろその逆になりそうです。生活スタイルが夏休み様になっちゃいますからね。
今までのようにほぼ毎日というのは無理だと思いますが、放棄する気はさらさらなにので、気長に待っていていただけるとありがたいです。
最悪並行でサブ始める可能性すらあるんですが……。
こんな作者の小説でも、読んでいただいているみなさんに感謝を。
ではでは。
ご感想などなんでもお待ちしております。