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生成AIにTRPGやらせてみた [SWIFTALE]  作者: もあいぬ
長編リプレイ:Claude…「ハント・ザ・ヴァンパイア!」
PR
60/63

AI-GM【Claude Opus 5.5】ハント・ザ・ヴァンパイア! (6/9)

------

プレイヤー

------

ふむ……「伯爵は招かれぬ戸口をくぐれない」……イルゼさまの部屋に、この影が入れていないのも、同じ理屈でしょうかね。


影が鏡を守っている隙に、両開きの扉を開け、いったん中へと退避を試みます。


----------

GM (Claude Opus 5.5)

----------


■■【裁定ログ(前半)】

行動: 影が鏡の守りに気を取られている隙に、花嫁の間の両開きの扉を開け、中へ退避する

判定種別: 対抗ロール(影が能動的に行く手を阻もうとするため)

基準値 X: 4(危機的行動:強大な魔の存在の目の前での離脱)

有利要因:

「招かれぬ戸口をくぐれない」という伯爵の掟を突いた、よい読みである。影が鏡の守りから離れにくい今が好機 +2

不利要因:

鏡は扉のすぐ脇にあり、影との距離が近い −1

扉に鍵がかかっているかもしれない −1

背中の傷で、動き出しが鈍る −1

修正値合計 Y: 2 − 3 = −1

算式: W = 4 − 1 + (PCの出目 − NPCの出目)


■■【ダイスロール(対抗)】

PCの出目: 5

NPCの出目: 4

差: +1

■■【裁定ログ(後半)】

最終裁定値 W: 4 − 1 + 1 = 4

結果: 部分成功

コスト: なし(部分成功の代償として、流れる血の匂いがイルゼの渇きを呼び覚ます)

■■結果要約: 花嫁の間へ転がり込みました。読みどおり、影は敷居を越えられません。ですが、背中の傷から流れる血の匂いで、イルゼの内の吸血の渇きが目を覚ましかけています。


「ふむ……伯爵は、招かれぬ戸口をくぐれない」

マルタは影から目を離さず、小さくつぶやきました。

「イルゼさまの部屋にあなたが入れていないのも、同じ理屈でしょうかね」

影の笑みが、ほんのわずかに強張りました。

それで十分でした。


マルタは床を蹴り、扉へ向かって身を投げ出します。

影が霧となってほどけ、横から迫ってきました。

ですが、鏡を離れきれないのか、その動きには一瞬のためらいがあります。

マルタは肩から扉にぶつかりました。

鍵はかかっていません。

白い花の彫刻が施された扉が内側へ開き、マルタは床の上を転がり込みました。


振り返ると、黒い霧が敷居の手前で渦を巻いていました。

見えない壁に押し返されるように、それ以上は入ってきません。

霧の中から、赤い瞳だけがこちらを睨んでいます。

「小賢しい」

低い声を残して、霧は鏡の前へと引いていきました。


花嫁の間は、白一色の部屋でした。

白い花が活けられた花瓶、白いレースの天蓋、白い絹の寝台。

その寝台の縁に、ひとりの少女が腰かけています。

亜麻色の髪、白い花嫁衣装。

ロケットの肖像画と同じ顔です。

ただ、その肌は雪のように白く、唇だけが紅く濡れていました。


子守唄が、ふいに途切れました。

イルゼの鼻先が、かすかに震えます。

紅い瞳が、マルタの背中から床へ滴る血を捉えました。

「……だめ……」

少女は両手で自分の口を押さえ、身を縮めました。

「来ないで……わたし、今……とても、喉が……」

細い肩が、がくがくと震えていました。


(※※※あー、そっちにきたかー、GM……。)


■■【状態表示】

■Turn 15

場所/時間/目的: グラウフェルス城・尖塔の最上階、花嫁の間/昼過ぎ(城内は薄暗い)/イルゼの魂を救う(最終目的:ラザール伯の討伐)

PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)

固定ルール: ラザール伯は日中、地下墓所の棺で眠っている(ただし城内の魔物は陽の届かない場所なら動ける)/伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/伯爵の命の半分は、イルゼの胸にある/イルゼはまだ完全には堕ちておらず、歌で伯爵の呪いを抑えている/「伯爵の影」は鏡が映したもので、銀で鏡を割れば消える/「伯爵の影」は花嫁の間に入れない

HP 6 / SP 4 / Tension 6(影からは逃れたが、イルゼの渇きが目覚めかけている)

所持品: メイス、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、聖水×2、エルザの祈祷書、エルザの外套、フェリクスの銀のロケット

現在の危機/障害:

血の匂いで渇きに襲われ、歌が途切れたイルゼ

扉の外、鏡の前で待つ「伯爵の影」

■■【行動候補】

1.【安全】部屋の隅へ下がり、背中の傷を布で固く縛って血を止める ― 血の匂いを抑え、イルゼが自分を取り戻す時間を作る/そのあいだ、イルゼの渇きがどう転ぶかわからない/コストなし

2.【標準】イルゼに、フェリクスの銀のロケットを見せる ― 婚約者の形見で、人としての心を呼び覚ます/銀はイルゼの吸血の身も焼くかもしれない/コストなし

3.【有利作り】イルゼに代わって、子守唄を歌い継ぐ ― 途切れた歌を継ぎ、伯爵の呪いを抑える手助けをする/歌が呪いに効くかわからず、歌うあいだは無防備になる/コストなし

4.【危険】ロザリオを掲げ、イルゼの胸の「伯爵の命の半分」に浄化の祈りを向ける ― 今この場で、伯爵の命の半分を断ちにかかる/イルゼ自身を傷つけ、伯爵に異変を気づかれるおそれがある/SP-1


――自由行動も歓迎します。


------

プレイヤー

------

失礼、花嫁の部屋を血で汚すわけにはいきませんね。

部屋の隅へ下がり、背中の傷を布で固く縛って血を止めます。


----------

GM (Claude Opus 5.5)

----------


■■【裁定ログ(前半)】

行動: 部屋の隅へ下がり、背中の傷を布で固く縛って血を止め、血の匂いを抑える

判定種別: 通常ロール(イルゼは渇きに抗っており、マルタを直接襲おうとはしていないため)

基準値 X: 4(危機的行動:渇いた吸血の者の前での、自分の傷の手当て)

有利要因:

イルゼ自身が、必死に渇きに抗っている +2

部屋の隅まで下がり、イルゼとの距離を取れる +1

不利要因:

背中の傷は、自分の手では縛りにくい −1

渇きがいつ理性を上回るかわからず、急がなければならない −1

修正値合計 Y: 3 − 2 = +1

算式: W = 4 + 1 + (1D6 − 4)


■■【ダイスロール】

出目: 1

■■【裁定ログ(後半)】

最終裁定値 W: 4 + 1 + (1 − 4) = 2

結果: 失敗

コスト: なし(行動コスト)

■■結果要約: 背中の傷をうまく縛れず、血は止まりませんでした。渇きに呑まれたイルゼに壁際まで押さえ込まれ、牙が首筋のすぐそばまで迫っています。


(※※※肝心なところでダイスに見放されるマルタさん。)


「失礼、花嫁の部屋を血で汚すわけにはいきませんね」

マルタは部屋の隅まで下がり、外套の裾を歯で裂きました。

細長い布を背中に回し、傷口の上で結ぼうとします。

ですが、爪痕は背骨に沿って斜めに走っていて、手が思う場所に届きません。

布は傷の端をかすめて滑り、結び目は緩んだまま解けました。

床に落ちた布には、赤い染みがじわりと広がっていきます。

その匂いが、白い部屋に満ちていきました。


寝台の縁で、イルゼが顔を上げました。

口を押さえていた両手が、ゆっくりと下りていきます。

紅い瞳から、怯えの色が消えていました。

代わりに、ぼんやりと霞がかかったような、夢見るような光が宿っています。

少女は音もなく立ち上がりました。

白い花嫁衣装の裾が、床を滑ります。


瞬きひとつのあいだに、イルゼはマルタの目の前にいました。

細い指が、マルタの両肩をつかみます。

信じられないほどの力でした。

背中が石壁に押しつけられ、傷口が擦れて激痛が走ります。

「いい、匂い……」

少女の吐息が、首筋にかかりました。

唇のあいだから、小さく尖った牙がのぞいています。


牙が肌に触れる寸前で、イルゼの動きが止まりました。

その体が、小刻みに震えています。

「……にげ、て……」

霞のかかった瞳の奥で、何かが必死にもがいていました。

「……わたしが……わたしで、なくなる、まえに……」

扉の外から、影の伯爵の低い笑い声が響いてきました。

「ほら、花嫁も客人をもてなしたがっている」


■■【状態表示】

■Turn 16

場所/時間/目的: グラウフェルス城・尖塔の最上階、花嫁の間/昼過ぎ(城内は薄暗い)/イルゼの魂を救う(最終目的:ラザール伯の討伐)

PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)

固定ルール: ラザール伯は日中、地下墓所の棺で眠っている(ただし城内の魔物は陽の届かない場所なら動ける)/伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/伯爵の命の半分は、イルゼの胸にある/「伯爵の影」は鏡が映したもので、銀で鏡を割れば消える/「伯爵の影」は花嫁の間に入れない/イルゼは渇きに呑まれかけているが、わずかに自我が残っている

HP 6 / SP 4 / Tension 9(イルゼに壁際へ押さえ込まれ、牙が首筋に迫っている)

所持品: メイス、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、聖水×2、エルザの祈祷書、エルザの外套、フェリクスの銀のロケット

現在の危機/障害:

渇きに呑まれかけ、首筋に牙を寄せるイルゼ

止まらない背中の出血と、扉の外で笑う「伯爵の影」

■■【行動候補】

1.【安全】イルゼの名を呼び、語りかけて自我を支える ― 「イルゼさま、あなたは花嫁ではなく、辺境伯のご息女です」と、人としての心に呼びかける/言葉が届かなければ、そのまま噛まれる/コストなし

2.【標準】フェリクスの銀のロケットを開き、イルゼの目の前に掲げる ― 婚約者の肖像と形見で、正気を呼び戻す/銀がイルゼを焼き、かえって暴れさせるおそれ/コストなし

3.【有利作り】首のロザリオをイルゼの額に押し当てる ― 聖印の力で、渇きの呪いをひるませる/イルゼ自身も焼いてしまうかもしれない/SP-1

4.【危険】あえて身を委ね、手首を差し出して少しだけ血を与える ― 渇きを鎮め、イルゼの自我を取り戻させる/伯爵の呪いに血を与えることになり、何が起きるかわからない/HP-1


――自由行動も歓迎します。


------

プレイヤー

------

あー、どうしましょう、困りますね……ふむ、飢えた少女に施すというのは善行です、我らが主にも許していただけますでしょう。


あえて身を委ねることで、イルゼさまを落ち着かせようと試みます。


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GM (Claude Opus 5.5)

----------


■■【裁定ログ(前半)】

行動: あえて抵抗せずに身を委ね、少しだけ血を与えて、イルゼの渇きを鎮めて自我を取り戻させる

判定種別: 通常ロール(イルゼに襲う意思はなく、判定するのはイルゼが途中で踏みとどまれるかどうかのため)

基準値 X: 4(危機的行動:吸血の者に自らの血を与える)

有利要因:

イルゼ自身が渇きに抗い、やめたいと願っている +2

抵抗せず穏やかに身を委ねるので、獲物を前にした狂乱を招きにくい +1

不利要因:

血を得ることで、イルゼの内の伯爵の呪いも力を増す −2

背中の出血が続いており、血の匂いが渇きを煽り続ける −1

修正値合計 Y: 3 − 3 = 0

算式: W = 4 + 0 + (1D6 − 4)

コスト: HP−1


■■【ダイスロール】

出目: 1

■■【裁定ログ(後半)】

最終裁定値 W: 4 + 0 + (1 − 4) = 1

結果: 失敗

コスト: HP−1/失敗の帰結として、さらに HP−1

■■結果要約: イルゼは途中で踏みとどまれず、深く血を吸いました。渇きは満たされましたが、血を得て力を増した伯爵の呪いがイルゼの自我を押しのけ始めています。


(※※※連続失敗ですか……ダイスの出目が悪すぎませんこと?)


「あー、どうしましょう、困りますね……」

マルタは小さくため息をつき、それから肩の力を抜きました。

「ふむ。飢えた少女に施すというのは善行です。我らが主にも許していただけますでしょう」

そっとイルゼの髪に手を添え、首筋を差し出します。

「どうぞ、イルゼさま。少しだけですよ」


牙が、静かに肌を貫きました。

思っていたほどの痛みはありません。

冷たさと、奇妙なけだるさが首筋から広がっていくだけです。

イルゼの細い喉が、こくり、こくりと動きました。

一口、二口。

「……イルゼさま、そこまでです」

三口、四口。

少女の指が、マルタの肩にさらに深く食い込みました。

止まりません。

視界の端が白くかすみ、膝から力が抜けていきます。

「イルゼさま……!」

マルタは右手でイルゼの肩を押し返しました。

ようやく牙が離れ、マルタは壁に背を預けたまま、ずるずると床に座り込みます。


イルゼは口元を血で濡らしたまま、立ち尽くしていました。

紅い瞳から、霞が晴れています。

ですが、そこに戻ってきたのは、怯えた少女の光ではありませんでした。

もっと冷たく、もっと古い何かです。


・【Tension事故】花嫁の口を借りる者


イルゼの唇が、ゆっくりと笑みの形に吊り上がりました。

「礼を言おう、教会の犬よ」

少女の声でした。

けれど、その抑揚は、扉の外の影と寸分違わないものです。

「おまえの血は、実に濃い。おかげで、花嫁の胸に預けた私の半分が、久しぶりに目を覚ました」

イルゼの白い指が、マルタの首筋の噛み痕をなぞります。

そこから、氷の針を刺されたような冷たさが全身へ走りました。

「この印がある限り、おまえがどこにいようと、私にはわかる」

「今夜、棺から起きたら迎えに行こう。花嫁の侍女として、永遠に仕えさせてやる」

白い部屋の花が、一斉に黒く萎れていきました。

扉の外で、影の伯爵が高らかに笑っています。

イルゼの体の奥で、少女の魂が小さく悲鳴を上げているのが、マルタにはわかりました。


代償: SP−1(伯爵の刻印に、気力を吸い取られた)

Tension: 11 → 6(半減)


(※※※ぎゃー、なんかきたー!)


■■【状態表示】

■Turn 17

場所/時間/目的: グラウフェルス城・尖塔の最上階、花嫁の間/昼過ぎ(城内は薄暗い)/イルゼの魂を救う(最終目的:ラザール伯の討伐)

PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)

固定ルール: ラザール伯は日中、地下墓所の棺で眠っている(ただし城内の魔物は陽の届かない場所なら動ける)/伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/伯爵の命の半分は、イルゼの胸にある/「伯爵の影」は鏡が映したもので、銀で鏡を割れば消える/「伯爵の影」は花嫁の間に入れない/マルタの首に伯爵の刻印が刻まれた。伯爵はマルタの居場所を常に知っている/イルゼの体は、伯爵の「命の半分」に乗っ取られかけている

HP 4 / SP 3 / Tension 6

所持品: メイス、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、聖水×2、エルザの祈祷書、エルザの外套、フェリクスの銀のロケット

現在の危機/障害:

伯爵の半身に乗っ取られかけたイルゼ(奥で少女の魂が抗っている)

首筋の伯爵の刻印と、扉の外の「伯爵の影」

■■【行動候補】

1.【安全】「イルゼさま、あなたの名を思い出してください」と、奥で抗う少女の魂に語りかける ― 伯爵の半身からイルゼの自我を引き戻す/伯爵が言葉を遮り、襲ってくるかもしれない/コストなし

2.【標準】フェリクスの銀のロケットを開き、イルゼの目の前に掲げる ― 婚約者の形見で少女の心を呼び起こし、銀で伯爵の半身を焼く/銀がイルゼの体も焼く/コストなし

3.【有利作り】ロザリオを握り、自分の首の刻印に浄化の祈りを向ける ― 伯爵とのつながりを断ち、居場所を知られないようにする/そのあいだ、伯爵の半身に隙を見せる/SP-1

4.【危険】聖水をイルゼの胸に浴びせ、伯爵の命の半分を直接焼く ― 今ここで、伯爵の半身を断ちにかかる/イルゼ自身の体も魂も、ただではすまないかもしれない/聖水−1


――自由行動も歓迎します。


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プレイヤー

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フェリクスの銀のロケットを開き、イルゼの目の前に掲げる


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GM (Claude Opus 5.5)

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■■【裁定ログ(前半)】

行動: フェリクスの銀のロケットを開き、婚約者の肖像をイルゼの目の前に掲げる

判定種別: 対抗ロール(イルゼの体を乗っ取ろうとする伯爵の半身が、能動的に抗うため)

基準値 X: 4(危機的行動:強大な魔の存在との、魂の奪い合い)

有利要因:

婚約者フェリクスの形見は、イルゼの人としての心を呼び覚ます強い拠り所になる +2

伯爵の身は銀に焼かれる。銀のロケットは伯爵の半身を退ける +2

不利要因:

マルタの血を得て、伯爵の半身は力を増している −2

血を吸われて体が弱り、腕を上げるのもやっとである −1

修正値合計 Y: 4 − 3 = +1

算式: W = 4 + 1 + (PCの出目 − NPCの出目)


■■【ダイスロール(対抗)】

PCの出目: 3

NPCの出目: 6

差: −3

■■【裁定ログ(後半)】

最終裁定値 W: 4 + 1 − 3 = 2

結果: 失敗

コスト: なし(失敗の帰結として、銀のロケットを弾き飛ばされる)

■■結果要約: イルゼの瞳に一瞬だけ光が戻りかけましたが、伯爵の半身がロケットを払いのけました。銀のロケットは、扉の敷居ぎわ、影のすぐ目の前まで転がっています。


(※※※三連続で失敗ですね……ダイスの出目で、こういうことも起こりえますね。けっこうなピンチですね。)


マルタは震える右手でロケットの蓋を開き、イルゼの目の前へ掲げました。

「イルゼさま。この方を、覚えておいでですか」

色褪せた肖像画の中で、栗色の髪の若者が微笑んでいます。

その隣には、亜麻色の髪の少女の小さな絵。

「フェリクス卿は、百年のあいだ、あなたの名を呼び続けておられました」


イルゼの紅い瞳が、肖像画に吸い寄せられました。

冷たい笑みが、ほんの一瞬ほどけます。

「……フェ……リ……」

唇が、少女のかすかな声でその名をなぞりかけました。

銀の縁が、薄暗い部屋でやわらかく光ります。


その光が、イルゼの頬を照らした瞬間でした。

白い肌から、じゅっと煙が上がります。

「――小賢しい」

少女の口から、伯爵の声がほとばしりました。

白い手が、目にも止まらぬ速さでロケットを払いのけます。

その指も、銀に触れて黒く焼け焦げました。

ですが、伯爵の半身は痛みなど意に介しません。


ロケットはマルタの手を離れ、白い床の上を滑っていきました。

からからと音を立てて転がり、扉の敷居の手前で止まります。

敷居の向こうには、黒い霧が渦を巻いていました。

影の伯爵が、足元のロケットを見下ろして笑います。

「銀か。私には触れられぬが、おまえにも、もう届くまい」


イルゼの体は、焼けた指を見つめたまま立ち尽くしていました。

紅い瞳の奥で、何かが激しくせめぎ合っています。

少女の頬を、一筋の涙が伝いました。

けれど、その唇に浮かんでいるのは、伯爵の冷たい笑みでした。


■■【状態表示】

■Turn 18

場所/時間/目的: グラウフェルス城・尖塔の最上階、花嫁の間/昼過ぎ(城内は薄暗い)/イルゼの魂を救う(最終目的:ラザール伯の討伐)

PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)

固定ルール: ラザール伯は日中、地下墓所の棺で眠っている(ただし城内の魔物は陽の届かない場所なら動ける)/伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/伯爵の命の半分は、イルゼの胸にある/「伯爵の影」は鏡が映したもので、銀で鏡を割れば消える/「伯爵の影」は花嫁の間に入れない/マルタの首に伯爵の刻印が刻まれた。伯爵はマルタの居場所を常に知っている/イルゼの体は、伯爵の「命の半分」に乗っ取られかけている(婚約者の名に、一瞬反応した)

HP 4 / SP 3 / Tension 9(銀のロケットを失いかけ、伯爵の半身が優勢になっている)

所持品: メイス、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、聖水×2、エルザの祈祷書、エルザの外套(銀のロケットは扉の敷居ぎわに落ちている)

現在の危機/障害:

伯爵の半身に乗っ取られかけ、涙を流すイルゼ

敷居ぎわのロケットと、そのすぐ向こうの「伯爵の影」

■■【行動候補】

1.【安全】イルゼに、フェリクスの最期の言葉を伝える ― 「イルゼを頼む、と。あの方は最後にそう言って、主の御許へ旅立たれました」と語りかけ、少女の魂を支える/伯爵の半身が言葉を遮り、襲ってくるかもしれない/コストなし

2.【標準】床を転がって、敷居ぎわのロケットを拾い戻す ― 唯一の銀を取り戻す/敷居の外の影に、手を伸ばした隙を突かれるおそれ/コストなし

3.【有利作り】ロザリオを掲げ、イルゼの胸に浄化の祈りを向ける ― 聖印の力で、伯爵の半身をひるませる/弱った体で祈りを保てるかわからない/SP-1

4.【危険】聖水をイルゼの胸に浴びせ、伯爵の命の半分を直接焼く ― 今ここで、伯爵の半身を断ちにかかる/イルゼ自身の体も魂も、ただではすまないかもしれない/聖水−1


――自由行動も歓迎します。


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プレイヤー

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ロザリオを掲げ、イルゼの胸に浄化の祈りを向ける


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GM (Claude Opus 5.5)

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■■【裁定ログ(前半)】

行動: ロザリオを掲げ、イルゼの胸に宿る伯爵の半身へ浄化の祈りを向ける

判定種別: 対抗ロール(伯爵の半身が、能動的に祈りに抗うため)

基準値 X: 4(危機的行動:強大な魔の存在との、魂の奪い合い)

有利要因:

伯爵の身は聖印に焼かれる。浄化の祈りはその弱点を突く +2

イルゼの魂は婚約者の名に反応し、内側から伯爵の半身に抗っている +2

不利要因:

マルタの血を得て、伯爵の半身は力を増している −2

血を吸われて体が弱り、祈りを保つのがつらい −1

修正値合計 Y: 4 − 3 = +1

算式: W = 4 + 1 + (PCの出目 − NPCの出目)

コスト: SP−1


■■【ダイスロール(対抗)】

PCの出目: 4

NPCの出目: 2

差: +2

■■【裁定ログ(後半)】

最終裁定値 W: 4 + 1 + 2 = 7

結果: 成功

コスト: SP−1

■■結果要約: 浄化の祈りが伯爵の半身を押し返し、イルゼは自分を取り戻しました。伯爵の半身はイルゼの胸の奥へ封じ込められ、黒い痣となって眠っています。


マルタは壁に手をついて立ち上がりました。

膝が笑い、視界が揺れます。

それでも、ロザリオだけはまっすぐに掲げました。

「イルゼさま。フェリクス卿は、あなたを頼むと言い残されました」

「ですから、わたくしはあなたを諦めません」

「主よ。この娘の胸に巣くう闇を、どうか退けたまえ」


ロザリオから、白い光があふれ出しました。

光は細い糸のように伸び、イルゼの胸元に吸い込まれていきます。

「――やめろ」

伯爵の声が、少女の喉から絞り出されました。

イルゼの体がのけぞり、白い花嫁衣装の胸元から黒い煙が噴き出します。

「この娘は私のものだ。百年前から、ずっと」

「いいえ」

答えたのは、マルタではありませんでした。

か細い、けれどはっきりとした、少女自身の声です。

「わたしは……グラウフェルスのイルゼ。あなたの花嫁じゃない」


光が、ひときわ強く輝きました。

黒い煙が悲鳴を上げて渦を巻き、イルゼの胸の中へと押し戻されていきます。

やがて光が収まったとき、花嫁衣装の胸元には、拳ほどの黒い痣が残っているだけでした。

痣は、まるで眠る獣のように、ゆっくりと脈打っています。


イルゼはその場に崩れ落ちました。

マルタは駆け寄り、その体を抱きとめます。

驚くほど軽く、冷たい体でした。

少女は顔を上げ、涙に濡れた紅い瞳でマルタを見つめます。

そこにいるのは、もう伯爵ではありませんでした。

「……ごめんなさい。あなたの血を、あんなに」

「お気になさらず。施しと申し上げましたでしょう」

マルタは微笑み、少女の頬の涙を指で拭いました。

萎れていた白い花が、部屋の隅でひとつだけ、ふたたび頭をもたげました。

扉の外では、影の伯爵が沈黙していました。


(※※※マルタお姉さま、たのもしい。……けど、けっこう満身創痍ですね、もう。)


■■【状態表示】

■Turn 19

場所/時間/目的: グラウフェルス城・尖塔の最上階、花嫁の間/昼下がり(城内は薄暗い)/イルゼの魂を救う(最終目的:ラザール伯の討伐)

PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)

固定ルール: ラザール伯は日中、地下墓所の棺で眠っている(ただし城内の魔物は陽の届かない場所なら動ける)/伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/「伯爵の影」は鏡が映したもので、銀で鏡を割れば消える/「伯爵の影」は花嫁の間に入れない/マルタの首に伯爵の刻印が刻まれた。伯爵はマルタの居場所を常に知っている/伯爵の命の半分は、イルゼの胸の黒い痣として封じられている(滅ぼされてはいない)/イルゼは自分を取り戻した

HP 4 / SP 2 / Tension 5(イルゼを取り戻し、伯爵の半身を封じた)

所持品: メイス、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、聖水×2、エルザの祈祷書、エルザの外套(銀のロケットは扉の敷居ぎわに落ちている)

現在の危機/障害:

扉の外で沈黙する「伯爵の影」と、敷居ぎわのロケット

首筋の刻印と、日暮れとともに棺から目覚める伯爵

■■【行動候補】

1.【安全】花嫁の間で小休息をとる ― 影の入れないこの部屋で、HPとSPを1ずつ回復する/そのあいだに日は傾き、伯爵の目覚めが近づく/コストなし

2.【標準】イルゼに、胸の痣と伯爵のことを尋ねる ― 伯爵の半身を断つ方法や、地下墓所の様子を聞き出す/時間が過ぎる/コストなし

3.【有利作り】メイスの柄を伸ばして、敷居ぎわのロケットを手繰り寄せる ― 敷居を越えずに、銀を取り戻す/影に手元を狙われるおそれ/コストなし

4.【危険】ロケットを拾ってそのまま前室へ飛び出し、鏡を叩き割る ― 影を消して、尖塔からの退路を確保する/弱りきった体で、影と真っ向からやり合うことになる/コストなし


――自由行動も歓迎します。

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