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4話 初めての挑戦

⚪︎前回のあらすじ

世界の情報や少年の願いを胸に行動を決心する。

一戦交えるため。確認をするため。

そうして俺は追いかける。

ーーーあの魔物の元へと

ーーー俺は初めて冒険をする


草木をかき分けて進む。

不慣れなはずの足場だが問題なく進めている。

これは少年が常に自然との関わりを得ていたのがきっかけなのだろう。


「足跡が新しい、ここら辺にいるな。警戒しないと」


魔物の居場所を突き止めた俺は気配を抑えながら進んでいく。

そして、足跡は途切れていた。


「ん?途切れてる。そんなはずは、、、」


確かに足跡は続いていたはずなのに途中から無くなっていた。


「どういうことだ?」


と、思っているのも束の間、

俺は思い出していた。


「あの時も急に現れて少年を吹き飛ばした。ってことは!!」


俺は咄嗟にスキルを使い、背後にレンガの壁と後ろに藁の束で作ったクッションを二重に展開した。


瞬間、鈍い音と同時にレンガは砕かれ、藁が引き裂かれる。

風圧により、俺は飛ばされる。


「くっ、、、なんて力だよ。」

飛ばされた先に草があり、衝撃を和らいでくれた。

脳は誤魔化せても、体は正直だった。


飛ばされたショックでリアルではあり得ない強さ。そして圧を感じる。気付けば手が震えていた。


「やばい、こんな時に、、、動いてくれ!!」


俺は決死の呼びかけを行う。

そんな隙を逃すわけもなく、魔物は一直線にこちらへと進んでくる。


・・・ビリビリッ!!


呼びかけに応じなんとか回避を試みる。

しかし、ギリギリになってしまい、来ていた服は爪の形を残していた。

そして自身にも爪が届いており脇腹に切り傷を追う。


「いってぇ〜、、、けど、傷は浅くて済んだ。それに、痛みのおかげで手の震えも止まったな。」


攻撃を受けたものの、戦闘ができないわけではない。

むしろ、いい薬になった。


俺は震えが止まると同時に冷静になっていた。


「今のあいつは自我が無い。だから、回避先を予測せずに突っ込んできた。なら、罠が活かせる。誘き出すしかないな。」


刹那、魔物は向きを変えると俺に突進してきた。

体がまだ子どもという利点を活かし、小さなスキマを通って罠へと誘導する。


木々が体を引っ掻き、傷が増える。

だが、恐怖対象が目の前にいるためそんなことは感じずに無我夢中に走っていた。


魔物の走りは人よりも何倍も早く、森に適応してくる。


引っ掻いてくる、

噛みついてくる。

体当たりをしてくる。


いろんな方法で俺を倒しにきている。


咄嗟にスキルを高いカバーをする。

引っ掻いてくるときはレンガの壁を二重に作る。

噛みつきは小さめに切ってあるマルタを出した勢いで飛ばして応戦。

体当たりは狭い場所を使い、できない状態へ誘導する。


「やっぱり野生味が強いから同じ手にもよくひっかかる。このまま罠まで誘導するぞ!」


「このまま村の近くにある、罠まで急がないと!」

スキルを使ってあってくる魔物を妨害、錯乱しながら前進していく。


「よし!罠のところまできたぞ!来い!ここからが正念場だ!」

相対するため、木剣をだし構える。

それに応えるかのように魔物も鋭い爪で攻撃してこようとする。瞬間、、


、、、、ぶちっ


糸が切れた音がした後、魔物の上から木が2本倒れていく。


「ひっかかったな、倒れそうな木と木の間に頑丈な糸をかかっておいた。普通なら気付くけど、お前はそうは行かないだろうと思ったよ。」


木が倒れた勢いで砂煙が巻き起こる。

その中には徐々に大きくなっていく影が見えた。


「げっ!、やばい、」


咄嗟に横へと飛び込む。


、、、ドカーン!ミシミシミシッ、、


何か突っ込んできた。

その先を見ると、大きめの木にぶつかり折れていた。

そして、鋭い眼光をこちらに向け再び交えようとしている姿が1つ。


「まじかよ、あの策で怯みすらしないのかよ。ちょっとキツイな。」

「罠は近くにいくつか作ったけど、アイツの突進でほとんど使えなくなっただろうな。」


失敗したと反省している一方、魔物は反撃されたことで、より攻撃が激しくなっていた。


「あいつ、さっきより攻撃早くなってるよな?ちょっと早すぎてスキルの処理が追いつかない!!」

そう思った瞬間、、


ザクッ!!


俺はその場で倒れた。


「なん、、だ?」


音の下方向に目をやる。


「あ、あぁ、、、」


鼻につく鉄のような匂い。

痛みが後から込み上げてくる。


俺の左腕が魔物の爪がささった痕が残る。血が滲み出る。止まらない。


「うぅ、痛すぎる。子どもの体にはキツいって、」

涙ぐみながらそうこぼす。


だが、俺は倒れた後、直感で追撃がくることを予感した。

痛みで倒れてたらすぐにやられる!

そう感じた俺は痛みを堪えながら走り出す。


さっきより遅い。

痛みが効いてきてる。


魔物は弱った俺を容赦なく攻撃してくる。

攻撃パターンに対応すると、先程のような臨機応変は難しい。そう判断した俺は1つかけにでた。


「仕方ない。悪いけど、使わせてもらうからな。」


もぅ1度魔物をおびき寄せる。

糸を使って再び魔物の方へと倒して身動きを少しの間鈍らせる。


罠に引っかかるのを見てすぐ俺は壊滅した村はと走り込む。


俺の家へと向かう。

その後をすぐ魔物も追いかけてきた。


間に合うか賭けだったが、

ほんの少し、俺が早く着くことができた。


そしてすぐにスキルを使い、砂煙をだす。

石炭を削って粉末状にしたものを大量に作っておいた。

目潰しにも効き目があり、相手は魔物だから鼻を頼りに迫ってくると予感したからだ。


そのまま突っ込んでくる。


俺は回避する。

魔物は俺の家へと突っ込み、崩れかかっていた俺の家は衝撃で崩れ落ちる。


俺はすぐにスキルを使い、重たい物をさらに上から落として畳み掛ける。


すると、魔物は動けなくなっていた。


「ふぅ、よし、終わったな。いっててて、」

俺はふぅ、と安堵していた。


「いや、まだか、いつまたコイツが動き出すか分からない。だから今のうちに試す。」


魔物の体の一部が見えるところに近づくと、無意識に手を置き意識を集中させる。

俺でも不思議なくらい“自然”と体が動いていた。


「確認しました」


「個体名、シャドウウルフからNスキル(睨みつける)を回収しました」


「Nスキル(睨みつける)が汚染されています。改善しますか?」

心の中でYESと答える。


「承認。改善を開始します。」

「・・・終了しました。改善により安定しました。」


「個体名、シャドウウルフにNスキル(睨みつける)を付与しますか?」


(YES)


「承認。付与を実行、、、、、、完了しました。」


その瞬間、魔物の荒い息が静まっていた。

スキルで出した物を少しどかして確認をする。


獣のように濁っていた瞳が、わずかに澄んだ。

確かに――目に光が戻っているように見えた。


(……成功、したのか?)


だが、自分はなぜ無意識に手を置いて意識を強くしたのか分からない。

体が勝手にそう動いただけだった。


地べたに座り脱力する。

無我夢中の行動で、疲労感が体を襲う。


次の瞬間。


覆い被さっていた物から魔物は一瞬にして抜け出す。


「――っ!?」


反射的に身構えるよりも早く、

それは俺へと跳びかかってきた。


避けきれなかった。


衝撃とともに視界が揺れ、

俺は地面へと叩き倒される。


(……まだ、終わってない……?)


最後まで見ていただきありがとうございます!

前作から続けて見ていただいてる方、今回初の方、いろんな方に見ていただき嬉しい限りです!


今作より前のエピソードたちと比べると、描いてるうちになんか、見やすくなってる?ような気がします。

これが成長かぁ、半年くらい経てばかなり実感が持てるんでしょうね!この調子で頑張っていきます!


よろしければ評価・お気に入り登録等していただけると励みになります。

次回5話もよろしくお願いします!

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