怪異メモ その4 + 魔術メモ その5
幕間/
ナナシの怪異60号 アリス
対象者:梁山河奈、その他不特定多数の病院内患者
概要:ある病院に現れた少女の姿をした怪異。病院内で発生したアリスの眷属はアリス消滅後も残っているが、のちに文化研究部で全て対処した。
特性:一定範囲内にいる人間の記憶の中から、願いを汲み取り悪意のある形で具現化する。相手がその願いに対し明確な否定を持つことと、高レベルでの精神干渉耐性があれば発現を阻止できる。
発生起因:梁山河奈にあった小さな願いを種に、シャルディーンが怪異として存在を作り上げた。
本来であれば怪異として成立し得ないほど無意識下にあった河奈の願いを汲み上げ、病院内にいる患者にも同様のことを行うことで存在をより強固なものにしていった。
ウロツキと類似する点はあるが、明確な依代を得る必要がなかったこと点が大きく異なる。
龍神資源プロジェクト御三家について
<フィロアステリ家>
占星術、天体に関する魔術を得意とする魔術師の家系。
『照応天球』はフィロアステリ家の発明であるが、分家を始めとした様々な魔術師に広まっている。
シャルディーンの兄、トレミーは地球の霊脈の流れを観測する研究者であった。
トレミーは霊脈全体が地下に眠る龍神の力を濾して含んでいることに着目し、そこから龍神の力を引き出す方法を研究していった。
<デオラーナ家>
獣性魔術の家系、人間に獣の力を宿すことを通して人類の新たな道を開こうとする魔術の家系。
今存在する生物種に限らず、すでに絶滅した生物や神話に登場するような生物も研究対象のうちであり、この家が当プロジェクトに協力したのは、龍神という生物を人間に宿す当プロジェクトに最も適した人材ということで、トレミーに協力を持ちかけられたからである。
<錦条家>
デオラーナ家の分家、混成魔術の家系。
人間を素体にして獣の力を付与するというデオラーナ家のアプローチに対して、人間を素体にすることを絶対とせず、様々な生物の組み合わせを行う方針を取っている。
新たな道を開くのが人間でなくとも良いという思想のため、基本的に本家と仲が良くないのだが、今代の当主同士の関係が良好なため当プロジェクトに参加することとなった。




