第十一話:瞬断
あたりは無音になった..........................
この世界は完全に切り離された。
「究人...MultiZoneが初期設定されていたか...まだ生きていれば良いが...」
少年が元いた場所には割れたプロンプトと地面に当たってひしゃげた弾丸、少年の血だけがあった。
そして、櫛羅はホッとため息をついて、腰につけていた青く透き通るマガジンを手に持っていた拳銃に装填し直した。
「....カシャン.....」
男ははっと我に還った。
「ハ???おいおいマジかよ......クソが消えたくねえ、貴様ごときに消されてたまるか...」
「「....言いたいことはそれだけか......?
.................. カチ」」
男は最後の抵抗をしようと拳銃を老人に向けようとしたその瞬間、世界の全てが溶けて消えた。
* * *
「「ザザ...ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」
撃たれたと思った瞬間、少年は暗闇の中を彷徨っているような気がしていた。
何も見えない、声も出せない、動けない、いや、そうじゃない、全ての動きが自分の認識速度に追いついてにこないだけだ。
ノイズのようなものがループしてまたループして響いていた。
........................ループしてまたループしてループしてまたループしてループしてまたループして....
「「ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」




