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『アホ神話ーしょーもなと笑ってください【古事記コメディ・神様たちの黒歴史】』  作者: 杉勝啓


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おもてなしと一目惚れで使者を全滅させた出雲の懐柔作戦と、天界から降ってきた邪心の矢

「どうする?オオクニヌシくん」

「よし、懐柔作戦だ」

「懐柔って?」

「使者が来たら、おもてなしをして帰ってもらおう」


やってきたのはアメノホヒくんという神様でした。

オオクニヌシくんたちから歓待をうけたアメノホヒくん、三年も天界に帰りませんでした。


「な…何?なんで三年も経つてるの?遅くない。次の使者行きなさい」


やってきたのはアメノワカヒコくんという神様。

アメノワカヒコくん、オオクニヌシくんの娘のシタテルヒメちゃんを見て、一発で恋に落ちました。

「お父さん、ボクにシタテルヒメちゃんをください」

「いいだろう」


シタテルヒメちゃんとの甘々生活を堪能するアメノワカヒコくん。八年の歳月が経っていました。


「な…何?なんで八年も経ってるの?遅くない。次の使者行きなさい」

「アマテラス様、少しお待ちください。アメノワカヒコくんの真意を確かめてはいかがでしょう」

「それも、そうね」


雉くんを派遣しました。


そのころ、アメノワカヒコくんはシタテルヒメちゃんとのラブラブ生活を過ごしていましたが、その前に現れた一羽の雉。

「この鳥は不吉だから、殺っちゃいなさい」

と、アメノワカヒコくんをそそのかすアメノサグメ。


アメノワカヒコくんはアマテラスちゃんより授けられた弓矢で打ち殺してしまいました。その矢は天界まで届きました。


「何?これ?私がアメノワカヒコくんに授けたやつじゃない?」

「アメノワカヒコくんに邪心がないならあたるな、邪心があるなら当たれ!」


アメノワカヒコくんは矢に貫かれてお星さまになってしまいました。


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