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一年間、何もしなくていいと言われました  作者: 黒猫と珈琲


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4/8

第四話

 屋敷へ来て、三週間ほどが過ぎた。


 朝。


 ルイザは窓を開けた。


 初夏の風が、白いカーテンをふわりと膨らませる。庭には朝露が残っていた。薄紫色の花。小さな黄色い花。名前を知らない銀色の葉。


 以前なら、名前を知らない植物があれば、すぐに図鑑を探したかもしれない。


 けれど今日は。


「きれいね」


 それだけで終わった。


 分からないものを、すぐに分かろうとしなくてもいい。


 そんなことにも、少しずつ慣れてきた。


「さて」


 ルイザは鏡の前に座る。


 いつもなら、髪をきちんとまとめるところだった。一本の乱れもないように。人前に出ても恥ずかしくないように。


 けれど今日は、誰かと会う予定もない。


 ルイザは髪を一度まとめかけ、手を止めた。


「……これくらいでもいいかしら」


 低い位置で、ゆるく結ぶ。


 少しだけ髪が頬にかかった。


 鏡を見る。


 なんとなく落ち着かない。


 けれど。


「誰も困らないものね」


 そう言ってみると、少しだけ笑えた。


 朝食を終えた頃。


 マーサが一通の手紙を持ってきた。


「ルイザ様。ハーグレーヴ伯爵家より届いております」

「あら」


 レナードからだろうか。


 ルイザは何気なく受け取り、封蝋を見る。


 やはりレナードからだった。


 まだ若い頃から何度も見てきた筆跡。


 封を切る。


『姉さんへ。


 元気にしている?


 こっちは皆、元気にしているよ。


 屋敷で少しはのんびりできているといいんだけど。』


 そこまでは、ごく普通の手紙だった。


 ルイザは続きを読む。


『実は、一つ相談したいことがあります。


 来月、叔父上たちがこちらへ滞在することになりました。


 領地の収穫祭についての話し合いも兼ねているのだけれど、叔父上は昔から父さんのやり方にこだわるところがあって、僕とはどうも話が噛み合わなくて。


 それに、滞在中の部屋割りや食事のことで妻も困っています。


 姉さんなら叔父上の好みも知っているし、昔からうまく話してくれていたでしょう?


 もし都合がつくなら、数日だけでも帰ってきてもらえないかな。


 姉さんがいてくれたら、本当に助かります。』


 読み終わる。


 ルイザは、しばらくそのまま手紙を持っていた。


 胸の中で、何かがごく自然に動き始める。


「マーサ」

「はい」

「馬車をお願いできる?」


 口にしてから。


 マーサが、ぴたりと止まった。


「どちらまででしょう」

「実家へ。レナードが困っているの」


 ルイザは立ち上がる。


「数日だけよ。叔父が滞在するらしくて。あの人は昔から好き嫌いが多いの。部屋も西日の入るところを嫌がるし、朝は薄い紅茶しか飲まないし、それから――」

「ルイザ様」

「何?」

「ヴィオラ様とのお約束は?」

「分かっているわ」


 即座に答えた。


「でも、これは別でしょう?」

「別、でございますか」

「家族が困っているのよ」

「はい」

「数日だけなら」


 そう言いながら、ルイザは自分の部屋へ向かっていた。


 荷物を用意しなくては。


 数日なら、着替えはそれほど必要ない。あちらにも自分の服は残っている。


 叔父の好きな菓子は、確か領都の北側にある店で――。


 頭の中では、もう仕事が始まっていた。


 部屋に入る。


 旅行鞄を取り出し、寝台の上へ置く。


「二泊……いいえ、話が長引いたら四泊くらい」


 引き出しを開ける。


 薄手のドレス。夜用のショール。下着。櫛。


 必要なものを一つずつ出す。


 その時だった。


「……ノア?」


 いつの間に入ってきたのだろう。


 黒猫が、扉のところに座っていた。


「ごめんなさい。今日は遊んでいる時間がないの」


 ルイザは荷物を鞄へ入れる。


 振り返って。


「え?」


 鞄の上に、ノアがいた。


 どっしりと座っている。


「ノア」


 金色の瞳がこちらを見る。


「そこをどいて」


 動かない。


「荷物を入れたいの」


 動かない。


「お願い」


 ルイザが手を伸ばす。


 ノアは身体を低くして、完全に鞄へ張りついた。


「……あなた」


 ルイザは眉を寄せる。


「まさか、これも?」


 ノアは瞬きをした。


「ヴィオラ様に頼まれているの?」


 尻尾が。


 ぱたん。


 一度だけ、鞄を叩いた。


「そんな……」


 ルイザは腰に手を当てた。


「今回は遊びではないのよ。レナードが困っているの」


 ノアは動かない。


「叔父は気難しい人だし、レナードはまだこういう調整に慣れていないの。私が行った方が早いわ」


 ノアは、ふい、と顔を逸らした。


「聞いている?」


 猫に何を言っているのだろう。


 そう思いながらも、少し腹が立ってきた。


「ノア」

「にゃ」

「どいて」

「にゃ」


 初めて返事をした。


 けれど、どう考えても「嫌だ」と言われた気がする。


「……もう」


 ルイザは息を吐いた。


 仕方なく、別の小さな鞄を棚から出す。


「こちらを使います」


 ノアを見る。


「それならいいでしょう?」


 小さな鞄を寝台に置き、ドレスを入れようとする。


 すると。


 ばたん。


 鞄の蓋が勝手に閉じた。


「…………」


 ルイザは見つめた。


 もう一度開く。


 ばたん。


「……屋敷まで?」


 開く。


 ばたん。


「ちょっと!」


 今度は少し強く開く。


 すると鞄そのものが、ずるずると寝台の向こう側へ移動した。


「待ちなさい!」


 追いかける。


 鞄は寝台から降り、そのまま床を滑る。


「これは私の鞄よ!」


 ずるずる。


「戻ってきなさい!」


 ずるずる。


 そして、開いていた扉から廊下へ出ていった。


 ルイザは立ち尽くした。


 鞄を追いかけるべきか。


 こんな屋敷に怒るべきか。


 本気で迷う。


 背後から。


「にゃあ」


 振り向く。


 ノアはまだ大きな鞄の上。


「……笑っているでしょう」


 ノアは目を細めた。


「絶対に笑っているわね」


 その時。


「ルイザ様」


 マーサが廊下から顔を出した。


「鞄が一つ、階段を下りていきましたが」

「見れば分かります」

「馬車は」

「……少し待って」


 ルイザは大きく息を吐いた。


「考えるから」


 マーサは何も言わず、一礼した。


 結局。


 ルイザはその日の午前中、実家へ帰らなかった。


 とはいえ、諦めたわけではない。


 テラスに手紙を持って出て、机の上へ置く。


 何度も読む。


『姉さんなら叔父上の好みも知っているし』


『昔からうまく話してくれていたでしょう?』


『姉さんがいてくれたら、本当に助かります』


「……そうなのよね」


 その通りだった。


 叔父は悪い人ではない。ただ、頑固なのだ。


 兄であった父を深く尊敬していたぶん、父が亡くなったあとも昔ながらのやり方を変えたがらない。


 レナードはレナードなりに、自分の考えで領地を治めようとしている。


 二人とも悪くない。


 だからこそ、自分が間に入ればいい。


 叔父にはレナードの考えを説明して、レナードには叔父の気持ちを説明する。両方の事情を理解して、少しずつ譲り合えるようにする。


 そうすれば丸く収まる。


 昔から、そうしてきた。


「数日くらい……」


 呟く。


 胸がざわつく。


 行った方がいい。


 そう思う。


 けれど、屋敷へ来てからの三週間が頭をよぎった。


 朝寝坊をしたこと。


 好きなケーキを選んだこと。


 庭を歩いたこと。


 ルルを膝に載せたまま、午後を過ごしたこと。


 何も決めない日。


 何の役にも立たない日。


 それを、手放したくない。


 ほんの少しだけ、そう思った。


「……でも」


 家族が困っているのに、自分だけここで紅茶を飲んでいるなんて。


 薄情ではないだろうか。


 レナードは今まで、自分に何度も感謝してくれた。


 妹だって。


 母だって。


 家族なのだから。


 助けられるなら、助けるのが普通ではないか。


「私は別に、嫌なわけでは……」


 そこまで呟いた時。


 ふわりと風が吹いた。


 テーブルの上のレナードの手紙が揺れる。


 その下から、一枚の紙が滑り出した。


「……え?」


 ルイザは瞬きをする。


 さっきまで、そんなものはなかった。


 白い、小さな紙片。


 見覚えのある筆跡。


「ヴィオラ様……」


 手に取る。


 そこには。


『そんなに物分かりのよい人間でなくてもいいのですよ。』


 と書かれていた。


 ルイザは黙った。


 胸の奥が、小さく痛んだ。


「……物分かりがいい?」


 自分が?


 そうだろうか。


 ただ、事情を考えているだけだ。


 叔父にも事情がある。


 レナードにも事情がある。


 母にも事情があった。


 妹にも。


 父にも。


 誰にだって。


 だから、仕方のないことはある。


 分かってあげなくてはいけないこともある。


 そう思ってきた。


 紙片を裏返す。


 そこにも文字があった。


『相手に事情があることと、


 あなたが傷つかなかったことは同じではありません。』


「…………」


 ルイザの指が止まった。


 なぜ、今、そんなことを言われるのだろう。


 今回のレナードの手紙に、傷つくようなことなど何もない。


 レナードはただ、助けてほしいと言っているだけ。


 いつものことだ。


 頼られるのは嫌ではない。


 必要とされるのは、むしろ嬉しいことだったはずだ。


「違うわ」


 誰に言うでもなく呟く。


「今回は、そんな話ではないもの」


 紙片をテーブルへ戻す。


 けれど、文字は消えない。


 当たり前だ。


 ルイザは紅茶を飲もうとした。


 冷めていた。


「……入れ直してもらおうかしら」


 呼び鈴へ手を伸ばす。


 その手が止まる。


 ただ冷めただけだ。


 少しくらい冷めた紅茶でも、自分で飲めばいい。


「…………」


 なぜか。


 何もかもが、急に面倒になった。


 その日の午後。


 アルジャノンがやってきた。


 前回と同じく、何の前触れもなく。


「やあ、ルイザ嬢」


 庭の向こうから現れた彼を見て、ルイザは少しだけほっとした。


 そのことに、自分で驚く。


「こんにちは、アルジャノン様」

「今日はルルに捕まっていないんだな」

「今日はノアに鞄を占領されました」

「それは大変だ」

「笑っているでしょう」

「少しな」


 アルジャノンは向かいへ座る。


 ノアも、どこからともなく現れて彼のそばへ座った。


「あなた、本当にアルジャノン様にはすぐ寄っていくのね」


 ルイザが言う。


 ノアは知らん顔をした。


 マーサが茶を運んでくる。


 今日は、淡い琥珀色の紅茶だった。


「旅先でもらった茶葉だ」


 アルジャノンが小さな包みを示した。


「少し花の香りがする」

「まあ」


 一口飲む。


 柔らかな香りだった。


「おいしい。香りもいいですね」

「それならよかった」


 二人の間に、少しの沈黙が落ちる。


 アルジャノンは、ルイザの前に置かれた手紙へ一度だけ視線を落とした。


 それだけ。


 何も聞かない。


 ルイザは、なぜかそのことがありがたかった。


 けれど、しばらくしてから自分の方から口を開いた。


「実は、弟のレナードから手紙が来たのです。実家へ戻ってきてほしいと」


 アルジャノンは紅茶を飲む。


「叔父との話し合いがうまくいかないらしくて。私がいれば、たぶん話は早いと思います」

「なるほど」


 それだけだった。


 ルイザは手紙へ目を落とす。


「今朝は、帰るつもりでした」


 少し笑う。


「鞄まで出したんですよ」

「それでノアに占領された?」

「ええ。別の鞄は屋敷に逃げられました」

「徹底しているな」

「本当に」


 ルイザも少し笑った。


 けれど、すぐに笑みが消える。


「レナードを助けたい気持ちはあります」


 アルジャノンは何も言わず、続きを待った。


「叔父も悪い人ではないし、レナードも頑張っています。私が行けば、きっと早く片づく」


 そこまで言って、ルイザはカップを両手で包んだ。


「でも……」


 言葉が止まる。


 アルジャノンが静かに尋ねた。


「ルイザ嬢は帰りたいのか?」


 ルイザは答えられなかった。


 しばらくして。


「……分かりません」


 小さく言う。


「助けたいのです。でも、帰りたいかと聞かれると……分からない」


「そうか」


 アルジャノンはそれ以上何も言わなかった。


 ルイザは少しだけ息を吐く。


 不思議だった。


 答えをもらっていないのに、さっきまでより少しだけ頭の中が静かになっている。


 風が吹く。


 花の香りのする紅茶から、細い湯気が上がっていた。


 ノアはアルジャノンの足元で丸くなっている。


 少しして、ルイザが呟いた。


「ヴィオラ様にも、困ったことを言われました。『そんなに物分かりのよい人間でなくてもいい』と」

「それはまた」

「何です?」

「ヴィオラらしいな」


 ルイザは少し笑った。


「それだけですか?」

「それ以上言うと、今度は私までヴィオラに似てくる」

「それは困ります」

「だろう?」


 二人とも少し笑った。


 それだけだった。


 けれど、さっきまでより少しだけ、息がしやすくなった。


 ◇


 その夜。


 ルイザは返事を書くため、机に向かった。


 屋敷の魔法は、今回は邪魔をしなかった。インクも消えない。引き出しも閉じない。


 どうやら、自分の手紙を書くことまでは禁止されていないらしい。


「……さて」


 羽根ペンを持つ。


『親愛なるレナードへ』


 書き出して、止まる。


 いつもなら。


『もちろん帰ります』


 と書いただろう。


 そのあとに日程を書き、叔父の好きな部屋を伝えて、食事の注意を書いて。必要なら事前に叔父へも手紙を書いて。


 そうして、話は終わる。


 でも、今日は。


 その最初の一文が書けなかった。


 ルイザは椅子の背にもたれる。


 自分は。


 帰りたい?


 レナードを助けたい。


 それは本当だ。


 叔父とも、仲が悪いわけではない。


 みんなが穏やかに話せればいいと思う。


 それも本当。


 だけど。


 帰りたい?


「…………」


 答えは、意外なほど小さく。


 けれど確かに、胸の中にあった。


「……今は、帰りたくない」


 口にした途端、心臓がどくりと鳴った。


 ひどいことを言ったような気がした。


「でも」


 誰もいない部屋で、言い訳をする。


「嫌いだからではないの」


 レナードを見捨てたいわけでもない。


 家族を嫌いになったわけでもない。


 ただ。


 今は、ここにいたい。


 ルイザはもう一度ペンを取った。


『手紙をありがとう。


 叔父上の滞在について、大変なのはよく分かります。


 西向きの客室は避けた方がいいと思います。


 朝のお茶は薄めに。


 夕食では香辛料の強いものを出さなければ、機嫌よく過ごしてくださるはずです。


 ただ。


 今回は、私は帰りません。』


 そこで、また手が止まった。


 胸が痛い。


 罪悪感が、じわじわと広がる。


 冷たい姉だと思われるだろうか。


 失望されるだろうか。


 困らせるだろうか。


 それでも、続きを書く。


『今は、この屋敷で過ごしてみたいと思っています。


 叔父上とのことは、まず二人で話してみてください。


 すぐにうまくいかなくても、きっと大丈夫です。』


 書き終える。


 ペンを置く。


 ルイザは、しばらく便箋を見ていた。


「……これで、いいのかしら」


 胸はまだざわざわしている。


 爽快感などない。


 何かから解放されたような気もしない。


 むしろ、今すぐ便箋を破って。


『やっぱり帰ります』


 と書き直したい。


 そんな気持ちさえあった。


 その時。


 とん。


 小さな音がした。


 見る。


 ノアが、いつの間にか机の横へ座っていた。


「……あなた」


 ルイザは苦笑する。


「本当に、どこから入ってくるの?」


 ノアは机の脚へ身体を寄せた。


 ルイザはそっと手を伸ばす。


 触れようとした瞬間、少し迷って。


 手を止めた。


「嫌ならいいのよ」


 すると。


 ノアの方から、一歩だけ近づいた。


 黒い額が、ルイザの指先に触れる。


「……あ」


 一瞬だった。


 すぐに離れてしまう。


 それでも、確かに初めて触れた。


 艶のある毛は、思っていたより柔らかかった。


「ありがとう」


 何のお礼なのか、自分でも分からなかった。


 ノアは答えない。


 窓辺へ飛び乗り、そこで丸くなった。


 ルイザはもう一度、レナードへの手紙を見る。


『今回は、私は帰りません。』


「……ごめんなさい」


 小さく呟く。


 その言葉を消すことも、言い直すこともしなかった。


 ただ、手紙を封筒へ入れる。


 封をする。


 その瞬間、胸がまた痛んだ。


 でも。


 手紙を開け直すことはしなかった。


 翌朝。


 手紙を届けてもらったあと、ルイザは庭のベンチに座っていた。


 今日は曇り空だった。


 風も少し冷たい。


 膝には、当然のようにルルがいる。


「あなたは、本当に毎日ここに乗るのね」


 ごろごろ。


「少しくらい遠慮してもいいのよ?」


 ごろごろ。


 ルイザはその背を撫でる。


 胸のざわつきは、まだ消えていなかった。


 レナードが手紙を読んだら、どう思うだろう。


 困るだろうか。


 怒るだろうか。


 もう頼ってくれなくなるだろうか。


 最後の考えに、胸が少し冷たくなる。


 頼られなくなる。


 それは、思っていたより怖かった。


「……変ね」


 ルイザは小さく呟く。


「休みたいのに、必要とされなくなるのは怖いなんて」


 ルルの耳がぴくりと動く。


 ルイザは、ヴィオラの昨日の紙片を取り出した。


『そんなに物分かりのよい人間でなくてもいいのですよ。』


『相手に事情があることと、


 あなたが傷つかなかったことは同じではありません。』


「私は……」


 言いかけて、やめる。


 まだ、よく分からない。


 何に傷ついてきたのか。


 どうして頼られなくなることが、こんなに怖いのか。


 家族を愛していることだけは分かっている。


 それなら今日は、それでいいのかもしれない。


 ルルが膝の上で大きな欠伸をした。


「……ルル、あなた、もう少し真面目に聞いてくれてもいいのよ」


 それでも、ルイザは笑った。


 曇っていた空の向こうから。


 少しだけ。


 柔らかな光が庭へ差し込んだ。


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