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Hello 99.9% Worlds!  作者: おでん
4/12

第四話:99.9%の世界

俺はふと真っ暗な世界にいた、後ろから白い煙のようなものが吹き出しているようだ、いつの間にか煙に包まれた


「う、目覚めたのかどうかもよくわからない、夢か?真っ暗だ、何も見えないな」


だんだんとインターレスGIFのように視界がひらけてきた。


「これは宇宙?俺は落ちたわけではないらしい、浮いてるのか?」


恐怖でここがどこか、とりあえず考えるのをやめた。


ふと気づくと目の前にプロンプトが現れていた。


=============

welcome to UNITx:2045/7/23/21:10:00 - you got mail

<--- bootstrap --->

loading now

./save_point.ut x=$nowposition y=$nowposition z=$nowposition

./set_oxygen.ut space=4*30*30*3.14 x=$nowposition y=$nowposition z=$nowposition time=3

...

=============


「おいおいマジかよ....」


俺は何も考えずに反射的に手裏キーボードを起動した。


しばらくすると待ち受けが出てきたようだ、UNITxコマンドを打ってみる。


=============

space-around-origin-unitx $ ls

=============


すると驚いたことに、aから始まる何かの地名とか名前?のようなものが大量に一覧になって表示された。


「ああ、なんだよこれ...」


実務経験はないとはいえ、UNITxはある程度訓練装置で習ってきた。


=============

space-around-origin-unitx $ mail

=============


メールを開いた。


=============

小音 究人 さん、

使命コード99をお持ちの方ですね、はじめまして、私は黄衣須 咲です。


単刀直入に、この世界はZone単位で99.9%の可用性、耐久性、安全性、規則性を保証しています。

つまり0.1%の確率で単一Zoneはいわゆる世界は崩壊するのです。


これを保証するのが00~99までの使命コードを持った人々の使命です。


あなたはUNITxの基礎は習得済みであると聞いています。


早速ですが、Zone-4000000000に移動して関連Zoneをロードバランサーから切り離してください、スティックセッションが有効です、

専用のツールが用意されているのでこちらをロードしてください。

path/to/tools/NatSd


この刀で切断すると、ロードバランサーが別の関連Zone-*へロードバランシングしてくれます。


私たちの使命に関しては使命コード99以上の人には秘密にしなければなりません。

自由に行動できます、システムによる制約や介入はありません、関連の力の行使に注意してください。


あなたはZone-4000000000系の生まれです、故郷がこのような状況で大変でしょうが、頑張ってくださいね、検討を祈ります。


LOG: from ORIGIN 2033/7/22/21:10:00

黄衣須 咲 より

=============


事態をだんだんと読み込めてきた。


だが全く実感できない。


俺はすぐに手裏キーボードを再起動し、故郷に移動するために色々と試そうとした。


=============

space-around-origin-unitx $

=============


「え、どうしろと」


「いやいやテレポートでもしろってか、UNITxでどう表現するんだよ」


俺はまたメールを見返すも一通だけで、ヒントらしきものも何もなかった。


「やばい、だんだん苦しくなってきた」


そういえば、宇宙らしき空間にいるのに、なんで息ができていたんだ?煙がだんだん消えていっている。


ふと俺は後ろを向いてみた。


「うわ」


どうやら今まで俺が閉じ込められていた部屋のようだ。ちょっとずつ自分の方に向かってきている、まだ動いているようだ。


どうやら落下したのではなく、放り出されただけのようだ。


「だめだ、息ができない」


反射的に次のようにコマンドを打った


=============

space-around-origin-unitx $ cd Zone-4000000000

cd: no such file or directory:Zone-4000000000

space-around-origin-unitx $

=============


やばいやばいやばいやばい、息ができない


「頼む」


=============

space-around-origin-unitx $ warp

usage: warp is oldest teleport protocol [-46AaCfGgKkMNnqsTtVvXxYy] [-B bind_interface]

=============


「これだ、頼む」


=============

space-around-origin-unitx $ warp Zone-4000000000

=============


「ああああああああああ、ぎゃあああああああああああああああああ」


俺は自分が粉々になっていくような感覚で痛みを覚えながら意識が消えていくのを感じた。

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