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仁以千絵君へ 二〇〇三年五月一日
高校3年になった。もうこれからしばらくは手紙を書かないよ。君も自分が大学に合格するまで手紙を書くのはよしたほうがいい。特に君は君の手紙に書いてあるような内容のことを頭からいったん追い払った方がいい。
高校受験の時は結構余裕で合格圏内にいたから、全く辛くなかったけれど、大学受験は受験のレベルも問題の難しさも全く違うから訳が違う。というわけで、今僕は人生初の試練の時期にあるんだ。君だっておそらくおんなじめに遭うんだぜ。その時に備えてしっかり勉強しなよ。
圭太より
ps. 君はちゃんとした大学の文学部に入れれば才能が見つかるかもよ。今割り切るべきところは割り切って、自分を立て直して頑張らないと君の才能がもったいないよ。




