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降臨せし私の気高き竜の誕生です!!


「強き者よ。貴女を信じています。」


「って! ちょいちょい!! 全部私任せ!? まーしゃーない。やるか。……あれ? これって!!」


──装備アイテム『竜の眼:青』入手に伴い、スキル獲得《心眼》《竜翼の飛翔》《竜の咆哮》《ソウルコントロール》《ファイアブレス》


「青の眼?なんだろう。これ……。」


「って!? これ、EX(エクストラ)アイテム!?」


「それに……。今入手したこのEX(エクストラ)スキルヤバいんじゃ!? 絶対序盤に入手するものじゃ、無いでしょこれ!!」


──ウゴゴゴ。


ジャキン!!


「おっ、よっと!!」


そんな独り言を呟いていると、鎧の騎士モンスターに不意をつかれ攻撃される。


──が、ひらりと身を代わしてその攻撃を避ける。


「さて、こっちも反撃させてもらうよー!!」


ピコン、ピコン。


「あ、そういやこのスキル使ってなかったな! よし!!」


── フィン、ジャキン。


「おっーー!! これなら!!」



スキル《分離変形(トランス)》その効果によって槍装備であるトライデント・アタッカーが中心から分離し、2本の槍へと変換される。


「よいしょー!! ええい!!」


──ズガガガガ!!

2本の槍から繰り出される突進攻撃、素早い槍捌きによってモンスターの大半がリリーによって蹴散らされる。


レベル差は5中々に大きいその差をプレイヤースキル、俊敏なキャラコンそして新しく手に入れた《真眼》のスキルによって相手の次の動作までも見抜き、適切なカウンター攻撃で敵をパリィ。


すかさず麻痺した所に追加の一打を食らわせる。


──ウガガガゴ。


爆発による風圧さえもこの眼を使えばスローに見える。相手から見たらまるで未来視。


「……これって……。この目って!!」


──キィン!!


敵の騎士モンスターの生き残りがリリー殲滅の為に動く。背後から不意をつく為やってきた所に真眼の効果が発揮される。


まるで後ろまでも全て見えているかのような動きによって、モンスターは返り討ちに合う。


──ウ、ウゴゴォオ!!


狼狽え、恐怖する敵モンスター。


「凄いじゃん……ぶっ壊れてる?? このスキルやばーーい。発動コストとかあるのかなこれ……後でよくよく確認しないと」


「んー……ふむふむ。特になさそう……。ほんとにヤバい? このスキル……。」


騎士モンスター群の敵達がリリーの圧倒的な強さに恐怖したのか、スタン状態にもなっていないのにも関わらず、その場から微動だにせず動けなかった。


「あっごめんね、待たせて。今一思いにやってあげるねー」


──ザシュゥウウウ。


グオオオオオオオオオオ!!!


ダンジョンの外にすら聞こえるレベルでモンスターが感嘆の声を上げひ悲鳴を轟かせ絶命したのであった……。


──フィオン。ステージクリアイベント《竜の眼》


「あーやっぱり。イベントだったんだ。んー……しかもこの色…。 ランダム発生のレアイベントに、『虹!?』ひゃー。我ながら当たりがすぎるな……。」


クジ運には自信があったリリー。彼女のその特大ラックの腕前は別ゲーを初め、TCG、ソシャゲのガチャ、単純なくじまでも運ゲーには絶対負けない絶対勝つと言う執念が見られる程だ。これも彼女の負けず嫌いが最大の要因だろう。


確率と言う不明確であるその事象に対し、その事柄に誰よりも自信があった彼女はこの結果にやはりこのゲームでも自分はゲームの神様に選ばれたんだと納得、そして嬉しい気持ちでいっぱいになった。


運も実力のうちとは、よく言ったものだ。


「くふふっ……やったぁ!! レアアイテム……それもUR!! こんなんもう、PVPとか私最強過ぎない!? えーヤバいなぁ……ヤバいな。」


「スレとかで絶対私のアイテム強すぎって話題になっちゃうよー〜。わーー。」


「……リリー。今良いですか?」


「……あっ、ハイ。……。」


イリス、霊体の竜であるその存在が隣に居ることを完全に忘れていたリリー。


それを忘れ、1人舞い上がっている所を1から10まで見られていたので彼女のあまり無い羞恥心が久しぶりに発動した。


「へっ……へへっ。きい…。聞いてた?」


「ハイ。バッチリ。」


「ですよねーー。」


……。


……。


……。


虚無が流れる静寂の5秒間。リリーは滝汗を顔に流しなが目を泳がせる。


──こほん。


一瞬の間流れたその静寂を咳払いでかき消し、リリーはこう続ける。


「さ! 行きましょ!! イリス!! あなたの行くべき場所があるんでしょ!! 私連れてってあげる……だから!!」


「リリー。……心優しき人間。貴女が選ばれし者で本当に良かった……。」


「うん!! だから、とりあえずその天空のなんたらだか、まで案内して!!」


「……。しょ、……承知しました。リリー。」


リリーのあまりのおバカ加減で思考に一瞬のタイムラグが発生したイリス、このゲームの世界で崇高な存在とされている者としてそれは当然の反応であった。


── リリーのレアイベントは続く。

まだまだ続きます

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