邪龍アンティミモス2
アンシャルたちが邪龍アンティミモスの前に進み出た。
邪龍アンティミモスが咆哮する。
「はっ! 黒炎刃!」
サラゴンが黒い炎の刃を飛ばした。
これは闇の炎ではない。炭火の炎だ。
それがアンティミモスにヒットする。
アンティミモスは走ってサラゴンに迫った。
「くらえ!」
アリオンが白い剣でアンティミモスを斬る。
アンティミモスの手に黒い粒子がまとわれた。
あれは重力圧だ。
アリオンはその場からすばやく離れる。
「行くわよ!」
エスカローネがハルバードでアンティミモスを攻撃する。
アンティミモスが悲鳴を上げる。
アンシャルは風切刃をアンティミモスに当てる。
「おおおおおおおお!」
サラゴンが大きくジャンプして、黒い長剣でアンティミモスを突く。
サラゴンの長剣がアンティミモスの肩に刺さった。
アンティミモスは翼をはばたかせて、飛翔する。
アンティミモスは再開発地区の鉄筋がむき出しになっているエリアに移動した。
アンシャルたちもアンティミモスを追う。
「ウインドフライト!」
アンシャルは風の気流を操作して、味方を上昇させる。
サラゴンはアンティミモスに刺さった剣を持って、耐える。
「はっ! 火炎刃!」
アリオンが炎の刃を放った。
アンティミモスがむきを変える。
アリオンは垂直の壁を登っていく。
それから、アンティミモスに紅蓮剣で斬りつける。
サラゴンはアンティミモスから離れた。
彼は鉄筋に着地する。
「リヒト・プファイル!」
エスカローネがハルバードの先端から光の矢を撃つ。
それらはアンティミモスに当たり、アンティミモスを傷つける。
エスカローネは光を収束して、大きな光の矢を撃ちだした。
それはアンティミモスに命中して、刺さる。
アンティミモスはエスカローネを狙った。
アンティミモスは口に青いエネルギーを集める。
アンティミモスはブルーフレア弾をはいた。
エスカローネはジャンプしてその場から回避する。
ブルーフレア弾は鉄筋に当たって、爆破炎上させた。
アンシャルが自身に風をまとわせて飛び上がった。
アンシャルは白銀の長剣でアンティミモスを斬りつける。
アンティミモスは叫び声を上げる。
「これ以上はやらせはしない!」
アンシャルはアンティミモスにまとわりついた。
アンティミモスの顔に登って、長剣で打撃する。
アンティミモスは腕を振るって暴れた。
アンティミモスは豪腕を振り下ろして、鉄筋を粉砕する。
アンシャルたちはアンティミモスに対して優勢に戦っていた。
だが、それは見かけにすぎない。
アンティミモスは致命的なダメージを負っていない。
それに飛行し、コロコロ移動するアンティミモスには大技は使えなかった。
このままではアンシャルたちは力尽きて、アンティミモスの反撃にやられるだろう。
「くっ……しぶとい奴だ……このままではこちらがじり貧だ……」
「セリオンはまだ、来ないのかよ!」
「アリオン! セリオンに頼るな! ここは俺たちで何とかするしかないんだ!」
「サラゴン……そう言ったってな」
エスカローネはアンティミモスを見据えた。
エスカローネのハルバードに聖なる光が集まる。
アンティミモスはそれに反応した。
そのままエスカローネを叩き潰すつもりだ。
「くらいなさい! ゴッテス・シュヴァーン!」
青白い鳥のような光がアンティミモスに直撃した。
これはエスカローネの大技だ。
だが、アンティミモスはそのまま突進してきた。
「!?」
エスカローネは技の反動で硬直していた。
エスカローネに死の腕が迫る。
アンティミモスは腕を振り下ろした。
そのとき、紺色の影がエスカローネを抱き留めて、跳んだ。
「セリオン!」
「遅くなってすまなかった。ここは俺が抑える」
「セリオン、気をつけて」
「ああ」
セリオンは邪龍アンティミモスに大剣で攻撃した。
アンティミモスは口でセリオンの大剣を受け止めた。
そのままセリオンを放り投げる。
セリオンは鉄筋に足を着き、反動で跳んだ。
セリオンの大剣がアンティミモスに当たる。
セリオンは再び、アンティミモスと距離を取る。
アンティミモスの口に青い光が集まる。
アンティミモスは口から青い弾をはき出した。
ブルーフレア弾だ。
セリオンはそれを注視した。
大剣を構えてそれを迎え撃つ。
セリオンは蒼気を収束した。
セリオンが大剣を振るう。
蒼気の刃はブルーフレア弾を切断した。
ブルーフレア弾が左右に割れて、爆発する。
アンティミモスは口を開き、セリオンにかみつこうとする。
「そんな攻撃などくらわない」
セリオンはアンティミモスがかみつこうとしたその瞬間にジャンプした。
そのまま落下の反動で、大剣を振り下ろす。
アンティミモスには生半可な攻撃は効き目がない。
強力な攻撃を叩き込むしかない。
セリオンは全身から蒼気を放出した。
それをセリオンはアンティミモスに叩きつける。
アンティミモスが地面に落下した。
アンティミモスは怒り狂った。
アンティミモスの口にこれまでにないエネルギーの集中が起こった。
これはアンティミモスのブレスだ。
アンティミモスは飛翔して、セリオンより高い位置に飛んだ。
「まずい……あの高さには俺はいけない……」
「セリオン!」
そこにアンシャルが現れた。
セリオンの体が浮く。
「これは?」
「風でおまえを飛行させる。おまえはあいつの攻撃を何としてでも阻止するんだ!」
「わかった、アンシャル! 俺を飛ばしてくれ!」
「ああ、行くぞ!」
アンシャルが風の気流を操作して、セリオンを上空へと上げる。
セリオンは蒼気を出して、蒼気と一つになる。
邪龍アンティミモスは口から青い巨大な球をはいた。
ギガブルーフレアだ。
セリオンは蒼気をまとったままそれと激突する。
セリオンはそのままギガブルーフレアを突き抜けようとする。
だが、足りない。力が足りない。
このままではセリオンは押し負ける。
その時。
聖なる光がセリオンを包み込んだ。
「これは、エスカローネか! これならいける!」
セリオンはギガブルーフレアを打ち破った。
そのままアンティミモスの背中に乗り、大剣で背中を斬り裂いた。
邪龍アンティミモスはそのまま黒い闇と化して、地面に落ちていった。
セリオンが華麗に空中から、落下し、着地した。




