第14話 妥協
一週間後、レオンに助けられたあの老人が、自分からギルドまで三人を訪ねてきた。年老いてはいるが、もう血の混じった咳はなく、小さな硬貨袋を手にしていた。
「全部じゃないんだが」老人は照れくさそうに、まるで誰にこの決定権があるか分かっているかのように、マーティンに袋を差し出した。「せめて一部だけでも返さないと。あなたの友達に命を救われたんだ」
マーティンは長い間その硬貨を見つめていたが、やがてゆっくりと受け取り、頷いた。
「ありがとうございます。……良くなられて、良かったです」
老人が去ると、マーティンはしばらく硬貨袋を手の中で確かめていた。
「戻ってくるとは思わなかった」ついに彼は認めた。
「俺も確信は持ててなかった」レオンが静かに答えた。「でも、少なくとも部分的には正しかったんだと分かって嬉しいよ」
その様子を見ていたフィンは、この和解を決定的なものにする頃合いだと判断した。
「じゃあ、これで仲直りってことでいいんだよね?」
マーティンは長い、値踏みするような視線をレオンに向けた。
「一つ条件がある」彼は言った。「これからは、大きな出費は三人全員が納得したときだけにする。お前の優しさを信用してないからじゃない、レオン。俺たちは一つのチームで、決断も共同のものであるべきだからだ」
レオンは迷わず頷いた。
「賛成だ。それが正しい」
「僕も決定に参加するからね!」フィンがすぐに割り込んだ。取り残されるのを恐れているのが明らかだった。
「お前は主に浪費に参加してるだけだろ、決定じゃなくて」マーティンが軽口を叩くと、三人はこの緊張した数日の後、久しぶりに心から笑った。
こうして三人の最初の本当の家族の決まりが生まれた――禁止ではなく、合意として。これからは重要な決断はいつも三人一緒に。なぜなら三人とも、自分だけでなく他の二人に対しても責任を負っているのだから。




