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記憶の向こうにある幸せ  作者: みやび68


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第4話

同級生たちの笑い声に目が覚める。


ぼんやりと窓から見ていると、不思議な感覚に襲われる。


「⋯私、ホントにイジメられてたのかな⋯」


久しぶりの制服に袖を通し、リビングに降りていく。


「っ⋯澪、どうしたの⋯?」

「⋯学校、行ってくる⋯」

「⋯大丈夫なの?⋯無理しなくていいのよ⋯?」

「⋯大丈夫⋯」


心配そうなお母さんに小さく微笑み、学校へと向かう。


学校に近付くにつれ、気分が悪くなってくる。


⋯ホントに?


軽く頭を振り、校門をくぐる。


深呼吸をして、教室に足を踏み入れた。


「えっ⋯何で榊原が学校来てんの?」

「てか、生きてたんだ?」


クスクスと笑いながら投げかけられる言葉に耐えきれず、教室を飛び出す。


走って家まで帰り、息も整えず玄関の扉を開けた。


「っ⋯!澪、大丈夫!?」


無言で首を横に振る。


「っ⋯ダメ、だった⋯」


思わず涙が溢れ出す。


「っ⋯私⋯自分がわからない⋯」

「⋯澪⋯」


優しく抱き締められ、声を出して泣いた。

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