第23話 闇夜の救出戦
闇の術者が捕えた神殿騎士団、そして縛られたイザベルの姿を確認し、レオンたちは夜の森の奥へ足を踏み出した。付近には闇魔物が徘徊し、不気味な蹄の音や唸り声がかすかに響く。明かりは月とランプの頼りない光だけ――周囲を誤魔化すには都合がいいが、こちらも視界が限られる危険な状況だ。
レオン、マリス、グラウト、斥候、女剣士、それに同道してきた数名の冒険者たち。総勢十名弱の小隊が、森の樹影を利用して身を隠しながら、先ほど見えた“黒服の男”の立つ場所を探っている。そこでは神殿騎士らしき人々が地面に倒され、ロープと見える魔力の鎖で拘束されているようだった。
見渡すと、男の傍らには何体かの魔物――ゴブリンや狼型の闇獣が取り巻いている。襲いかかってくるのを待ち構えるように散開しており、迂闊に飛び出せば囲まれかねない。しかもあの男、以前に見せたように闇扉の魔術を使ってすぐ逃走する可能性が高い。時間制限のある“守護騎士”との勝負では、引き延ばされるだけで仕留め損なうかもしれない。
しかし――イザベルは今まさに危機に瀕している。この場で助け出せずにいれば、闇の術者の手で“儀式”めいたものに利用される恐れがある。何としても早期に救出したいが、相手の戦力が明らかに多い以上、正面からの突撃だけでは厳しい。
◇
「……みんな、どう動く? 一斉に突っ込んで騎士を呼んでも、奴がまた闇の扉で逃げたらおしまいだ」
レオンが息を潜めながら囁くと、グラウトが舌打ちを混じえて応じる。
「正面は危険だ。でも、このまま眺めててもイザベルがやられちまう。少しずつ回り込んで、斥候組が先に奴の背後を狙い、混乱させるのはどうだ?」
「いいわね。その隙に私が火球で魔物を散らす。レオンは騎士を温存して、黒服の男を捉える瞬間に呼ぶとか……」
マリスが素早く構想をまとめる。ほかの冒険者たちも頷き、各人の得意武器を確認。斥候が弓で奇襲し、女剣士やグラウトが前衛で魔物を引きつける。マリスが範囲魔法で一網打尽を狙いつつ、レオンが“最後の切り札”を発動して男の逃走を阻むという算段だ。
「了解。……失敗は許されないな」
レオンは苦い笑みを浮かべ、短剣と盾を握る手に力を込める。腕の痛みが微かに残るが、この一戦でイザベルたちを救わなければ後悔するだろう。おそらく敵の魔物も多いが、心を決めて動かないと、また取り逃がすだけになりかねない。
◇
森の闇のなか、斥候と数名の冒険者が回り込む。彼らは矢やクロスボウを使い、一定の合図で遠距離から奇襲する予定。その合図を受けて、レオンたち本隊が正面から攻撃し、男を孤立させる狙いだ。
一方で男は、まだイザベルらしき神殿騎士を地面に縛したまま、何やら闇の術式を描いている様子がうかがえる。血や魔力の黒煙が揺れ、不吉な儀式を進めているように見える。万が一、イザベルが生贄にされるような事態になれば最悪だ。
「……まだ大丈夫、そんなに時間は経ってない。ここで一発決めるしかない!」
レオンが歯を食いしばり、マリスやグラウトも心を固める。そして遠くの闇から鋭い弓矢の光が閃き、男の背後をかすめて魔物の一体を仕留める。斥候組の奇襲が始まったのだ。
「今だ! 行くぞ!!」
グラウトが雄叫びを上げ、一同が茂みから飛び出す。魔物たちが一斉にこちらへ向き、低く唸り声を上げて襲いかかってくる。森を揺るがす戦闘の音が響き、男が「馬鹿な――また来たか」と忌々しげに呟いたのが聞こえる。
マリスがすかさず火球を放ち、前衛の魔物をまとめて吹き飛ばす。グラウトと女剣士が左右から駆け込み、小鬼や狼型のモンスターを斬り捨てる。レオンは盾を構えて、イザベルたち騎士団が倒れている場所へ突き進み、隙を突いて縄を解きたい。
◇
「邪魔をするな……愚か者どもが」
男が忌々しげに呪文を唱え始め、周囲に黒い靄を纏ったインプやコウモリ型魔物が出現する。茂みの陰からもゴブリン風の闇モンスターが数体飛び出し、パーティを包囲しかける。
斥候組が再度弓を放って援護するが、暗さもあって全ての魔物に命中させるのは難しい。女剣士が一体を斬り倒しても、別の一体が背後から襲いかかる——戦況は早くも激化している。
「畜生……多いな!」
グラウトが唸りながら斧を豪快に振り、2体を一度に怯ませる。マリスが続けて小規模の火炎魔法を放ち、敵の足を止めて隙を作る。レオンは正面突破を図り、イザベルのもとへ駆け寄ろうとするが、そこを男が闇の指を伸ばして妨害する。
「そこまでだ。……もうお前の“騎士”など恐れていない。所詮は短時間だけの幻影、対策は済ませたわ」
皮肉げに嘲笑する男に対し、レオンは臆せず盾を前に突き出す。腕が痛むが、負けてなるものかと息を詰める。
(守護騎士を今すぐ呼んでも、男は対策をしていると言っていた。どう出る……?)
一瞬の躊躇を感じたそのとき、男が目を細め、「ならば先に人質を片づけるか」と呟いた。イザベルに向けて闇の波動を向けたのが分かる。即死こそ避けるかもしれないが、さらに強い呪縛を施されたら取り返しがつかないかもしれない。
「させるか……! 来い、“未来のレオン”……!!」
躊躇を振り切り、レオンは紋章に魔力を流し込む。銀の輝きが眩しく走り、男が「やはり、そう来るか」と歯噛みするや否や、守護騎士が盾を突き出し、闇の波動を斬り裂くように受け止める。イザベルへの呪詛は未遂に終わり、男が唇を歪めた。
「まあいい、想定済みだ。来い、闇の結界よ……」
男が再び手をかざすと、黒い靄が周囲に広がり、騎士の足元を絡め取ろうとする。騎士は剣で闇を薙ぎ払うが、引き剥がしきれない。まるで足場が粘ついた沼になっているような状態だ。
「これが対策というわけか……!」
思わず唸るレオン。短時間召喚の騎士が自由に動き回れないと、その火力を最大限活かせなくなる。騎士は盾と剣を振るって近づこうとするが、男は後退しながら闇の扉らしき魔術を準備している。
しかしここで、グラウトや女剣士が魔物の処理を終えて駆け寄り、斥候の矢も男の周囲を狙う形で牽制する。男は焦ったのか闇扉の発動を中断し、守護騎士の動きを阻害する結界に集中しているらしい。
「……いまがチャンス!」
レオンは騎士を一旦そちらに引き止めつつ、マリスと二人でイザベルのもとへ突っ走る。周囲にはまだ小鬼が数匹いるが、女剣士が必死に受け止めてくれている。
イザベルは地面に伏せたまま意識が朦朧としていたが、魔力の鎖を何とか壊そうと手を伸ばしている。レオンが短剣を振り下ろすと、闇の鎖が不快な音を立てて崩れ、マリスが回復魔法をかけて息を整えさせる。
「イザベル! 大丈夫か!? 今、助けるから!」
「レ、レオン……すまない、油断したわ。奴ら、思ったより強力な術を使う。ほかにも騎士団員が捕まっていて……」
イザベルは半ば気絶しそうになりながらも、指さす。彼女以外の神殿騎士たちが点在する形で倒れており、その一人が既に意識を失っているようだ。
「任せて!」とマリスが手分けし、仲間の冒険者にも声をかけて順次拘束を解いていく。その間、レオンは周囲の状況を確認する。騎士が闇の結界に足を取られながらも、男と対峙しているところへ、グラウトが突撃して加勢中だ。
◇
男は口の端を上げ、「ふん、雑魚どもが。人質を救い出されても私には関係ない。お前の“時空の力”を使い果たさせればいいだけだ」と呟く。守護騎士が短時間で消える性質を知っているらしく、今は結界で時間を稼ぐ作戦だ。
しかし、それでも仲間が増えた今、男の闇術だけでは全てを封じきれないようだ。グラウトの剣が幾度か男に迫り、斥候の矢も足元を狙う。男は苛立ったように術式を組み替え、闇扉を呼び出そうとするが、騎士が盾を突き出し、直撃を阻止。
この駆け引きがあと少し続けば、仲間が神殿騎士たちを全員解放し、戦線を拡大できるかもしれない。レオンは安堵しかけるが、同時に“短時間しか保てない”騎士のリミットを意識して動悸が高鳴る。もし消耗してしまえば、再び男を取り逃がすかもしれない。
(ここで仕留めたいが、あいつは闇扉を用意している。このままじゃ同じ展開になる……。けど、ほかに何か手は……?)
◇
ともかく男の術を妨害し続け、攻撃を途切れさせなければ扉の発動ができない。騎士も脚を取られながら必死で剣を繰り出し、グラウトや女剣士が援護する形で息を合わせている。斥候も雨のように矢を放って誘導し、男の移動範囲を狭めているように見えた。
しかし、男は薄い笑みを浮かべ、「くだらない小賢しさだが……そろそろ終わりにしてやる」と囁く。手のひらを空にかざすと、周囲の闇がさらに膨張し、騎士の足元の結界を一気に強化。騎士が剣を振っても、ゴワゴワとした闇の粘膜が断ち切れず、姿勢が崩れそうだ。
そこでグラウトが「おおおっ!」と雄叫びを上げ、横合いから男に突進するが、今度は男が影の槍を放って応酬。グラウトは盾で受けきれず吹き飛ばされてしまう。女剣士が駆け寄ってフォローするが、男の閃光のような闇術がさらに走り、斥候をも狙い撃ちする。
◇
「くそ……また逃げられるのか……!? 騎士の時間が尽きてしまう!」
レオンはもどかしさに拳を握る。マリスが神殿騎士たちの拘束を解いてイザベルを助けてくれているが、このままでは肝心の男が闇扉で姿を消しかねない。
——その瞬間、予想外の方向から甲高い咆哮が轟いた。茂みを薙ぎ倒すような豪快な衝撃とともに、大柄の獣が現れた。いや、それは獣というより、鎧を纏った騎士団風の人影が大型のライオンのような魔獣に乗っている……?
暗がりでよく見えないが、一撃で周囲の闇魔物を蹴散らし、黒服の男へ向かって突進している。男が驚いて身を引くが、魔獣の力が凄まじく、地面をえぐる勢いで追いかける形だ。
「誰だ……!?」
グラウトが思わず叫ぶ。レオンも視線を凝らすが、乗り手は深紅のマントをはおり、槍をかざしているように見える。男は「来たか、余計な奴が……!」と苦々しげに呟き、扉の術式を強行展開する。ライオン型の魔獣が牙を剥いて迫るが、僅かに間に合わず、男は闇の扉の中へ滑り込むように消え去った。
槍を振り下ろした騎士らしき人物が「チッ……また逃げおったか」と舌打ちして、扉が収束する闇を見下ろしている。ライオンの息は荒く、地面を爪で引っ掻いて敵を捜すが、もう存在しない。周囲には倒された魔物の残骸が散乱しているだけだ。
◇
守護騎士も結界から足を抜き出し、光の粒となって霧散していく。ギリギリまで踏ん張っていたが、もう維持時間の限界だろう。レオンは呼吸が乱れ、地面に手をついて肩を上下させている。
一方、謎の“ライオン騎士”は一度だけこちらに視線を向け、「闇術者は逃げたか……。くそ、あと一歩だったというのに」と呟く。どうやら魔術師ギルドや王都の騎士団所属なのか、あるいは神殿領の精鋭か。レオンも立ち上がり、声を絞り出す。
「た、助かった……あなたは、いったい?」
相手は少しだけマスクのようなものを外し、「……私の名はまだ言えぬ。だが、王都から派遣された“異端狩り”の一員とでも思ってくれ。お前が“騎士を呼ぶ”少年か?」と低い声で問う。
レオンが頷くと、ライオン騎士は微かに笑みを浮かべた。「なるほど。噂どおりかもしれんな。……詳しい話は後日聞かせてもらおう。とりあえず闇術者を追うが、今夜はもう手掛かりがないかもしれん。怪我はないか?」
◇
グラウトやマリスが駆け寄り、イザベルや神殿騎士らもようやく立ち上がれる程度に回復している。彼女はライオン騎士を見て驚いたように「あ……王都の“赤獅子隊”……?」と小声で漏らす。どうやら王国に古くから伝わる遊撃部隊で、魔王軍や闇術者を密かに狩るために編成された精鋭と言われているらしい。
相手はそれ以上名乗らず、すぐにライオンを叱咤して現場を離れようとする。レオンたちが止めようとしても、「あとで改めて会おう。この森にはまだ闇の気配が残っている。俺はさらに奥を探る」とだけ言い残し、風のように去ってしまった。
◇
魔物はほぼ討ち取った形で、イザベルたちも救出できたが、またしても黒服の男の捕縛には失敗した。だが今回、王都からの秘密部隊らしき者が飛び込んできたことで、闇術者にプレッシャーを与えられたのも事実。
神殿騎士団を救われたイザベルは微かに涙を浮かべ、「ごめんなさい、私が不覚を取ったばかりに……でも皆、ありがとう。これでまた、一緒に闇術者を追えるわ」とレオンの手を握る。レオンも「無事でよかった。僕たちも危なかったけど、あの赤獅子隊のおかげで助かった面もある」と苦笑する。
結局、今夜はこれで作戦終了とし、負傷者や救出者を連れて街へ戻ることにした。闇術者を取り逃がす結果になったが、イザベルたちが無事だったことは大きい。守護騎士の力も最大限活かせたわけではないが、重大な犠牲を出さずに済んだ。
◇
翌朝、トルディアのギルドには神殿騎士団や冒険者たちが集まり、昨夜の戦闘報告が共有される。黒服の男が再度姿を消し、新たに“赤獅子隊”の騎士が現れたことも話題になり、王都からの正式な合同捜索が近い将来に行われるのは間違いないと言われている。
イザベルは「いずれ王都と神殿領が大規模な協力体制を敷くでしょう。私たち神殿騎士団も、赤獅子隊と連携できるなら闇術者を追い詰められるはず」と述べ、レオンたちに改めて感謝を示した。彼女が無事だったことを喜ぶ仲間の中には、「もしこのまま魔王軍と戦う段階に入れば、レオンはどう動くのか?」という問いも当然湧いてくる。
「俺は……守護騎士がある限り、闇を放っておけない。黒服の男だけじゃなく、魔王軍が本格的に来れば戦いを避けられないだろう」
レオンは静かな決意を口にする。仲間たちも無言で頷き、イザベルは温かい笑顔を浮かべた。「ありがとう。もし王都や神殿領が本格的に連携することになれば、君の力が必要になる。いつか近い将来、また声をかけるわね」
こうして夜の救出戦は一応の成功で終わり、闇術者は再び闇に消える形になったが、次に姿を現すときが“本当の決戦”かもしれない。王都の赤獅子隊や神殿騎士団の増援が集まれば、闇術者を捕捉できる可能性もぐんと高まるだろう。
◇
同日、レオンは宿の一室で腕の痛みをさすりつつ、仲間たちとこれからの方針を再確認した。騎士を呼ぶたびに激しい魔力消耗があるため、魔王軍や闇術者と長期戦になるなら、仲間の協力や組織の支援が必須だ。そろそろ「王都か神殿領、いずれかと明確に共同体制を結ぶべきでは」という意見もあるが、レオン自身はまだ明確にどちらかを選べない。
「王都には勇者パーティがいるし、魔王軍と全面戦争になったときは大きな力になるはず。神殿領も闇術に対抗するノウハウがあって頼りになる。どちらも捨て難い。あるいは同時に連携するか……?」
レオンの独白に、マリスは「両方とうまくやるのは大変そうだけど、いまのレオンなら可能かもね。神殿も王都も、あなたの力を欲しがってるのは確かだから」と笑う。グラウトは「まぁ、あんまり単独行動して狙われるのは御免だしな」と苦い顔をするが、彼らも賛成している。
闇術者が大規模な軍を率いる可能性もある以上、いつかは複数の勢力をまとめる必要がある。レオンは心中で守護騎士に語りかける。(焦らず、一歩ずつだ。今はまだ黒服の男を野放しにしているが、次こそ決着をつけよう。)
◇
こうして新たな局面を前にして、レオンたちはトルディアで小休止を取りつつ、周囲の情報を集める日々を送る。魔王軍と闇術がどう繋がっているのか、王都と神殿領がいつ大きく動くのか——全てはまだ霧の中だが、事態は確実に進展している。
イザベルは救出後もしばらくは傷を癒すために町に滞在しており、赤獅子隊の騎士もどこかで暗躍しているらしい。勇者パーティの動向も依然として不透明だが、次に会うときは同じ戦場を共有することになるかもしれない。そして何より、黒服の闇術者が未だ野放しで、さらに凶悪な策を弄する恐れがある。
「俺は守護騎士をフル活用できるよう、もっと鍛錬を続けるよ。いざというときに短時間で決着をつけられるように……」
レオンがそう宣言すると、仲間たちも「私たちも一緒にレベルアップしなきゃね」と微笑み合う。守護騎士だけに頼って勝つのではなく、連携でカバーして闇術に対抗する——それが彼らの理想の形だ。
大きな嵐が近づいているのは感じるが、だからこそ仲間との連携を深め、今後の大戦に備えなくてはならない。次に闇の術者が姿を現すとき、あるいは王都と神殿が本格的に動くとき、レオンの選択がこの世界の運命を左右するのだろう。
◇
夜半、宿で静かにランプを落としながら、レオンはふと窓を開け、遠い空を見上げる。腕の痺れはほぼ消えたが、闇術者の爪痕が胸の奥に未だ重さを残す。もし王都の赤獅子隊や神殿の精鋭と本気で組めば、あの男を撃破できるかもしれないが、完全に他勢力へ依存する形になるのは心残りでもある。
だが、王都も神殿領も、魔王軍の脅威が切迫すれば一枚岩になるかもしれないし、勇者パーティだって加わる可能性がある。そんな“大連合”に参画するかどうか、そして“最弱だった自分”が成し遂げられることは何か——考え始めるときりがない。
「でも、俺はもう迷わない。黒服の男を倒して平和を守る。仲間を守り、神殿騎士や村人を守る。それこそがこの力を持った意味なんだ……」
そう呟き、紋章にそっと触れる。守護騎士は黙して語らないが、そのぬくもりがかすかに伝わるような気がする。やがて闇の深い夜の中で、レオンはまぶたを閉じ、次なる戦いへの決意を固める。
邪悪な風は間違いなく吹き始めている。だが、レオンと仲間たちは立ち止まるつもりはない。王都とも神殿領とも協力し、いずれ魔王軍に対抗する準備を整えつつ、闇術者に再度の牙を剥かれたとしても今度こそ屈しない。
まだ何も終わっていない。むしろ物語はここからさらに加速し、時空を超えた力を宿す〈最弱召喚士〉が、世界を揺るがす運命とどう対峙するか——その鍵は、切り札の“騎士”と仲間たちとの絆にあるのだ。
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