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魔王軍の軍師と将軍物語(仮)  作者: 神那 悠樹
―Digressione:断章―
39/59

ねぇ?冗談でしょ?①

ちょっと過去編。

ユーリさんとの出会い(?)です


――――――――――始まりは、雪杜の一言だった。



「初瀬、一緒に城下に行ってみようぜっ!」

「ゴメン、僕ちょっと忙しいんだ」

「……え、俺振られた? かなりさっくり視線もよこさず即答されちゃったよ!?」




僕が執務に精を出しているところに言うからいけないんでしょ? まぁ、もうちょっとで終わるトコだけどさ…




「いーじゃん! 一回も行ったことねーだろ!? 行ってみよーぜ!」

「だーかーら、僕は忙しいの。それに僕一回は行ったし」

「え、嘘…いつ!?」

「セイザークさんとちょっと…エルドの脱出経路の確認にね」

「『仕事で』じゃなくて『遊びで』ってこと言ってんだよ俺は!」




遊びでなんかする…か。

そういえばこっちに来てからそんな時間はなかったからなぁ…


何してたって? この世界の常識とか魔法とか歴史とか戦史なんかを学んで、それを雪杜に教えてたんだよ。

ちなみに、時間の内訳は3:7ね。もちろん僕がそれを覚えるのが3だから。




「そ、それは…悪かったと思ってるけどさ……」

「まぁ、ラーシア王国にいたころはわざと遊んでなかったしね。あのバカ姫の相手とか…今考えただけでもぞっとする」

「あー、うんまぁ…あれは…な。うん」

「まぁ、アレはバカ姫の問題だけじゃなくてあの国の上層部全体の問題かもしれないけどさ…」



言っちゃあなんだけど、バカじゃない? あの国…

もう僕たちが王国を出発してからかなりの月日が流れてるっていうのに何の音沙汰もないのを不振がらないってどんなバカだよ…どう考えてもありえないでしょ? エルドに頼んで適当に情報操作してもらってるから一見はおかしくないけど…ちょっと調べればすぐにわかるだろう。

(なんたって僕たちのことは有名だ。魔王陛下エルドが自ら軍に推薦し、それに恥じる事のない華々しい戦果をすでにいくつか挙げている『人間』なんて滅多にいるもんじゃない)


だから、僕たちのことがラーシア王国に露見するのは時間の問題だと思っていたし、早々に対策なりなんなりをとってくると思ってた。だからわざと実力を全部見せないようにしていたってのに…最初の前提から崩されるとは思っていなかったよ!




「それは置いといて…初瀬、お前ここ最近ずっと働きっぱなしだろ? 少なくとも、オレはここ最近お前がちゃんと休憩を取っているのを見たことがない」

「……………睡眠時間は、必要な分だけは取ってるつもりだよ」

「食事は? 息抜きは?」

「…………………………」

「それで今日の分は終わりだろ? 一日ぐらい休もうぜ…な?」

「………はぁ、わかったよ…」




――――――今思えば、確かに僕は疲れていたのかもしれない…普段の僕なら、絶対に頷いたりしなかったのに…ッ!





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