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11話 数と数

⚪︎前回のあらすじ

スキル付与、回収ができるようになり、その後、説得により2種族との協力を得られるようになった。

しかし着々と近づいてくる影があったーーー

「ねぇ、起きて。」


クロが日の出と共に起こしてくる。


「ん?もぅ朝か?おはよう〜」

起きたと同時にクロに目線を送る。


「主人様、緊急事態です。」

そう言われて気付く。

(なんか、騒がしいな。)


「クロ、何かあったのか?」


「主人様、ハイゴブリンから伝達です。追ってきたであろうスライムをそう遠くないところで見かけた。そうです。」

「なので今、戦闘準備を行っています。」


(同族に襲われたっていうスライムのことか?)


「分かった。すぐに俺たちも準備をしよう。」


クロと共に戦闘準備をするのと共に、代表たちと連携しに現場へと向かうことにした。


「おーい!襲ってきた敵側のスライムはどこにいるんだー?」


代表たちとハイゴブリンを見つけたため、近付きつつ声をかける。


「あ〜今起きたんですね。おはようございます。」


「で、スライムの場所でしたね?今はここからそんなに遠くないところにいるみたいです。」


翻訳できるハイゴブリンが進んで説明してくれる。


スキルの付与については分からないことが多い。

ゴブリンの村長やスライムの代表に聞き分けスキルを付けたいができないが結論だ。


「そういえば、その情報網ってどうなってるの?スライムの接近に気付くなんて難しいと思うんだけど?」


俺が起きてくるまで、既に戦闘準備をしていた。


「あ〜そのことなら」

説明をしてくれた。


完結に言うと、ゴブリンがもつ固有スキル(意思疎通)のおかげだと言う。ある程度の距離ならスキルで互いのことが分かるらしい。


「すごい便利ですねそれ、、」


ちょっと羨ましい。そんな気持ちになりつつ聞いていた。

「1つお聞きしたいのですが、今回も話で解決されるのですか?」


ハイゴブリンの子から質問される。

前回、協定を結ぶために話し合いで解決?したから気にしているのだろう。


「そうだね。相手の意思表示にもよるけど、基本話し合いの姿勢だね。それは変わらない。」


「そうですか。分かりました。」

(あれ?前回とは打って変わってすんなりだな。)

不思議とスラスラ話が進んでいくのに違和感を感じていた。


「主人様」

クロが呼びかける。


「どうした?クロ。なにかあった?」


「あのね?昨日会議が終わってから少しゴブリンたちの様子を見てたんだけどね?主人様の相手と話し合う姿勢。それに一旦任せよっかって言ってたよ。」


会議の後もゴブリンの村長たちは今後について軽く話していたことを知る。

(そこまで信用得たのは嬉しいけど、責任もあるから少し怖くもあるな。)


何かあれば責任を取るのが俺のケジメだ。

(みんなに認められるよう頑張らないとな)


決意を胸にする。


「かなり近くまで来たみたいです。早速向かいましょう。」


俺とクロ、ハイゴブリンにスライムの代表が先陣をきる。


隣にいたクロが急に足を止める。

「主人様来ました。」


ガサガサ、と音を立てて草木を分けて出てくる。


見た感じ数十体以上。

スライムの集団がそこにはいた。


しかし、先に逃げてきたスライムたちと明らかに違う部分がある。それは、、、


「あのスライムたち、すでに魔物の姿や人の姿になってるんだけど、あれってもしかして、」

勘が外れていることを胸に呟く。


「はい。あれは相手も戦闘態勢ですね。」

ハイゴブリンが俺の言葉に続けて話す。

(やっぱりそうですよね、、、)


隣にいるクロに翻訳を頼む。

俺は深呼吸をしてから口を開く。


「なぁ、そっちのスライムの代表に話し合いの意思はあるか?」

明らかにこちらにいるスライムたちとは雰囲気が違う。

緊張感が走っている。


そこから返事がきたと同時にクロが話してくれる。

「話し合いなどない!ここに同族が逃げてきたはずだ。そいつらを出せ!って言ってるね」


「話し合いはする気はないってことか、、」

そう話していると、

不意に何かが飛んでくる。


俺はそれを咄嗟に避ける。

「あっぶな!なんか飛んできたぞ?」


「主人様。相手は全く聞く耳を持ってないよ。とくにあの代表?みたいなスライムを中心に交戦する意志を感じる。」

クロが早口で話す。


「そうか、、、、なぁ、1つ聞いてて思ったんだけどさ」


俺はハイゴブリンとクロ、味方のスライムだけに伝わるようにサッと話す。


「なるほどね。確かにそれなら可能性はあるね。」


「分かりました。そのようにしましょう。」

クロとハイゴブリンに伝え、翻訳で味方全員に伝えていく。


改めて相手のスライムの数は60前後。

対するこっちの数も60くらい。


だからこそ、この作戦は上手くいく可能性がある。

(数が同じなら分ければいい)

(長引けば危険だな。早期決着が理想だ)


クロが戻ってきた。

「スライムの代表に話を済ませて全員に即座に伝えるって言ってたよ。」


ハイゴブリンの方は意思疎通によってすぐに話を終えたみたいだった。


「よし!行くぞ!」


「うおおお!」

俺の合図と共に、一斉に相手のスライムへと向かう。


相手と一騎打ちになるような形でやり合う。

戦況としては相手スライムが攻撃を仕掛けてくる。

対するこちらは防御に全振り。


「くっそ!何をやっているお前たち!あいつらを出さないのならこいつらも敵だ!1体でも多くやれ!」

相手のリーダー的なスライムがなにか嘆いている。


「見つけた。こいつが親玉か。」


俺は周りより少し大きいスライムへと一直線に向かう。


他のスライムに襲われそうになるが、その時、味方のゴブリンやスライムが足止めをしてくれる。


「よし、作戦通りにやってくれているな。助かる。」


(一対一を維持してくれてる……これでいい)

(ここまでは作戦通り。後は俺次第だな。)


俺はこのまま直進する。


近付く俺に反応し、大きめのスライムは体が崩れ変形する。少しずつ形が定まっていき原型を作っていく。


人型になり、髪型や剣?みたいなものもスライムで構成していく。色は青色のままだ。

そして、俺と瓜二つの見た目となった。


俺の様子を見て、笑っている。


相手のスライムがプルプルと震える。


何かを言っているみたいだが、今は翻訳してくれる2人は近くにいない。


「なにを言っているか分からないけど、敵対しているのには変わらないみたいだな。」


俺も剣を抜き攻撃をしかける。

「せい!」


剣をそのまま振りかざす。

しかし、スライムで構成された剣で受け止められた。


(え?スライムで作った剣?で防いだのか。柔らかそうなのに硬い。)

そう言ってるのも束の間、脇腹に痛みを感じる。


「つっ!!」

痛みを感じたと同時に後ろに下がる。

ふと目をやると、横腹には鋭い切り傷が1つあった。


「いつ斬られた?」


目線を前に戻す。


スライムの背中から触手のようなものがうねっていた。

先端が剣のように鋭い形状になっている。

(おそらくあれが原因だろうな。両手が塞がる体制にはならないな)


俺には腕が2本。

しかし、相手は形状を変えられる以上、腕が3本にも4本にもなる可能性がある。

(これは、やりずらいな。)


後ろに下がったと同時にクロやハイゴブリンに目をやる。


「君たちじゃ、私には勝てないよ?」


「影縛り!」

クロの足元にある影が広がり、3体のスライムの足止めをしていた。


「前にスライムを相手にしたことありましたが、今となっては脅威に感じませんね。」

そう言ってみせるはハイゴブリン。


スライムの攻撃を紙一重で避けている。

それも2対1で、、、


(君たち、なかなか強いな〜)


俺は目の前のスライムに再び意識を集中する。


「はぁ、俺はやっぱりこの戦い方がいいみたいだな。」

手に意識を集中させる。


「これでもくらえ!」


そうして


突如剣や槍が複数出現し


発射されるーーー



最後まで見ていただきありがとうございます!

前作から続けて見ていただいてる方、今回初の方、いろんな方に見ていただき嬉しい限りです!


よろしければ評価・お気に入り登録等していただけると励みになります。

次回12話もよろしくお願いします!

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