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タ双子のカワイイ赤ちゃん象 創造力と創造生 兄妹象の冒険 1/2  作者: てみたん


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双子のかわいい赤ちゃん象兄妹、創造家の力(リョク)と生(セイ)の冒険 2/2

皆さん、はじめまして。この作品を開いてくださり、ありがとうございます。本作『創造力と創造性 ~ふたりの象の冒険~』は、インド象の双子の赤ちゃん、リョクとセイが繰り広げる小さな冒険物語です。「創造力」と「創造性」——似ているようで、少しちがうこのふたつの言葉。辞書を引けばそれぞれに定義はありますが、私はずっとこう感じていました。アイデアを生む力と、それを形にする力は、きっと別々の生き物なんじゃないか、と。だとしたら、そのふたつが兄妹だったら? お互いを必要としながら、時にぶつかり、時に笑い合いながら生きていたら?そんな「もしも」から生まれたのが、リョクとセイです。難しいことは何もありません。ジャングルの風を感じながら、ふたりと一緒に歩くつもりで、気軽に読んでいただければ幸いです。では、どうぞ最後までお付き合いください。

四 みんなで作る

翌朝、リョクとセイは仲間の子象たちを集めました。

リョクが大声で呼びかけます。「みんな、やり方はセイが教えてくれる! ぼくの言う場所に葉っぱを運んで!」

セイが静かに、でもはっきりと指示を出しました。「大きな葉っぱは、この角度で。ほら、水が真ん中に流れるように。小さい葉っぱは二枚重ねて~」子象たちは長い鼻を使って葉を運び、大人たちも手伝いました。夕方までかかって、タマリンドの木の周りに、不思議な「葉っぱのネットワーク」が完成しました。その夜、ジャングルに霧が流れてきました。

朝になると~バナナの器に、きらきら光る水が、たっぷりと溜まっていました!「やったあ!」

みんなが鼻を上げて喜びの声を上げました。

五 長老の言葉

三日後、お父さんたちが戻ってきました。小川も元に戻り、ジャングルにまた水が流れ始めました。

長老象のアーユシュが、リョクとセイの前に来て言いました。

「よくやった。でも、ひとつ聞かせておくれ。誰のアイデアだった?」

リョクとセイは顔を見合わせました。

「ふたりのです」と声をそろえて言いました。

長老は目を細めました。

「そうじゃ。創造力は翼を持ち、創造性は足を持つ**。翼だけでは地に降りられず、足だけでは空を飛べない。ふたりがそろって初めて、本当のものが生まれるんじゃよ」

エピローグ

それからも、リョクはどんどんアイデアを出し続けました。セイはそれをひとつひとつ丁寧に育てていきました。

ジャングルの仲間たちは言います。

「あの双子が一緒にいると、なんでも不思議とうまくいく」と。

そして、ふたりはいつまでも、仲良く並んで歩き続けました。

大きな耳をぱたぱたさせながら、今日もどこかで、新しい何かを生み出しています。

おわり

【あとがき】

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

リョクとセイの冒険、いかがでしたか?

この物語を書きながら、私自身もずっと考えていました。何かを作るとき、私たちの中にも「リョク」と「セイ」がいるのではないか、と。

朝ふとしたときに浮かぶ「あ、こうしたらいいかも」という閃き——それがリョク。


「でも、実際にやるにはどうすれば?」と考え始める慎重な自分——それがセイ。

どちらかが強すぎると、アイデアだけが空回りしたり、逆に考えすぎて動けなくなったりする。ふたりがちょうどいいバランスでいるとき、初めて何かが生まれる気がします。

長老のアーユシュが言った言葉、「創造力は翼を持ち、創造性は足を持つ」——これは、この物語を書く前から心の中にあった言葉です。むしろ、この一文を書きたくて、物語全体を組み立てたと言っても過言ではありません。

インド象を選んだのは、彼らが持つ「知恵」と「家族のつながり」への敬意からです。象は本当に賢く、感情豊かな生き物。そんな彼らの家族の中に、創造のふたりを置いてみたくなりました。

至らない点も多かったかと思いますが、少しでもほっこりしていただけたなら、書いた甲斐がありました。

感想・ご意見など、お気軽にコメントいただけると励みになります。

またどこかで、リョクとセイに会えますように。

筆者より

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