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寮へ

 学校の前につくとたくさんの生徒がいた。そして、そこにはユリアさんとダグラス君が僕に手を振ってきた。


「ユリアさんとダグラス君、久しぶり。」

「やあ、バニル君。君を待っていたんだよ。」


 そういって僕を見続けるダグラス君。何か僕はしてしまったのだろうかと思う。


「実は君の寮のとなりにユリアがいるから何かあったらよろしく。」

「えっ、、」


 僕は彼の言葉を聞いてびっくりした。確かに僕の部屋は僕が特待生であることさえ知っていればある程度予想はつくであろう。しかし、部屋は普通決められないし、僕ら特待生がいるのは特別な量であるはずだ。一般の合格者は入れない気がする。


「何驚いているんだ。実はユリアはね頭がすーごくよくてね、君と同じ特待生なんだよ。ほら、前に部屋番号とか掲載されているだろう。」


 ダグラス君が指さす方向を見ると確かに校門付近に番号と部屋番号が書いてある。よく見るとバニル403号室、ユリア402号室と書いてあった。しかし、まさかユリアさんも特待生だとは思わなかった。


「しかし、バニル君も特待生だったなんてびっくりしたよ。」

「こっちが驚きだよ!ユリアさんは頭がよいのですね。」

「そんなことありません。今回のテストで論文レベルの回答をしたという人もいらっしゃるときいたんですよ。」


 なるほど、論文レベルの回答をした人もいるのか。確かに世の中、世界は広いからそんな人楽しみである。


「ということは、僕とユリアさんの他に特待生は誰なんですか。」

「えーと、君の部屋の一個上の503号室にいるエリックって子だね。」

「エリック…、えーっと、あっ思い出した。」

「バニルさんのお知合いですか?」


 ユリアさんは僕に彼の存在について聞いてきた。知ってるていうか、テストの時にいきなり上級魔法を使ってきた人物だ。記憶にうっすら残っている。


「まあ、テストで少し目に留まって。彼は魔法科ですよ。」

「ほお、今年はいつもと違う感じなんだね。いつもは、現代政治科、貴族科がなるのに魔法科だなんてね。あっそうそう、あいさつ頑張ってね。」


 ダグラス君は僕に向かって笑っておちょくってきた。正直めんどくさいのになー。


「あ、ありがとう。頑張るよ。」

「じゃあ、僕たちは買い物してくるから、また入学式でね。」


 ダグラス君とユリアさんはマーケットに行った。とすると、僕も学校の寮に荷物を片付けるか。


「バニル様、では勉学頑張ってください。」

「はい、がんばります。」


 僕はお別れの挨拶をジークさんにして帰った。さて、寮は403号室か。しかし、寮ってどこだ。僕がこういう理由は簡単だ。この学校はとにかくでかい。学校の人数のわりに大きいのが特徴だ。大学のキャンパスくらいの大きさがある。また寮も前回の受験生用の旧寮でなく、新寮だ。


「そこにいるのバニル君かな。」


 そう僕に声をかけてきたのはエイリーさんであった。エイリーさんは魔法試験後による一緒に剣で勝負したこの学校の先輩である。


「あー、エイリーさん??先輩??」

「エリーでいいよ。みんなそう呼んでるからね。それよりここでうろうろして何してるのかな。」

「実は寮に向かいたいんですけどどこかわかんなくて。」

「あーー、この学校広いからね。じゃあ、案内してあげるよ。」


 エリーは「ついてきて」といって僕を寮まで案内した。



~~~~~~~


 正門から5分以上歩いた。すると頑丈そうな建物が見えてきた。頑丈ってのも見た目がごつい、たとえるなら戦車のような寮だ。


「ここだよ」

「ここが寮なんですね。頑丈そうです。」

「そうだよ。超級魔法もこの寮なら数発は耐えられるからね。」


 それは正直すごい。超級魔法はこの国でも100人使えるかどうかだ。この国は世界的に見ても魔法大国であるのにも関わらずである。


「すごいですね。」

「でしょ!この寮のすごいところはまだまだあるけど、とりあえず部屋いく?」

「そうですね。といっても、僕の部屋床はわかんなくて。403号室なんですけど」

「えっ本当!!実は僕の部屋404号室なんだ。お隣かーー。いままで空いてたからね。」

「。。。」


 あまりの驚きに言葉が出なかった。僕が驚いた理由はエリーが僕の隣だからではない。実はこの寮の3階から5階までは特待生専用の部屋なのだ。つまりは。


「エリーさんは特待生なんですか。」

「うん。そうか、ということはバニル君も特待生なんだー。」


 特待生は学年で3人しかなれないすごい存在だ。ただ、僕ら魔法科そしてエリーのいる剣術科はなりにくい。あの未来の剣豪と期待されているダグラス君でさえ違うのだ。驚きは剣術科なのに特待生であることだ。


「お隣なら一緒に向かおうか。」

「は、はい。」


 彼女がどんな人なのかを考えていて返事が遅れてしまった。



~~~~~~~~~


「ここが僕の部屋で、隣に見えるのがバニル君の部屋ね。じゃあ、お隣さん短い間よろしくお願いします。」

「こちらこそお願いします。」


 僕はエリーに挨拶して自分の部屋に向かった。そう、ここまでくるにエリーさんはいろいろこの寮の素晴らしい点を教えてくれた。

 まず、2階の食堂は一日中空いている。あと、ここに来る前にエレベーターにも乗った。エレベーターといっても重力変換バイタリティがついていてそれで上に移動できるのだ。このエレベーターもどきが10台も設備されている。といっても人の出入りが多いから乗るのに待たなければならなかった。そのほかにジムや大浴場(混浴風呂もあるけど)、プール、アミューズメント広場などいろいろある。そして一番のすごい点が30階建ての大型寮だ。

 学校内に見える一番高い建物は何かと思ったが寮であったのだ。そして戦車並みの重厚感。この学校8000人の収容をすべて賄っているのだ。といっても、部屋にはクラスがあって僕ら特待生の部屋が一番広く過ごしやすい。逆に一番安い部屋はベッドしかなくプライベートがない。なので、30階建てでもギリギリなのである。


 ともかく部屋の前についた。どんな部屋だろうか。そう思いながら部屋に入った。

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