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仁以千絵君へ 二〇〇二年四月一五日
多少のデリカシーに欠ける手紙どうもありがとう。それと高校浪人してないのなら、入学おめでとう。
圭太より
解説:前回の仁以千絵の、圭太の友人が死んだことに対するデリカシーに欠けた手紙。しかし、仁以千絵にとっては「率直」という名のデリカシーなのです。仁以千絵には柔らかな心が備わっていません。圭太のそういう心に触れたくも、自分はこういう奴だと教えたくなるのです。他人が死んでも自分は悲しまないと言う仁以千絵。彼はそういう自分を自覚します。問題にはしませんが、違和感を覚えないわけではありません。彼の心の行き先を読み進めていってくれたらなと思います。




