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第3話
布団に包まり、同級生たちの笑い声に耳を塞ぐ。
「澪、朝ごはん食べたら⋯?」
静けさが戻ってきた頃、お母さんが気遣うように声を掛けてきた。
パジャマのまま、黙々と朝ごはんを食べる。
「⋯無理に学校行かなくてもいいからね⋯」
「⋯ありがとう⋯ごめんね⋯」
「っ⋯どうして謝るの⋯?」
「⋯娘が不登校だなんて⋯恥ずかしいでしょ?」
「っ⋯そんなわけないじゃない!澪が優しい子だって、知ってるもの⋯」
「⋯ごちそうさま⋯」
お母さんの言葉を遮るように立ち上がり、部屋へと戻る。
「⋯私は、なんのために生きてるんだろ⋯」
思わず呟いた言葉。
クラスメイトから存在を否定され、自分でも自分がわからなくなっていた。
そっと棚に手を伸ばし、何度も聴いたCDを流す。
聴き慣れた歌なのに、違和感を感じる。
「⋯ホントにこの歌、好きだったのかな⋯」
CDを棚に戻し、溜息をつく。
自分が自分じゃないような感覚に、涙が溢れた。




