↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/35

第3話「弱肉強食」

 巨大魚から逃げて三日。

 俺は海底近くで暮らしていた。

 食べられるものを探しては食べる。

 危険を感じれば岩陰に隠れる。

 眠るときは狭い穴に入る。

 そんな生活だった。

【Lv.5】

【HP:16】【攻撃力:4】【防御力:5】

 少しずつ強くなっている。

 だが。

「……腹減った」

 問題があった。

 小魚の身体は、とにかく腹が減る。

 いくら食べても満腹にならない。

 そこで俺は、海底を探し回った。

 すると。

 赤い魚がいた。

 身体から小さな電気を放っている。

「……電気?」

 近づいた瞬間。

 バチッ!

「ギョオオオッ!?」

 身体が痺れた。

【状態異常:麻痺】

「ふざけんな!」

 赤い魚が再び電気を放つ。

 俺は逃げた。

 だが、逃げながら考える。

 あれを食べたら。

 俺も電気を使えるんじゃないか?

 危険だ。

 けれど、魅力的すぎる。

「……やる」

 俺は岩陰に隠れた。

 赤い魚が近づいてくる。

 そして電撃を放つ直前――

 俺は全力で突っ込んだ。

 噛みつく。

 赤い魚の身体が暴れる。

 電撃が身体を駆け巡る。

「ぐっ……!」

 それでも離さない。

 そして。

 最後の一噛み。

【捕食しました】

【特殊個体を捕食】

【スキル《微弱電撃》を獲得しました】

【スキル《麻痺耐性》を獲得しました】

「…………」

 俺の身体に、小さな電流が走った。

「やった……!」

 初めて、自分から戦って勝った。

 しかも。

【Lv.5 → Lv.7】

「俺、強くなってる……」

 だが、その直後。

 遠くから大量の魚が泳いできた。

 数十匹。

 いや。

 百匹以上。

 俺と同じ小魚だった。

「……魚群?」

 彼らは一斉に逃げていた。

 その後ろから。

 巨大な影が迫っていた。

次回もお楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。