はぐれ魔族
まだまだ冬の寒さが抜けないアトランテでは
一つ問題が起こり始める。
それは【食糧庫の破壊】
ここ数日、豪雪が幾度も続き、
事前に環境による食料問題に関しては問題のない程に余分がある程度保管されているのだが、
ギルドには食糧庫が何者かに破壊され、中身の保管されている食料が
全て強奪、またはとても食糧としての昨日ができないほどにダメにされている。と言う報告が増えたのだ。
ブレイマン「いったいどうなっていやがる。痕跡が殆ど分からない上に報告だけ増えていきやがる。」
ヒナ「食料庫の中身は殆ど食べられているのですか?」
ブレイマン「そうだ、ただ、食料庫の壊し方も含めて人間には思えない。」
実際食料庫は現世の大型保管庫などに使われるコンテナハウスの様な構造になっており、
扉の鍵を壊せばすぐに開くような作りをしている。
なので簡単な話、鍵を壊せば難なく入ることは出来るのだ。
しかし、今回の事件は鍵を壊すのではなく、壁を鋭利な何かで引っ掻いたかのような、後が残り、そこから根こそぎ食糧が奪われている。
ヒナ「そうなると…」
ヒナは思い当たる節がある様に、目を伏せる。
ブレイマン「ああ、たぶん【はぐれ魔族】の可能性がある。」
この世界にはモンスターも居るが、何とも物騒な響きを出す魔族もいる。
しかし、基本魔族は人間と同じ温厚な種族ではある。
ただ見た目だけが人間ではなく、獣人、竜人などと違うだけ。
そんな魔族も一部では人間と友好な関係を築き、
共に共存もしている。
しかし、はぐれ魔族は話が違う。
魔族の国にも法律や秩序もある。
それをことごとく破り、あらゆる犯罪を犯した者が魔族の国から魂の追放として処刑を執行される。
つまり極悪犯罪者である。
しかし、時々犯罪者が裏の世界のツテを使い処刑から逃げ出した者が、【はぐれ魔族】として人間の国と、魔族の国で指名手配とされる。
ルミナス「このアトランテにはぐれ魔族が入り込んだ可能性があるのね。」
ルミナスはの表情は険悪なものになった。
ヒナ「以前調べたことがあります。
アトランテに侵入したはぐれ魔族による殺害事件。
かなりひどい事件だったと聞きます。」
ヒナの話に静かにルミナスが頷き、ブレイマンは首を振り過去の出来事を悔やむように顔をしかめる。
ブレイマン「あの災厄がまた繰り返される可能性があるのなら徹底的に調べるべきだ。」
ルミナス「そうね。私の方からも主人に伝えます。早めの対策をする方が良いでしょう。」
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過去はぐれ魔族の被害はほぼ全て残忍で残酷なものが多く、元々人間よりも物理的に強い為
彼らにとって軽く叩く行為ですら、首を飛ばしてしまう程の威力がある。
なので悲しい現実にはなるが、その気が無くても相手が死に至る。
約100年前にもアトランテにもはぐれ魔族が侵入し、
50人近くの無抵抗な人間が食い殺されている。
魔族にも数多くの種類が居る。
そして、食事という物も様々ある。
その食事の中に【人間】と言う選択肢が入ってしまっている。
今回はまだ人間に手を出した報告が無いだけマシな方ではあった。
ただ、ギルドでは最優先依頼として
処理を始めた。
まだ見に来てくださってる方がいることに、私としては大変嬉しく思います。
物語の結末までは脳内にしっかり入ってますので、
長い時間はかかるかもしれませんが、
お話を続けていきたいと思います。
また、短編で私の見た夢がちょっとホラー要素ある不思議な夢でしたので、そちらも出せる時があれば出したいと思います。




