第34章 天に燃える道
空が崩れ落ちようとしていた。灼熱の岩と引きちぎられた木の幹が空中を舞い、火山から噴き出す黒い煙に飲み込まれていく。その煙はまるで病んだ肺のようだった。カエリラは一瞬、動かずにその破壊の光景に魅入られていた。一方、ズリは右往左往しながら目を凝らし、炎が容赦なく道を飲み込んでいく様子を見つめていた。熱気が空気を歪ませ、一歩踏み出すごとに絶望が彼をさらに押しやる。あれは良くない。行動しなければ——だが火はすべての道を塞ぎ、生きている壁のように立ちはだかっていた。
ズリカの方は、どうしても上の方から目を離せなかった。火山が再び咆哮した。今度はもっと強く、内側から爆発寸前の巨大な生き物のように。世界が震えた。足元の地面が呻いた。彼女は胸を締め付ける生々しくて麻痺するような恐怖を感じ、どこへ逃げればいいのか分からなかった。振り返ると、森全体が炎に飲み込まれていた。根がのたうち、木々が倒れ、地面が裂け始め、輝く溶岩が血のように煮えたぎって広がっていく。
その時、叫び声が混沌を切り裂いた。
「ズリカ!」
その声は力強く、切迫していて、火山の咆哮を貫いた。「頂上まで登れ! 下にいるな! 今すぐ登るんだ!」
ズリカの耳がピクリと動いた。考えるよりも先にその声だと分かった。心臓が激しく鼓動した。
「……お父さん……」
彼女は恐怖の真ん中で希望が生まれるのを感じながら囁いた。
「それしか道はない!」
声がさらに強く続けた。「頂上に着いて、そこから飛び降りろ。それが唯一の出口だ!」
彼女は深く息を吸い、恐怖しかない中から勇気を絞り出して叫び返した。
「分かった! 登るよ!」
目の前では溶岩がまるで生きている炭のように地面から噴き出し、岩の間を這い上がり、森を終末的な光景に変えていた。ズリカは口を開け、首を左右に振って熱風に髪をなびかせた。恐怖はまだそこにあった——でも今は決意もあった。彼女は強く顎を締め、小さく、しかし確かな爆発音のような気合いを体に込めた。
「はっ!」
猛烈な勢いで飛び出した。燃える幹を登り、木々の梢を駆け、木から木へと跳び移りながら、混沌そのものを勢いに変えた。巨大な燃え盛る岩が彼女に向かって落ちてくる。時間がスローモーションになったように感じた。迷わず、彼女は危険に向かって跳んだ。空中で体を捻り、正確な宙返りを決め、背中を反らし、手足を伸ばした。炎が肌の数センチ手前を通過し、周囲の空気を焼き、背中に熱が触れそうになった。
彼女は一瞬の糸で地獄を突き抜けた。
次の木にしっかりと着地し、その後も枝から枝へと進み続けた。火山の咆哮はますます大きくなっていく。今や溶岩は飢えた川のように流れ、背後に残るものをすべて飲み込んでいた。地面が消え、世界が崩れ、火山の頂上はますます遠く感じられた。
ズリカは目を細め、体が焼けるのを感じた。それは痛みではなく、切迫感だった。
「今……速くならなきゃ」
続く次章。




