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すみれ荘には普通の人間がいない 〜元・天才フィクサーの平穏な日常は、深夜のキッチンで崩壊する〜  作者: リリリリス
【第二章:共犯者たちの学園狂騒曲】

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第四十二話:声紋解析(ヴォイス・ストレス)のフリースタイルラップと肉汁大決壊する極厚チーズイン・ハンバーグの活火山

グラウンドの隅にうずたかく積まれた雪山が、街灯に照らされて不気味な影を落とす放課後。

生徒会室は、またしても完璧な暖房設備を無に帰すほどの、極寒の緊張感に包まれていた。俺——相沢湊は、いつものように「平均点モブ」の無害な顔を作り、パイプ椅子に背筋を伸ばして座っている。

だが、デスク越しに俺を見据える生徒会長・西園寺玲王の手元には、鋭い指向性マイクを備えた、放送局レベルの巨大な集音システムが設置されていた。


「相沢くん。人間は、心拍も、脳波も、体表温度すらも、何らかの特異な体質や訓練で偽装できるのかもしれない。……だが、発声器官である『声帯の微細な震え』だけは、絶対に誤魔化せない」


西園寺は手元のモニターを操作し、俺の喉元から発せられる環境音の波形を、ミリ秒単位で可視化するグラフを表示させた。


「これは『超高精度・声紋および音声ストレス(ヴォイス・ストレス)解析システム』だ。人間が嘘をつき、脳に認知的負荷がかかった瞬間、声帯の筋肉は無意識に緊張し、肉耳では絶対に聞き取れない特有の高周波の震え(マイクロ・トレマー)を引き起こす。……さあ、相沢くん。単刀直入に聞こう。君のその平坦な声の奥底に、裏社会を牛耳った天才フィクサー『M』の冷徹な指令コードが隠されているのではないかね?」


西園寺が、俺の喉笛に直接ナイフを突きつけるような、底冷えのする笑みを浮かべた。もし俺がこの瞬間に、ほんの少しでも「言い訳」の論理を脳内で組み立て、声帯にストレスを与えれば、AIが即座にそれを『偽証の周波数』として摘発する。


(ついに声帯の振動まで波形化し始めたか。どこまでも人間の生理現象を疑う男だ。……だが、俺の声を暴こうとしたこと、鼓膜から直接トラウマを刻み込んでやる)


俺は靴のつま先の中に仕込んでおいた小型デバイスのスイッチを、足の指で強く押し込んだ。すみれ荘の共犯者たちへ放つ、反撃のターン開始の合図だ。


その瞬間、生徒会室の窓の外——極寒のグラウンドから、「いやぁぁぁーーーっ! 誰か助けてぇぇぇ! 私は雪山のフリースタイル・スキーヤーじゃないわーーー!?」という、九条さんの凄まじく響き渡る悲鳴が聞こえてきた。

西園寺が驚愕して窓の外を見下ろすと、そこには、学園がグラウンドの雪かき用にリースしてきた巨大な『無限軌道式・大型圧雪車スノーグルーマー』の巨大なフロントブレード(排土板)にしがみつき、雪山で作られた巨大なハーフパイプを、時速60キロで猛烈に駆け上がり、空中で大ジャンプしながら回転している九条さんの姿があった。

裏で拓海が圧雪車の駆動システムをハッキングして限界突破させ、雪上を爆走する「超巨大アクロバット・モンスターマシン」へと魔改造して暴走させているのだ。九条さんは四方八方に雪煙を撒き散らしながら、恐ろしい速度で宙を舞い続けている。


「な……何だあの重量を無視したエアリアルは……!? 九条のやつ、なぜ十トンもある圧雪車にしがみついてバックフリップを極めているんだ……!?」

西園寺が驚愕のあまり完全に窓際へと吸い寄せられ、音声解析モニターから完全に目を離した。

そのわずか一秒に満たない死角。インカムから、栞の極めてリズミカルなエンターキーのターン音が滑り込んできた。


『——私の描くアンダーグラウンドへようこそ、傲慢な生徒会長。最先端の音声ストレスマッピングを、今から最高に「ドープ」なバグに書き換えてあげるわ』


次の瞬間、西園寺の手元の解析モニターの中で、俺の声紋データが致命的なバグを引き起こした。

最新のAIが、俺の声帯の微細振動を『アンダーグラウンドの天才ラッパーによる極限のフリースタイル』と完全誤認。画面内の音声グラフが突如としてDJのターンテーブルに変形し、画面中央に『MC MINATO』というド派手なグラフィティ文字が点滅。「キュキュ、キュイィィン!」というスクラッチ音と共に、ズンチャッ、ズンチャッ、という極太のヒップホップ・ビートが爆音で鳴り響き始めたのだ。

さらに、音声ステータスは『感情:バイブス1000%(ライム&フロウ神モード)』と判定され、スピーカーからは「YO! YO! 俺の心拍、常にフラット! お前の解析、ただのガラクタ! Check it out!(CV:超絶ダミ声のラッパー)」という破壊的な合成音声が、完璧なライムを踏みながらリピート再生され始めた。


「な、何なんだこのストリートカルチャーは……!? 彼の声帯のストレス値が……『ヒップホップの神のバイブス』に変換されているだと……!? 彼の鉄仮面の下は、クラブハウスだというのか……!?」

西園寺が窓際から戻り、モニターを見た瞬間、あまりの重低音ビートと激しい「YO! YO!」コールに脳の論理回路が完全に崩壊し、激しい眩暈を起こしたようにデスクを掴んでよろめいた。過剰なオーディオ処理を強制されたスキャナーは、そのまま画面いっぱいに「Put your hands up!」のスタンプを表示させたまま、完全にフリーズした。


「あの、西園寺会長……。僕の声帯、そんなに韻を踏んでましたか?」

俺がわざとらしく首をかしげて尋ねると、西園寺は完全に精神のコアを破壊された様子で、蒼白な顔で椅子に崩れ落ちた。


「……いや、マイクが近くのライブハウスの電波を拾ったに違いない。相沢くん、もういい……。頭の中で重低音のビートが鳴り止まなくて、論理的思考が弾き出されるんだ。今日の面談は終わりだ。早く帰ってくれ……Yo」


無意識にラップの語尾が移ってしまった屈辱。西園寺が深い絶望の中でこめかみを押さえるのを見届け、俺はペコリと頭を下げて生徒会室を後にした。


---


夜十一時。

極限の声帯制御と、極寒のグラウンドでの「圧雪車大ジャンプ」工作を終え、すみれ荘のドアを開けると、そこには案の定、完全に力尽きた三人の姿があった。


「おかえり、相沢くん……。もう、暴走する圧雪車にしがみついて空中回転したせいで、全身が雪だるまみたいに凍りついて、特に足の指の感覚が完全に死んでるよ……。さむい……」

九条さんが、ソファの上で毛布にくるまりながら、顔を真っ青にしてガタガタと激しく震えていた。いつものキラキラしたトップアイドルのオーラは消え失せ、本当に氷の彫刻のように固まってしまっている。


「俺も……極寒の雪山で圧雪車のサスペンションをプロポでミリ単位制御してたから、両腕の神経が完全に凍死したぜ……。星の巡りも『今夜はナイフを入れた瞬間、肉汁の海で溺れさせろ』って叫んでる……」

拓海が、ストーブに張り付くようにして倒れ込みながら、うわ言のように呟く。


「……脳の韻踏み(ライミング)回路が完全に焼き切れたわ」

栞もまた、ノートPCの横でぐったりと突っ伏していた。

「相沢くんの微細な声帯振動をリアルタイムで極上のフリースタイルラップに変換するなんて、私のシナリオ脳が限界突破したわ。相沢くん、今夜は私たちのこの凍え切った身体とすり減った脳細胞に、圧倒的なカロリーと、肉汁の大洪水を注ぎ込んでちょうだい」


限界の一歩先で戦い抜いた共犯者たち。

俺はブレザーを脱ぎ捨て、黒いエプロンをきつく締め直そうとした。

だが、その前に、ソファでガタガタと震え、青白い顔で足先を丸めている九条さんの姿が目に留まった。


「……おい、九条さん」

「ふぇ? あ、相沢、くん……?」


俺は洗面器に42度の熱めのお湯を張り、そこに血行を促進する生姜のエキスと柚子の香りを少しだけ垂らして、彼女の足元へと持っていった。

そして、何も言わずに彼女の前に片膝をつき、冷たく濡れたローファーと靴下を素早く脱がせると、その氷のように冷え切った小さな両足を、温かいお湯の中へとそっと浸した。


「ひゃっ……あっ……」

お湯の熱と、俺が彼女の足の甲から指先にかけて、お湯の中で優しく揉みほぐす手のひらの感触に、九条さんの肩が大きく跳ねた。


「足先が氷みたいになってるぞ。凍傷で指が動かなくなったら、明日の作戦で逃げ遅れるからな。しっかり温めて血を巡らせろ」

俺は努めて冷淡な、あくまで「戦力の維持」だというトーンを装いながら、親指で彼女の足裏のツボを軽く刺激するようにして温もりを行き渡らせる。


「…………ん……ぁ……」

足先から一気に全身へと駆け巡る熱に、九条さんは次第に震えを止め、ソファに深く身体を預けて心地よさそうに目を細めた。

そして、熱のせいか、それとも別の理由か、みるみるうちに彼女の顔から首筋にかけてが、ゆでダコのように真っ赤に染まっていく。


「相沢くんの、手……すっごく、大きくて……あったかい。足の先から、心臓の奥まで、ギュッて熱くなるみたい……」

至近距離で見下ろしてくる彼女の瞳はとろけるように潤んでおり、俺の手のひらの中にある小さな足が、明確な「熱」を帯びていくのが分かった。


トクン、と。

俺の胸の奥で、西園寺のどんな高性能マイクでも絶対に拾えないであろう、巨大な心音のビートが跳ね上がった。無防備に足を委ね、上目遣いでこちらを見つめてくる彼女の姿が、元・天才フィクサーの冷徹な計算回路を容赦なく破壊していく。


「……もう十分に血が巡ったろ。タオルで拭いて、あとはストーブの前で大人しくしてろ」

俺はこれ以上自分の声帯が緊張して裏返るのを誤魔化しきれず、慌てて足を拭いてやり、逃げるようにキッチンへと向かった。

背後で、九条さんが自分のポカポカになった足を両手で抱え込みながら、「もう……相沢くんってば、本当に過保護なんだから……」と、幸せそうに小さく微笑む気配が伝わってきた。


---


「よし、お前ら。今夜は、その凍りついた身体とすり減った神経を一瞬で焼き尽くす、すみれ荘至高のスタミナ鉄板飯だ。『特製・肉汁大決壊の極厚チーズイン・ハンバーグ 〜焦がしにんにくデミグラスとオニオンリングの活火山〜』を作る」


そのメニュー名が響いた瞬間、リビングの空気が一変し、三人の目が、飢えた肉食獣のようにギラリと輝いた。

極厚チーズイン・ハンバーグ。それは、ただでさえジューシーな合挽き肉の中に、大量のチーズを仕込み、ナイフを入れた瞬間に肉汁とチーズがマグマのように溢れ出す、胃袋を蹂躙する最高峰の背徳料理だ。


俺がボウルに用意したのは、牛7:豚3の黄金比率で合わせた、脂身たっぷりの粗挽き肉。そこに炒めた飴色玉ねぎ、ナツメグ、黒胡椒、卵、そして隠し味の牛脂を加え、粘り気が出るまで徹底的に練り上げる。

その巨大な肉ダネの中心に、ブロック状のモッツァレラと濃厚なチェダーチーズをこれでもかと押し込み、厚さなんと五センチを超える「極厚の円盤状」に成形する。


煙が立つほど熱した極厚の鉄板フライパンにラードを溶かし、主役である極厚ハンバーグを静かに滑り込ませた。


```

——ジャァァァァァァァァッッッ!!!


```


凄まじい爆音と共に、焦げた肉の暴力的なまでに香ばしい匂いと、牛脂の甘い香りが一気にリビングへと解き放たれた。空腹の胃袋にダイレクトアタックを決める凶悪な匂いだ。

表面を強火でカリッと焼き固めて旨味の壁を作った後、赤ワインをドボドボと注ぎ入れ、フタをして一気に蒸し焼きにする。


ハンバーグに火を通している間に、ソースの仕上げだ。

小鍋に濃厚な特製デミグラスソース、ケチャップ、ウスターソース、そして「すりおろした大量の生にんにく」を投入し、グツグツと沸き立つまで煮詰める。


熱々に熱したステーキ用の鉄皿に、パンパンに膨れ上がった極厚ハンバーグをドカンと鎮座させる。

その上から、沸騰する『焦がしにんにくデミグラスソース』を一気に回しかけた。


```

——ジュワァァァァァァァッッッ!!!


```


激しい湯気と共に、デミグラスの深いコクと、にんにくの強烈なパンチが完全に一体となり、スタミナの活火山が形成される。最後に、カリッカリに揚げた巨大なオニオンリングを、ハンバーグの上にタワーのように高く積み上げて完成だ。


---


「さあ、冷めてチーズが固まる前に、ナイフで一気に決壊させろ」


目の前に置かれた鉄皿は、まさにカロリーの要塞だった。グツグツと煮えたぎる漆黒のデミグラスソースの海に、極厚の肉の山がそびえ立ち、その頂上にはオニオンリングの塔が輝いている。


三人は、限界を迎えた胃袋に突き動かされるように、一斉にナイフとフォークを突き立てた。

九条さんが、極厚ハンバーグのど真ん中に、スッとナイフを入れる。

その瞬間だった。


「————っっっ!? 嘘っ、相沢くん、これ……!!」


決壊。

閉じ込められていた透明な肉汁の大洪水が、黄金色にとろけ出す大量のチーズと共に、ナイフの切れ目からドバァァァッと鉄皿の上に溢れ出し、デミグラスソースと混ざり合って美しいマーブル模様を描いた。


九条さんが、チーズと肉汁がダクダクに絡んだ特大の一切れを、ハフハフと息を吹きながら大きな口を開けて頬張った。

次の瞬間、彼女の瞳が衝撃で大きく見開かれ、身体がビクッと震えた。


「んんん〜〜〜〜〜っっっ!!! 柔らかいっ! お肉が口の中で溶けて、旨味が大爆発しちゃったよ!」


九条さんが、両頬を抑えて、幸せのあまり身悶えして叫んだ。さっきの青ざめていた顔から一転、今は顔中が「幸福の熱源」で真っ赤に染まっている。


「外側はカリッとしてるのに、中は信じられないくらいフワフワで、噛んだ瞬間に濃厚なチーズと甘い肉汁がジュワァァァって溢れてくるの! そしてこのにんにくデミグラスソース……! 洋食屋さんの深いコクに、ガツンとくるにんにくのパンチが最高に合わさって、もう脳みそが完全にショートしそう! サクサクのオニオンリングと一緒に食べると、食感の違いが楽しくて、白米が秒速で消えちゃう! 凍えてた身体が、一瞬で熱帯夜になっちゃったわ!」


「うおーっ、美味すぎる!! なんだこの肉汁の海は!」

拓海が、額の汗を拭うのも忘れて、ソースが染み込んだご飯ごとハンバーグを豪快に口に放り込んでいる。

「チーズのまろやかさとにんにくの強烈な風味がギャップ萌えすぎて、フォークがマジで止まらねえ! 寒さで死んでた両腕の神経が、肉のエネルギーで一気に覚醒していくのが分かるぜ! このソースと肉汁が混ざった部分だけで、丼飯が三杯食える!」


「……至高の決壊ブレイクスルーね」

栞もまた、恍惚とした表情で肉を頬張り、眼鏡を曇らせていた。

「強固な表面の焼き目という『偽りの鉄仮面』の中に隠された、溢れ出すチーズと肉汁という『抑えきれない熱い本性』。西園寺くんがどれだけ冷徹にこちらの声紋をスキャンしようとも、このハンバーグがもたらす圧倒的な至福の歓声の前には、彼のAIなどただのノイズに過ぎないわね。この共犯関係の美味しさは、誰にも暴けないわ」


深夜のすみれ荘に、ただひたすらに肉を噛み砕き、サクサクのオニオンリングを崩す幸福な咀嚼音だけが響き渡る。

俺自身も、自分の分のハンバーグを口に運び、その突き抜けるような美味さに小さく息を吐いた。

濃厚なにんにくデミグラスの風味と、とろけるチーズ、そして口の中で跡形もなく解ける極上の挽き肉の旨味。それが一日中モブを演じ、裏工作を仕掛け続けた俺の身体を、最高に心地よく満たしていく。


西園寺玲王。お前は科学の力と声帯の震えで、俺たちを孤独なシステムの中に追い詰めようとしている。だが、お前がどれだけ網を絞ろうとも、俺たちにはこの食卓がある。同じ飯の美味さに感動し、互いの窮地を笑いながら救い合う、この歪で、けれど絶対に壊れない絆がある。


ふと見ると、隣に座る九条さんが、フォークをくわえたまま、じっとこちらを見つめていた。その瞳には、さっき足を温めた時の、ほんのりとした熱がまだ確かな色として宿っている。


「……相沢くん」

「ん? なんだ、ソースが口の端についてるぞ」


「えへへ。……ねえ、相沢くん。私、相沢くんに足とか触ってもらうと、さっきのラップバトルよりもずっと速く、心臓がビートを刻んじゃうんだよ?」


その直球すぎる笑顔と爆弾発言の直撃を受け、俺は危うく食べていたハンバーグを喉に詰まらせそうになり、激しくむせながら視線を逸らした。胸の奥の不自然な高鳴りと顔面の温度上昇は、どうやらこの強烈なガーリックと肉汁の熱量だけのせいではなさそうだ。


「お、おい、九条さん! 寝ぼけたこと言ってないで早く食え! オニオンリングが湿気るぞ!」


「はーい! 満腹中枢はとっくに肉汁と一緒に決壊しちゃったもん! あとお肉もう一個とチーズマシマシで追加お願い!」


「あはは、俺もおかわり! 湊、明日の西園寺の『MC MINATO・トラウマ報告書』の顔を見るのが今から楽しみだな?」


「……私の小説の第十七章は、西園寺くんの『フリースタイルラップ恐怖症』で決定ね」


夜が更けていくすみれ荘。

窓の外では冬の寒風が冷たく吹き荒れているが、このダイニングテーブルを包むハンバーグの熱気と、共犯者たちの暖かな笑い声、そして、足湯の温もりと共に静かに、けれど確実に育まれ始めた二人の熱量は、どんな策謀の影をも寄せ付けないほどに、どこまでも優しく、力強く燃え上がっていた。

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