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8話 「わたし…きれい?」 恐怖の蘇生 後編

よろしければ感想・批評をください…

自分自身レベルアップしているのか自分では分かりずらいので

是非宜しくお願いします。

龍二は帰宅すると狂ったように剣の修行を始めた。


口裂け女に圧倒された悔しさと不甲斐なさ…そして何より人質をより戻せなかったと言う罪悪感…


こうしている内にも口裂け女は新たに標的を探ているかもしれない…いや…もう次の犠牲者が出ているかもしれない…


しかし今の自分では口裂け女には敵わない…


全ての怒りをぶつけているかのように龍二はひたすら剣を振った。


そんな龍二を五郎とレミは心配そうに見つめる。


「ねぇ…龍二…あれからご飯も食べずにあのまんまだよ?あれじゃ身体がもたないよ…」


レミがそう言うと五郎はため息をつきながら言った。


「ああなってしまったらあいつは誰の言う事も聞かん…暫く放っておけ」


そういうと五郎はその場を後にした…


レミも五郎の後を追ってその場を去った…


数日間、龍二は高校にも行かず自宅に引き篭もりただひたすら剣を振った…


数日間も龍二が高校を無断欠席したので美咲と理恵は心配した…


その日の下校中…


「辰巳君来ないね…もしかしたらあの時、私達がからかったのを怒ってるんじゃ…」


美咲が俯きながら言うと理恵はそれをフォローした。


「ダイジョブだって!龍二はクールに見えて短気だけどあんなことを根に持つような奴じゃないよ」


その一言に美咲は救われた気がした。


近くに公衆便所がある…


「ごめん美咲…ちょっとトイレ行って来るから待ってて」


理恵はそういうと駆け足でトイレに向かった。


数分後…理恵がトイレから戻ると美咲の姿がない…


「あれ?」


理恵が当りを見回したが美咲はいない…


不思議がる理恵の携帯電話が鳴った…


美咲からの着信だった…


理恵は電話に出た…


「美咲どこにいるの?待っててって言ったのに」


理恵は少し不満そうに言った。


すると電話から美咲の痛々しい声が聞こえた。


「理恵!助けて!口裂け女が…」


そこで電話が途切れた。


理恵は確信した。


美咲は口裂け女にさらわれた…


しかし何の手掛かりもない理恵にはどうすることもできない。


理恵は龍二の自宅に向かった。


龍二の家に着くやドアをドンドン!と叩いた。


中からは龍二が出て来た。


何にも飲まず食わずだったらしく少し痩せたようだ。


「どうした?そんなに慌てて」


「どうしたもこうしたも美咲が口裂け女にさらわれたの!」


龍二の形相が変わった。


「何だと!?」


龍二は舌打ちした。


理恵を家に上がらせ口裂け女についての過去の新聞記事を調べる。

美咲が何処に連れさられたのか見当もつかないからだ。

これでは助けに行く事もできない。


探し始めて二時間が経った時、理恵が声をあげた。


「龍二これ見て!」


その記事には母親が娘の口を耳元まで切るという記事だ。

その記事によるとある姉妹がいて、美人の姉がいつもほやされ、落ち込んでいる妹を見て、母親が姉の口を耳元まで切ってしまったとある。


「成る程…もし口裂け女がこの口を切られた姉の怨念だとしたら…」


「そう…この口裂け女は自分の住んでいた自宅をアジトにしている可能性が高い」


「それがわかれば美咲の居場所も分かるってわけか…」


「でもその自宅をどうやって見つけるかよね」


「それなら心配ない…木島さんって言う刑事に聞いてみる」


そう…龍二には木島という強い味方がいる…








美咲は目が覚めると口にガムテープを貼られ手足は縄で絞めらていた…


美咲が目をやると子ども数人女子中学生一人、自分と同じ高校生の男女が二人そしてもう一人大人の男性がいる。

制服を着ているのでどうやら警察のようだ。


口裂け女が高校生の男子のガムテープを解いた。


口裂け女は巨大な鋏を取り出した。


その男子高生は声にならない声で叫んだ。


「やめてくれ…やめて…やめろぉぉぉ!!」


しかし無残にも口裂け女はその男の口を耳まで裂いた…


「ぐやぁぁぁぁぁぁ!!」


飛び散る血…


美咲は目の前で何が起こったのか理解できなかった…


目を見開かせてパチパチした…


心の中で願った。


{辰巳君助けて!}


口裂け女は鋏で心臓を一突きしてトドメを刺した。


美咲は目を瞑った。


今はそれしか出来なかった…


口裂け女はその男子中学生の息がないことを確認すると男子中学生を背負ってどこかへと行ってしまった。


おそらくその男子中学生を自宅の前に運ぶ為だろう…


美咲は必死に縄を解こうとしたがきつく縛られており解く事が出来ない。


どうしていつも自分ばかりこういうめに遭うのだろうと思った。


もしかしたら自分はもう助からないかもしれない。


希望を失いかけた時、部屋に龍二と理恵が入ってきた。


龍二と理恵は人質のガムテープと縄を解いていく。


そして龍二が美咲のガムテープと縄を解いた。


美咲は龍二顔を龍二の胸に埋めた。


「辰巳君!!…怖かった…怖かったよぉぉ!」


涙が止まらなかった…


龍二はそんな美咲を優しく抱きしめた…


「泣くな…さぁ…ここから出るぞ」


美咲は頷いた。


理恵の先導で人質を口裂け女のアジトから脱出させた。


しかしそう上手くはいかない…


逃げる途中で口裂け女が立っていた。


こっちを睨んでいる…


「理恵…こいつらは頼んだ…口裂け女は俺が何とかする」


「わかった」


理恵は頷くと人質を逆方向に避難させる。


すると美咲が去り際に言った。


「辰巳君!負けちゃ駄目だよ!」


龍二は深く頷いた…


逃げたのを確認すると剣を出現させた。


いつの間にか口裂け女が目の前に来ている。


「さぁ…決着をつけようか」


龍二は目を瞑って剣に気を集め龍騎士に姿を変えた。


果敢に口裂け女に突っ込むが案の定、口裂け女のスピードについていけず押されている


口裂け女のスピーディなー攻撃を浴びる。


龍騎士は父のことを思い出していた…


「こういうとき…父さんならどうする?」


目に見えないスピードを持つ魔物相手に父ならどうしたのか考えた…


そしてハッと思い出した。


日誌帳に書いてあることを思い出した。


{目に見えぬ敵は目で感じるな。五感を使え」


「成る程…そういうことか!」


龍騎士は目を瞑った…


神経を集中させた…


目は瞑っているが口裂け女の姿が見えた気がした。


「そこだ!!」


龍騎士の刃が口裂け女を切り裂いた。


「あっ・・・あう…あ…」


口裂け女はバタンとその場に倒れ砂のようになり姿を消した。


龍騎士は勝った…







噂…それは信じるか信じないかはあなた自由だ。

しかし火のないところに煙は立たぬと言うことわざがある。

そのことを是非憶えていてもらいたい…



続く



















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