表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンテイム 〜モンスターと心を結ぶテイマーの物語〜  作者: エフピー
第三章 ガルディア動乱編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/132

第六十三話 ドーナのダンジョン 中編

 ひと眠りして、体力と魔力を少し回復させてから。


 僕たちは、またダンジョンの奥へと歩き出した。


 さっきまで休んでいた窪みから一歩出ると、また魔力の流れを感じる。


 緑に覆われた一本道は、相変わらず続いていた。


「モンスターさっきから出てこんね」


 前を歩くフリールが、杖を肩に乗せながら言う。


「減ったっぽいか?」


「いや、油断できねぇぞ」


 ハルが剣の柄に手を置いたまま、周囲に視線を走らせる。


「いきなりくるやつもいるからな」


「その通りだよ」


 僕は探知の感覚を広げつつ、前後の気配を探る。


「ダンジョンは、何が起きても不思議じゃないからね」


(ねぇフライ)


 パンが緊張した声で言う。


(南の森と一緒なら、この先って)


(……迷路かもね)


 器の中で小さく返す。


(まだはっきりとは分からないけど)


(さっきから、少しずつ奥に呼ばれてるような気配を感じるようになってきた)


(モンスターが減ってきたら迷路──)


 パディットの声が続く。


(前と一緒だな)


(そうなったらさ)


 パンが不安そうに言う。


(パディットの鼻無しで帰るの、厳しくないかな)


(……確かにね)


 僕は一瞬だけ、フリールの背中を見る。


(でもフリールが……)


(パンはね)


 パンは、ふふっと笑うように言った。


(フリールなら、受け入れてくれそうな気がするよ)


(ファラの時みたいにさ)


(うーん……)


 僕は小さく息を吐いた。


(フリールのことは信用してるんだけどさ)


(……ちょっと考えるよ)


 僕は器の中でムーに言った。


(ムー? 勝手にローブから出ちゃダメだよ)


(わかったのん)


 ムーの声が、ぷるぷるした感じで返ってきた。


(ムーもいい方法考えるのん)


「静かだと思ったらさぁ」


 前を歩いていたフリールが、くるっと振り返る。


「フライ、どったの?」


 じっと目を細めてくる。


「考え事してたっしょ?」


「……いや、なんでもないよ」


 僕は慌てて首を振った。


「ちょっと、ダンジョンのこと考えてただけ」


 ハルが、横から軽く肩をすくめる。


「とにかく、今は進むしかねぇだろ」


 僕は前を向く。


(でも、ダンジョンの奥に、もしまたゼインの石碑があったら)


(フリールにどう言おうか……)


 そんなことを考えていた、その時だった。


「おっ」


 前を歩くハルが、ふいに足を止めた。


「なんか、ひっかかった……」


 伸ばした腕が、空中で止まる。


「なんだこれ、ネバネバする」


 よく見ると、ハルの腕が透明な何かに絡め取られている。


 見えない蜘蛛の巣みたいな、細い糸。


(フライ)


 パンの警戒が強くなる。


(魔力だ、しかも結構濃いよ)


(今ので、相手は完全に気づいたみたい)


「前方から、モンスターがくる」


 僕はすぐに前を見た。


「相手は、もう気がついてるよ」


「うえー、またきたよー」


 フリールが、げんなりした顔をする。


「泣き言言ってもしょうがねぇ」


 ハルが、絡まった腕を力づくで引きはがしながら言う。


「やるぞ!」


 剣を抜き、構えを取る。


 その瞬間──


 頭上で、何かがのそりと動いた。


「……っ!」


 フリールは思わずライトの火の玉を上に向ける。


 緑で覆われた天井の一角が、ずるりとずれた。


 灰色の曇みたいな半透明の体。


 何本もの脚。


 その体表に、青白い雷光がぱちぱちと走っている。


 蜘蛛型のモンスターが、天井に張り付いたままこちらを見下ろしていた。


「こいつは……蜘蛛!?」


 ハルが顔をしかめる。


「僕も見たことないタイプだ」


 僕は、帯電している体を見上げる。


「体に、電気を溜め込んでる……?」


 クラウドスパイダー。


 灰色の雷雲みたいな体に、雷をまとった蜘蛛。


 その名のとおり、体表を走る電気が、周囲の空気を緊張させる。


 観察する間もなく──


 クラウドスパイダーが、電気をまとった糸を一気に吐き出した。


「来たぞ!」


「〈〈アイスシールド〉〉」


 僕は反射的に杖を突き出した。


 薄い氷の壁が、通路いっぱいに立ち上がる。


 電気をまとった糸が、そこに次々と突き刺さった。


 ぱちぱち、と火花が飛ぶ。


「なんとか、なりそう──」


 言いかけた瞬間。


 氷の表面を、電撃が走り抜けた。


 次の瞬間、アイスシールドは粉々に砕け散る。


 冷気と電気が、細かい霧になって飛び散った。


「やばいねこりゃ」


 フリールが、目を丸くする。


「くらったら、感電じゃすまなそう」


「天井から雷降らせるなんて」


 肩をすくめて笑う。


「まるで曇だね!」


「おい」


 ハルが余裕のない声で言う。


「それにツッコんでる余裕はねぇんだけど」


「くっそ……」


 僕はクラウドスパイダーをにらんだ。


「雷は、明らかに効かなそうだし、炎もここじゃまずい」


「攻撃しようにも、天井に張り付いてやがるしな」


 ハルが悔しそうに見上げる。


「届きゃしねぇ」


「んじゃ、一発いってみますかね」


 フリールが杖を構え直した。


「〈〈トーネード〉〉」


 足元から風が巻き起こり、天井へ渦を巻いて伸びていく。


 けれど──


 天井まで届いた頃には、勢いは半分くらいに落ちていた。


 クラウドスパイダーの体を揺らす程度で、効いていない。


「あこまでは、威力が続かないっす」


 フリールが更にげんなりする。


「こいつはヤバいな……」


「〈〈アイスニードル〉〉」


 僕は立て続けに氷柱を生み出し、クラウドスパイダーめがけて撃ち出した。


 鋭い氷が、空を切り裂いて飛んでいく。


 だがクラウドスパイダーは、体にまとった電気を一瞬で解き放った。


 氷柱と電撃がぶつかる。


 激しい閃光とともに、氷は空中で粉砕された。


「くっ……」


 僕は奥歯を噛みしめる。


「どーすんの?」


 フリールが、目だけをこちらに向ける。


「ねぇ、どーすんの? やばくない?」


「威力が続きゃ……」


 ハルが息を整えながら言う。


「あの蜘蛛自体は、硬くなさそうだよね」


 僕はクラウドスパイダーの膜みたいな体を見上げる。


「攻撃を受けないために、距離を取ってる感じがする」


 その言葉で、ハルが閃いた。


「なぁ」


 ハルが、フリールのほうを向く。


「フリールの風を、俺の剣で放てば、天井まで届くか?」


「それなら」


 フリールもすぐに乗ってきた。


「さらに風魔法も重ねて押し上げるってぇのは、どーよ?」


「なるほど、行けるかも」


 僕は頷く。


「決まりだな」


 ハルが剣を構え直した。


「俺が風をぶん投げてやるよ!」


「っしゃ、やるか!」


 フリールが、にやりと笑う。


「いっくぞーい!」


「〈〈ウィンドグレース〉〉」


 フリールの杖から、風の奔流が放たれる。


 ハルの剣にまとわりつき、刃の周りに薄い風の刃が重なっていく。


「うっしゃいくぞおおおおおおおお!」


 そのまま、剣を縦に振り抜いた。


 斬撃とともに、圧縮された風の刃が天井へ向かって走る。


 クラウドスパイダーも、それを察知したのか。


 体にまとっていた雷を一気に下へ向かって放った。


「フリール!今だ!」


 ハルが叫ぶ。


「まっかせーい!!」


 フリールも、全力で杖を振る。


「〈〈トーネード〉〉」


 鋭い風の渦が、ハルの風斬撃に絡みついた。


 ふたつの風が混ざり合い、一本の巨大な風の槍のように形を変える。


 雷の壁を押し返し、そのままクラウドスパイダーの体を貫いた。


「キイイイイイイ!!」


 耳をつんざく悲鳴とともに、体の真ん中に大きな穴が開く。


 帯電していた雷が暴発するように四方へ散った。


 クラウドスパイダーの巨大な体が、天井からずるりと剥がれ落ちる。


 落ちてきたクラウドスパイダーめがけてハルが走り込んだ。


「うぉおおおおおおおおおお!」


 痛む足を動かし、飛び込む。


「斬ッ!!」


 剣が、落ちてきたクラウドスパイダーの胴を横薙ぎに両断した。


 灰色の体が、真っ二つに分かれて床に叩きつけられる。


 雷は完全に抜け、クラウドスパイダーは沈黙した。



 静寂。


「すごいよ、二人とも」


 僕は、剣を下ろしたハルと、杖を抱えたフリールを見る。


 ふたり同時に、こっちを振り向いた。


 そして、示し合わせたかのように──


 親指をぐっと立ててみせる。


「あはは……」


 思わず笑ってしまう。


「しっかし」


 フリールが、そのままその姿勢で伸びをした。


「魔法連発で、つっかれたやー」


「確かにな」


 ハルも剣を肩に担ぎ直しながら言う。


「ダンジョンのモンスターは、一戦一戦ちゃんときついな」


 でも、その分見返りも大きい。


 クラウドスパイダーの胸のあたりが、ぱっと光る。


「あっ」


 フリールが駆け寄る。


「ルミナストーンだ!」


 透明な石が、さっきまで雷を蓄えていたあたりから転がり落ちていた。


「やったー」


 フリールが、それを両手で抱え上げる。


「これがあれば、あたいは何度でも蘇れるよっ」


「さすがだね」


 僕は笑う。


 と、その瞬間──


 胸の奥が、ぐっと引っ張られるような感覚に襲われた。


「……っ」


 思わず胸に手を当てる。


(また、感じる)


(奥に呼ばれてるような、気配の流れ)


(南の森のダンジョンのときと、一緒だ)


 フリールがルミナストーンに夢中になっているのを確認して、ハルが小声で寄ってきた。


「フライ?」


 耳元で囁く。


「どうした?」


 僕も囁き返す。


「ここから先は、きっと迷路だ」


「気配の流れが変わった」


(何か魔力っていうか)


 ムーも、内側からぽよぽよした声を出す。


(違う何かが流れてる感じなのん)


(多分ここからは)


 パディットの声が、いつになく慎重だった。


(フライじゃないと、辿り着けない)


「迷路ってのは……進むのが難しいってことか」


 ハルが眉をひそめる。


「たまたま奥まで行けました、ってレベルの迷路じゃないよ」


 僕は首を振る。


「気配の流れ自体が、道みたいになってる」


「それに逆らって進もうとしたら──たぶん帰れない」


「分かれ道になったら」


 ハルが、前方を見る。


「フリールはまた、勘で行こうとすんじゃねぇか?」


「それはまずいよ」


 僕はきっぱりと言う。


「ダンジョンで迷ったら、終わりだよ」


「ふんふんふーん♪」


 そのとき、フリールがご機嫌な鼻歌を歌いながら戻ってきた。


「さぁて、そろそろ奥へ行っきますかー!」


 ルミナストーンをしっかりポーチにしまいながら。


「……まぁ」


 ハルが小さく息を吐く。


「とりあえず進んでみるか」


「だね」


 僕も頷く。


 少し進むごとに、気配の流れが濃くなっていく。


 呼ばれているような感覚。


 そして──


 通路が、ついに右と左に分かれた。


「アッチャー、分かれ道やなー」


 フリールが、頭の後ろで手を組む。


「どうしよか?」


(流れは右だ、はっきり分かる)


 僕は息を整える。


(でも、なんて言えば……)


(うーん……)


 ムーが、困ったような声を出す。


(考えたけど、やっぱりこれしかムーは思いつかなかったのん)


(フライ、怒ったら……嫌なのんっ!)


「まさか──」


 僕がそう思った瞬間。


 ローブの中から、ぷるんと柔らかい感触が飛び出した。


「ほえ?」


 フリールが目を丸くする。


「何か今、フライから飛び出さなかった?」


「ムー!!」


 僕は頭を抱えた。


「またやったなーーー!」


(怒っちゃや、なのん)


 ムーが空中でぷるぷると嬉しそうに震える。


「ねぇ!」


 フリールが、何かを見つけた子どものような声を出す。


「スライム!スライム!スライムが現れた!」


「はぁ……」


 ハルが額に手を当てる。


「もう観念しようぜ、フライ」


 肩をすくめる。


「多分、隠すの無理だわ、これ」


「……フリール」


 僕は観念して、正面から向き合った。


「あの、実は──」


「連戦できっついけどやるっきゃない!」


 フリールが、なぜか杖を握る。


「ダンジョンならではの強敵だね!」


「そうなるよねー!」


 僕が突っ込む間に、ムーがこっちに飛んでくる。


 ぽよん、と僕の頭の上に着地した。


(のんっ!)


「ぎゃー!」


 フリールが大げさに叫ぶ。


「フライがスライムに乗っ取られるー!」


 ムーがびくっと震える。


(ムーが乗っ取るのん!?)


 僕はもう一度ため息をついた。


「ごめん、フリール」


 頭の上のムーをそっと押さえながら言う。


「実はずっと言えなかったんだけどさ」


「このスライム、仲間なんだ……」


「は?」


 フリールが瞬きをする。


「まじで言ってる?」


 ぐっと一歩近づいてきた。


「仲間って、本当なの!?」


 声には、疑いよりも好奇心が多かった。


「あれ?」


 ハルが小声で首をかしげる。


「なんか、思ってた反応と違うな」


「……」


 フリールは、ほんの一瞬だけ真顔になる。


「これは……」


 誰にも聞こえないくらいの声でつぶやいたあと、顔を上げる。


「ってことは、フライってさ」


 真っ直ぐに僕を見る。


「テイマーなん?」


「そうだけど、ちょっと違うんだ」


 僕は頷く。


「話すとすごく長くなるけど......」


 ハルが代わりに口を開いた。


「フライは世間で言うテイマーとは、ちょっと違うんだよ」


「簡単に言えば、モンスターと友達なんだ」


「信じらんねぇかもだけどさ」


(いや、信じてもらうのん)


 ムーが、僕の頭の上でぽよんと跳ねる。


(いつもこれでなんとかしてきたのん)


(のんのんのんのんのんのん!)


 勢いよく跳ねて、フリールの真正面に飛び降りた。


「友達……」


 フリールが、ぽつりと言う。


「マジで……?」


 目が揺れている。


「本気で言ってるの?」


「そんなこと、可能なの?」


(なんか)


 僕は心の中でつぶやく。


(フリール、様子がおかしいな)


「本当だぜ」


 ハルが肩をすくめる。


「フライはモンスターの心がわかるし、モンスターと心でつながってんだ」


「……」


 フリールは黙ったまま、ムーを見つめている。


「ねぇ」


 視線を僕に戻す。


「ここから出たらさ」


「ちょっと一緒に来てくれない?」


「一緒に?」


 僕は首を傾げる。


 フリールは、珍しく真面目な顔をしていた。


「今は言えない......」


「でも、街に戻ったら必ず話す!」


「……いいよ」


 僕は、はっきりと頷く。


「言ったでしょ、フリールの力になりたいって」


「おうよ」


 ハルも笑う。


「できることがあるなら、手伝わせてくれよ」


「あり……」


 フリールの声が、少し震えた。


「ありがとう」


 すぐにかぶせるように息を吸い込み、いつもの調子を引っ張り出す。


「さ、さぁて!」


 両手をぶんぶん振って気合いを入れ直す。


「では気を取り直すとすっかぁ!」


「そのスライムちゃんは仲間なんだよね?」


 ムーに向かって笑いかける。


「今、なんて言ってるの?」


(フリール両手を出してほしいのん)


 ムーが、ぽよぽよと跳ねながら言う。


「フリール、両手を出してってさ」


「こうけ?」


 フリールは、言われたとおりに両手を前に出す。


(っのん!)


 ムーが、小さな掛け声とともに飛び込んだ。


 ぷよん、と心地よい音を立てて、フリールの両腕にすっぽりおさまる。


「まじかー……」


 フリールが、目を丸くした。


「フライって、何者……?」


「……うーん、僕の方も訳ありなんだよね」


 僕は肩をすくめる。


「ってか、多分ここ訳ありなやつしかいねぇぞ」


 ハルが笑う。


「本当だね」


 僕も笑ってしまう。


「僕も、ここを出たら話すよ」


「じゃあ」


 フリールが、ムーを撫でながら言った。


「意地でも無事に帰ってやらんといかんねこりゃ」


「さーて」


 分かれ道を見て、腕を組む。


「分かれ道をどっちにいくか……」


 僕は一歩前に出た。


「それも実は解決してるんだよね」


 ハルが頷く。


「フライは行く方向がわかるからな」


「ほえ?」


 フリールが首をかしげる。


「これも後々説明するよ」


(説明することが増えていくね)


 パンが、ちょっとだけおかしそうに笑う。


「とにかく、ついてきて」


 僕は右側の通路を指さした。


「絶対迷わないで奥まで連れていくから」


「今更もう疑うことなんて、なーんもねぇってよ」


 フリールが笑う。


「どこまでもついて行くぜ、ボス!」


「いや、ボスはやめてね」


 即座に否定すると、フリールはケラケラ笑った。



 僕たちは、右の通路へと足を踏み入れる。


 そこから先は、文字通りの迷路だった。


 右へ、左へ。


 時々、ぐるりと一周しているんじゃないかという感覚に襲われる。


 けれど、気配の流れは途切れない。


 僕はそれを頼りに、ひたすら奥へと進んだ。


 途中、何度かモンスターに行く手を阻まれたが──


 ハルの剣と、フリールの魔法、僕の補助でなんとか倒していく。


「そろそろ、だね」


 しばらく歩いたあと、僕はふっと立ち止まった。


 気配の流れが、一気に濃くなる。


「すげぇな」


 ハルが周りを見回す。


「これ、マジで迷ってねぇのか?」


「あたいは」


 フリールが、コンパスをいじりながら笑う。


「コンパスあっても無理な自信がある!」


「いや」


 ハルが容赦なくツッコむ。


「森もコンパスあったけど無理だったじゃねーか」


(くるぞ)


 パディットの声が、いつになく真剣だった。


(そろそろ終点だ)


 その言葉と同時に、通路の先の空気が変わる。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次話も読んでいただけると嬉しいです。


クラウドスパイダー

大きさ:2m

蜘蛛型:雷気を体に帯電させる

生息:森、ダンジョン

魔力:雷単体

雷を纏わせた糸で攻撃する、サンダー:雷魔法を上空から放つ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ