黄泉の国はモザイク必須の激戦区だった〜
イザナミちゃんをなくし、悲しみにくれていたイザナギくん。
「さみしい…そうだ!黄泉の国まで、イザナミちゃんを迎えにいこう」
現世のイザナギくんが黄泉の国まで行けるのか。イザナギくんだって神様の端くれ。そういうルートがあるらしい。迎えに行けるのなら、カグツチくん、殺す必要ないんじゃ。可哀想なカグツチくん、
と、いうことでやってきました。黄泉の国。
「イザナミちゃん、まだ、国できてないし、淋しいから戻ってきて」
「え?兄ちゃん、きたの?来てくれるなら、なんで、もっと早く来てくれなかったの。ここの食べ物食べちゃったから帰れないよ」
「そこをなんとか」
「しょうがないわね。ここの偉い神様と相談してくるから待ってて。でも…ぜえーたい!ぜえーたいに!覗いちゃダメだからね!」
「うん、わかった」
でも、あまりの遅さにしびれをきらして、つい、覗いてしまうイザナギくん。美しかったイザナミちゃんはモザイクをいくつもかけても足りないほどにひどいことになっていました。
「わあ~!」
思わず逃げ出すイザナギくん。
「よくも私に恥をかかせたわね。許さない!」
「そんなこと言ったってイザナミちゃん。だいたい、君、ここの神様と相談してたんじゃないの?」
「そんな細かいことはいいのよ。やっておしまい。醜女ちゃんたち」
追いかける醜女ちゃんたち。逃げるイザナギくん。
髪飾りを投げつけると山ぶどうになり、醜女ちゃんたち、お腹が、空いていたのか、山ぶどうを食べはじめました。ですが、すぐに食べおえて、また、追いかけてきます。櫛を投げつけるとたけのこになりました。
たけのこご飯を炊きはじめる醜女ちゃんたち。
よし、このすきに逃げよう。しかし、たけのこご飯を食べ追えるとふたたび追いかけてくる醜女ちゃんたち。えっと、他にないのか、桃がある。桃を投げつけると追いかけてこなくなりました。
よかった。桃のパワーすげえ。パワー!パワー!某筋肉自慢の芸人のように唱えながら走っていると追いかけてきたのはイザナミチちゃん。
「なんで、なんで、イザナミちゃん、なんで、君、この世界でそんなに力持っているの?そんなに力持ってるなら、ここの神様に相談しなくても自力でここ抜け出せるんじゃ」
「そんな細かいことはいいのよ。女に恥をかかせた兄ちゃん、許すまじ!」
「やだ、怖い…来ないでイザナミちゃん」
マ◯リーック マハ◯ーック ◯ンバラ◯◯ン 再び。現れる大きな岩。
「どうだ。これで追いかけてこれないだろう」
「兄ちゃん、そんな事するなら、一日、私、1000人の人、殺すから」
いつ、人間できたんだ?
「じゃあ、僕、1500人、生むから」
と、いうことで、人間はなくならないのです。毎日500人ずつ増え続けることになり、それが今でも問題になっている人口爆発問題に。
つづく




