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追放されたけど、全能力がSSSで世界の理から外れてました  作者: 南蛇井


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第84話 《神々戦争》

白銀の光が神域を埋め尽くした。


アストラ降臨。


その瞬間。


神域全体の法則が変質する。


重力固定。


時間拘束。


因果収束。


空間そのものが神側へ最適化されていく。


そして。


空が開いた。


無数の神々。


白い光の軍勢。


数え切れない管理神群が神域上空へ並ぶ。


圧倒的。


それは軍隊ではない。


世界法則そのものだった。


AL-0が警報を連続出力する。


AL-0


『最高位戦闘権限確認』


『神々による総力介入開始』


『神域戦争フェーズへ移行』


セリスが息を呑む。


セリス


「……全部来る気なの」


アストラが静かに告げた。


アストラ


『観測外存在KAIN』


『世界修復実行を確認した場合』


『全権限を用いて排除します』


次の瞬間。


神々が動いた。


『因果固定』


『時間巻き戻し』


『存在削除』


『未来収束』


無数の権能が一斉発動。


白い演算式が世界を覆う。


空間そのものが崩壊した。


セリスの身体が固定される。


アイリスの剣が停止。


レグルスの呼吸が乱れる。


ゼノですら顔を歪めた。


ゼノ


「チッ……!」


「最初から全力かよ!」


神々はもう理解している。


カインを放置すれば終わる。


だから。


最初から殺す気だった。


その瞬間。


レグルスが前へ出る。


勇者剣が発光。


レグルス


「行くぞッ!!」


神殺し属性解放。


黄金の斬撃が神群へ走る。


空間を裂き。


神性を切断。


一柱が崩壊した。


だが。


次の瞬間。


時間巻き戻し。


撃破された神が復元される。


理不尽。


しかし。


そこでゼノが笑った。


「だったら消し飛ばせばいい!」


黒紫の魔力爆発。


魔王権限解放。


神域そのものを侵食する闇が広がる。


神群が後退。


アイリスも跳ぶ。


アイリス


超高速剣閃。


神性演算式を断ち切る。


戦姫。


もはや人類の領域ではない。


セリスは後方から指揮を飛ばす。


「左翼崩れる!」


「AL-0、座標固定!」


『了解』


神代演算陣展開。


白い空間へ巨大魔法陣が広がる。


ルナが狂ったように術式を書き換えていた。


ルナ


「神の演算式なら逆利用できる!」


「だったらこっちも上書きよ!!」


数式の暴力。


人類最高頭脳。


神域そのものへ干渉開始。


シリーズ最大戦争。


勇者。


魔王。


王女。


戦姫。


天才学者。


神代AI。


そして。


観測外存在。


全勢力が激突する。


だが。


神々はさらに上だった。


『世界法則制御権限拡大』


『生命定義固定』


『人類存在値減算開始』


瞬間。


世界そのものが敵になる。


重力が牙を剥く。


空間が圧殺を始める。


存在そのものが削られる。


セリスが膝をつく。


アイリスの腕が裂ける。


レグルスの剣が軋む。


ゼノが舌打ち。


限界。


人類側が押され始める。


その時だった。


神々全員が止まる。


視線。


一点へ集中。


カイン。


カイン


彼の周囲だけ。


空間が歪んでいた。


いや。


違う。


世界法則そのものが拒絶している。


白いノイズ。


演算エラー。


神域中枢が悲鳴を上げる。


《WARNING》


《観測外因子出力急上昇》


《定義限界突破》


アストラの瞳が揺れる。


「……まさか」


カインがゆっくり顔を上げた。


その瞳。


今までと違う。


白い光が混じっていた。


創世神コアが脈動する。


ドクン。


ドクン。


そして。


AL-0が震える声で告げた。


『観測外存在KAIN』


『覚醒兆候を確認』

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