表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GATEKeePer−世界にその価値はあるのか−  作者: 大福


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/32

第27話 前線


 最前線。


 そこは、もはや戦場ではなかった。


 視界を埋め尽くす怪異。


 地平線の果てまで続く黒い群れ。


 一体倒せば。


 その後ろから二体。


 十体。


 百体。


 数ではなかった。


 まるで世界そのものが押し寄せてくるようだった。


「東側、防衛線が崩れる!」


「第三部隊、後退しろ!」


「負傷者を運べ!」


 怒号が飛び交う。


 英雄達は全身を血に染めながら、それでも剣を握り続けていた。


 しかし。


 誰の目にも限界は明らかだった。


「ぐあぁっ!」


 一人の英雄が怪異に吹き飛ばされる。


 すぐに別の英雄がその穴を埋める。


 だが、その僅かな隙へ怪異の群れが雪崩れ込んだ。


「押し返せ!」


「駄目です!」


「数が多すぎます!」


 一歩。


 また一歩。


 防衛線が後退する。


 そして。


 一人の若い英雄が膝をついた。


 剣は折れ。


 肩からは大量の血が流れている。


 目の前では巨大な怪異が腕を振り上げていた。


「しまっ――」


 誰も間に合わない。


 その瞬間だった。


 轟音。


 巨大な怪異が横へ吹き飛ぶ。


 後方の怪異を何十体も巻き込みながら、大地を転がっていく。


 英雄達が一斉に振り返る。


 戦場の後方。


 一人の女が静かに歩いてきていた。


 白い長髪。


 穏やかな微笑み。


 その姿を見た瞬間。


 絶望に染まっていた英雄達の表情が変わる。


「……大蛇!」


「大蛇が来た!」


 安堵の声が戦場へ広がる。


 大蛇は倒れている英雄達を静かに見渡した。


 怪我人。


 崩れた防衛線。


 押し寄せる怪異。


 全てを確認すると、小さく微笑む。


「皆さん。」


「ここからは私が引き受けます。」


 その一言だけで。


 張り詰めていた空気が少しだけ和らいだ。


 大蛇は負傷した英雄の前へ膝をつく。


「立てますか?」


「だ……大丈夫です。」


「無理をしてはいけません。」


 静かに身体を支え、立ち上がらせる。


「後方へ。」


「ですが!」


「ここが突破されたら!」


 大蛇は優しく微笑んだ。


「心配いりません。」


「ここは通しません。」


 その言葉に迷いはなかった。


 英雄は深く頷き、仲間に支えられながら後方へ下がっていく。


 大蛇は次々と負傷者を避難させる。


 怪異が飛び掛かる。


 しかし。


 近付いた瞬間だった。


 ズンッ――。


 怪異の身体が大地へ叩き付けられる。


 続いて周囲の怪異も次々と押し潰されていく。


 立ち上がることすらできない。


 地面へめり込み。


 骨が砕け。


 黒い身体が潰れていく。


 怪異達の隊列が初めて乱れた。


 それでも。


 後方から新たな怪異が押し寄せる。


 大蛇は最後の負傷者を送り届けると、ゆっくりと前線へ向き直った。


 右手を静かに前へ差し出す。


 その瞬間。


 大地が震えた。


 空気が重く沈む。


 炎が足元から噴き上がる。


 一本ではない。


 幾十もの炎柱。


 紅蓮の奔流が怪異の群れを飲み込み、一瞬で灰へ変えていく。


 炎が消えた時。


 そこには数百体いた怪異の姿はもうなかった。


 だが。


 その空白を埋めるように、新たな怪異が押し寄せる。


 大蛇は困ったように微笑んだ。


「終わりが見えませんね。」


 その時だった。


 夜空が光る。


 一筋の光。


 ――そう見えた。


 だが違う。


 その光は無数へ枝分かれし、夜空いっぱいへ広がっていく。


 流星群。


 数え切れない光が戦場へ降り注ぐ。


 轟音。


 爆風。


 左翼を埋め尽くしていた怪異の群れが、一瞬で消えた。


 抉れた大地だけが、その威力を物語っている。


「来た!」


「オリオンだ!」


 空から一人の男が静かに降り立つ。


 濃紺の外套。


 巨大な弓を背負う、一人の英雄。


 オリオンは大蛇を見るなり深く頭を下げた。


「大蛇さん。」


「お久しぶりです。」


「申し訳ありません。」


「到着が遅れ、ご負担をお掛けしてしまいました。」


 大蛇は穏やかに微笑む。


「お久しぶりですね。」


「無事で何よりです。」


 オリオンも微笑み返した。


「こうして共に戦うのは……いつ以来でしょう。」


 大蛇は少しだけ懐かしそうに目を細める。


「神代さん達と肩を並べて戦っていた頃でしょうか。」


「あの頃は、世界そのものが戦場でしたね。」


 オリオンは静かに頷く。


「懐かしいですね。」


「ですが。」


「昔話をしている時間はなさそうです。」


「ええ。」


 大蛇も頷く。


「まずは皆さんを助けなければ。」


 オリオンは戦場へ視線を向け、静かに弓を握り直した。


「ここからは私も戦います。」


 大蛇は静かに頷く。


「貴方が来てくださったのなら。」


「半分は安心できます。」


 オリオンが苦笑する。


「半分ですか。」


「少々厳しい評価ですね。」


「英雄とは。」


 大蛇は穏やかな笑みを崩さない。


「油断した瞬間に命を落とします。」


「過信は禁物ですよ。」


 オリオンは深く頷いた。


「肝に銘じます。」


 大蛇は右翼の怪異を見据える。


「私は右翼を受け持ちます。」


「オリオンさん。」


「左翼は、お任せします。」


 オリオンは静かに弓を構えた。


「承知しました。」


 二人は一度だけ視線を交わす。


 それだけで十分だった。


 次の瞬間。


 二人の英雄が同時に駆け出す。


 その瞬間。


 最前線は、防衛戦から反攻へと変わった。



 二人の英雄が、それぞれの戦場へ向かう。


 右翼。


 大蛇の前には、地平線を覆うほどの怪異が押し寄せていた。


 先頭を走る怪異が咆哮を上げる。


 それに呼応するように、後方から幾重もの咆哮が重なった。


 大地が揺れる。


 土煙が上がる。


 数え切れない怪異が、一斉に大蛇へ殺到する。


 大蛇は立ち止まった。


 構えない。


 武器も持たない。


 ただ。


 静かに前を見据えている。


 百メートル。


 五十。


 二十。


 怪異の姿がはっきり見える距離まで近付いても、大蛇は動かなかった。


 十メートル。


 五メートル。


 先頭の怪異が大きく跳躍する。


 鋭い爪が、大蛇へ振り下ろされる。


 その瞬間。


 ズンッ――。


 怪異が落ちた。


 いや。


 叩き落とされた。


 腹から大地へ激突し、その巨体が地面へめり込む。


 続いて。


 二体。


 十体。


 五十体。


 大蛇へ殺到していた怪異達が、次々と大地へ叩き付けられていく。


 何が起きているのか。


 後方の英雄達には分からない。


 大蛇は触れてすらいない。


 それなのに。


 怪異達の身体だけが、見えない何かに押さえ込まれていく。


 大地が軋む。


 骨が砕ける。


 地面そのものが、ゆっくりと沈んでいく。


 後方から押し寄せた怪異達も止まれない。


 前列へぶつかり。


 重なり。


 次々と大地へ縫い付けられていく。


 大蛇はその光景を静かに見つめる。


 そして。


 右手を横へ払った。


 空気が爆ぜた。


 暴風。


 轟音と共に風が戦場を駆け抜ける。


 大地へ押さえ付けられていた怪異達が、一斉に宙へ舞い上がった。


 十体ではない。


 百体でもない。


 黒い群れそのものが、空へ持ち上げられていく。


「……嘘だろ。」


 後方の英雄が呟く。


 その直後。


 大蛇の足元を水が走った。


 最初は細い流れだった。


 だが。


 大地を這いながら急激に膨れ上がっていく。


 幾つもの水流が絡み合う。


 頭部。


 胴体。


 巨大な顎。


 それは、巨大な蛇へと姿を変えた。


 水蛇が天へ昇る。


 大きく口を開き。


 宙へ巻き上げられた怪異達を一気に飲み込んだ。


 巨大な身体の中で水流が渦を巻く。


 怪異達が暴れる。


 だが。


 抜け出せない。


 大蛇が静かに視線を上げた。


 水蛇の内側に。


 小さな赤い光が灯る。


 次の瞬間。


 紅蓮が走った。


 一瞬。


 巨大な水の身体が白く濁る。


 そして。


 爆ぜた。


 轟音。


 白い蒸気が戦場を飲み込んだ。


 衝撃波が大地を駆け抜ける。


「伏せろ!」


 英雄達が身を低くする。


 熱風が頭上を通り過ぎた。


 土煙。


 水蒸気。


 砕けた大地。


 何も見えない。


 やがて。


 風が白い煙を運んでいく。


 英雄達がゆっくりと顔を上げた。


「……。」


 言葉が出なかった。


 先ほどまで。


 右翼を埋め尽くしていた怪異の群れ。


 その大半が消えていた。


 大蛇だけが。


 何事もなかったように、その中心へ立っている。


 白い髪が静かに風へ揺れていた。


 だが。


 終わってはいない。


 地平線の向こうから。


 新たな怪異達が押し寄せてくる。


 大蛇はその群れを見つめる。


 そして。


 後方の英雄達へ振り返った。


「皆さん。」


「大変でしたね。」


 穏やかな声だった。


「少し休んでいてください。」


「ここから先は。」


「私達が前に立ちます。」


 英雄達は大蛇の背中を見つめた。


 一人。


 また一人。


 握っていた武器を下ろす。


 僅かな時間でもいい。


 呼吸を整えられる。


 傷を確認できる。


 倒れた仲間を後方へ運べる。


 大蛇が前に立っている。


 ただ、それだけで。


 彼らには休むことが許された。



 ◇



 一方。


 左翼。


 こちらも怪異の勢いは衰えていなかった。


 いや。


 右翼以上の数が押し寄せている。


 オリオンは一人。


 迫る黒い群れを静かに見つめていた。


 背から弓を下ろす。


 一本の矢を番える。


 怪異との距離は既に近い。


「オリオン!」


「もう来るぞ!」


 オリオンは怪異ではなく。


 空を見上げた。


「少し下がっていてください。」


 それだけだった。


 弦を引く。


 ギリッ――。


 弓が大きくしなる。


 そして。


 放つ。


 一本の矢が夜空へ昇った。


 ただの一射。


 そう見えた。


 しかし。


 矢が淡く光る。


 一筋だった光が。


 二つへ分かれた。


 さらに。


 四つ。


 八つ。


 十六。


 瞬く間に、数えることすらできなくなる。


 光は増え続ける。


 空いっぱいに。


 無数の光点が広がっていく。


 英雄達が戦うことさえ忘れ、空を見上げた。


「……星?」


 誰かが呟いた。


 次の瞬間。


 星々が落ちた。


 無数の光が。


 流星のように戦場へ降り注ぐ。


 一体。


 また一体。


 怪異の頭部を正確に貫く。


 別の光が胸を射抜く。


 その後ろ。


 さらに奥。


 次。


 次。


 次。


 光の雨が降る。


 怪異だけが倒れていく。


 英雄達のすぐ横にも光が落ちる。


 肩越し。


 頭上。


 剣を振り抜いた、その僅かな隙間。


 だが。


 一本たりとも味方には触れない。


「……まさか。」


 一人の英雄が気付く。


「全部……狙っているのか?」


 偶然ではない。


 一本から生まれた無数の矢。


 その全てを。


 オリオンは操っていた。


 怪異が倒れる。


 また倒れる。


 左翼を埋め尽くしていた黒が。


 光の雨によって削り取られていく。


 数十秒。


 それだけだった。


 最後の光が一体の怪異を貫き。


 大地へ消える。


 静寂。


 オリオンは弓を下ろした。


「今です。」


 その一言で。


 英雄達が我に返る。


「前へ!」


「押し返せ!」


 一斉に進軍する。


 崩壊寸前だった左翼が。


 逆に怪異を押し返し始めた。


 その時。


 オリオンの視線が止まる。


 怪異の群れの奥。


 大きな影が動いた。


 地面を踏み砕きながら。


 一体の上位種が姿を現す。


「上位種!」


 英雄達の足が止まった。


 先ほどまでの怪異とは違う。


 その巨体から放たれる圧だけで、周囲の空気が変わる。


 上位種が低く身を沈めた。


 そして。


 走り出す。


 大地が揺れる。


 巨体からは想像できない速度。


 一直線にオリオンへ迫る。


「オリオン!」


「援護する!」


 英雄達が前へ出ようとする。


 だが。


 オリオンは一本の矢を番えた。


「大丈夫です。」


「そのまま下がっていてください。」


 声色は変わらない。


 弦を引く。


 上位種が迫る。


 百メートル。


 五十。


 オリオンは動かない。


 狙いを定める。


 そして。


 放った。


 ヒュッ――。


 一本の矢。


 上位種と比べれば。


 あまりにも小さい。


 上位種が腕を振り上げる。


 矢など、そのまま叩き落とせる。


 誰もがそう思った。


 だが。


 飛翔する矢が光を纏った。


 そして。


 大きくなる。


「……?」


 英雄達が目を見開く。


 矢は止まらない。


 飛ぶほどに。


 光が増していく。


 矢そのものが膨れ上がる。


 槍ほどに。


 大木ほどに。


 さらに。


 さらに。


 上位種が速度を落とした。


 飛翔する矢は、既にその巨体と変わらない大きさになっていた。


 だが。


 まだ止まらない。


「まだ……。」


 誰かが呟く。


「大きくなってる……。」


 光が夜を照らす。


 矢は上位種の身体を超え。


 なお巨大化を続ける。


 空を横切る、巨大な光。


 もはや。


 誰の目にも矢には見えなかった。


 星。


 落ちてくる星そのもの。


 上位種が足を止めた。


 初めて。


 迫る光に対し、巨大な両腕を交差させる。


 防御。


 直後。


 激突した。


 一瞬。


 音が消えた。


 白い光だけが視界を埋め尽くす。


 そして。


 轟音。


 大地が跳ねた。


 巨大な光が上位種を飲み込み、そのまま後方へ突き抜ける。


 怪異。


 岩。


 大地。


 進路上に存在するもの全てを巻き込みながら。


 一本の巨大な光が戦場を貫いていく。


 衝撃波が遅れて襲ってきた。


「っ!」


 英雄達が腕で顔を覆う。


 立っていることすら難しい。


 やがて。


 光が消える。


 轟音も遠ざかっていく。


 土煙がゆっくりと晴れた。


 誰も声を出さない。


 上位種がいた場所から。


 遥か後方まで。


 大地に巨大な溝が刻まれていた。


 上位種の姿はない。


 その後ろにいた怪異達も。


 まとめて消えている。


 オリオンは静かに弓を下ろした。


 それだけだった。


 呼吸一つ乱れていない。


 まるで。


 今の一射が、彼にとって特別なものではなかったかのように。


 オリオンの視線が右翼へ向く。


 遠く離れた場所。


 大蛇もまた。


 こちらを見ていた。


 二人の視線が交わる。


 大蛇が僅かに微笑む。


 オリオンも小さく頭を下げた。


 数百年ぶりに。


 二人が同じ戦場へ立っている。


 戦い方は、まるで違う。


 大蛇は前に立ち。


 圧力。


 風。


 水。


 炎。


 それらを自在に繋ぎ、仲間へ近付く敵を押し返す。


 オリオンは遠くから戦場全体を見渡し。


 一射で戦況そのものを変える。


 右翼。


 左翼。


 崩壊寸前だった二つの防衛線が。


 確実に前へ進んでいた。


「押せ!」


「今なら行ける!」


 英雄達の声が戦場へ響く。


 誰もが思った。


 押し返せる。


 この二人がいるなら。


 この戦場を取り戻せる、と。


 だが。


 大蛇は前方を見つめたまま動かなかった。


 オリオンも。


 弓を下ろしていない。


 二人だけが。


 勝利を確信していなかった。


 やがて。


 大蛇の表情から笑みが消える。


「……来ますね。」


 その一言で。


 オリオンの視線が遠方へ向いた。


 怪異達の動きが変わる。


 先ほどまで我先にと押し寄せていた群れが。


 止まった。


 そして。


 ゆっくりと左右へ分かれ始める。


 一本の道ができていく。


「何だ……?」


 英雄達も異変に気付く。


 誰も声を出さない。


 怪異達自身が。


 何かへ道を譲っている。


 ドン――。


 大地が揺れた。


 ドン――。


 もう一度。


 先ほどまでとは違う。


 重い振動。


 足音だった。


 遥か彼方から響いているはずなのに。


 踏み出すたび。


 その振動が足元まで伝わってくる。


 やがて。


 怪異達が作った道の奥に。


 巨大な影が現れた。


 一つ。


 英雄達が武器を構える。


 その隣に。


 もう一つ。


「……二体。」


 違う。


 さらに奥。


 三つ目。


 四つ目。


 影が増えていく。


「嘘だろ……。」


 誰かの声が震えた。


 先ほど。


 オリオンが一撃で消し飛ばしたものと同じ。


 上位種。


 それが。


 一体ではない。


 怪異達の間から、次々と姿を現してくる。


 英雄達から歓声が消えた。


 誰もが。


 握っていた武器へ、もう一度力を込める。


 そんな中。


 大蛇は静かに前へ出た。


 オリオンも一本の矢を番える。


「オリオンさん。」


 大蛇が前を見たまま呼ぶ。


「はい。」


「どうやら。」


「昔話は、もう少し先になりそうですね。」


 オリオンが僅かに笑った。


「そのようですね。」


 二人の前で。


 上位種達が足を止める。


 その背後には。


 なおも地平線まで続く怪異の群れ。


 大蛇の周囲で風が動く。


 水が集まる。


 炎が揺れる。


 足元の大地が。


 ゆっくりと沈んでいく。


 隣では。


 オリオンが弦を引き絞った。


 ギリッ――。


 張り詰めた音が響く。


 上位種達が。


 一斉に身を沈めた。


 大蛇はその姿を見つめ。


 小さく息を吐く。


「さて。」


「もうひと踏ん張りですね。」


 次の瞬間。


 地平線を埋める上位種達が。


 一斉に駆け出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ